離婚話で「旦那軸」になってしまっているときにまずすべきこと。



「他人軸」(旦那軸)になってしまうと何が問題かというと、自分の気持ちを優先できなくなって相手のことばかりを考え、どんどん依存して、執着が強まっていく点なんです。
だからこそ、まずは自分軸を確立し、執着を手放し、今できることをする、という意識を持つことが大切なのです。
そうすると「悟ったような心の状態」がやってくるのです。

根本先生 こんにちは。先日、福岡zoomの罪悪感に参加したUです。

私自身の罪悪感でセミナーに参加して、初めて、うちの主人は罪悪感の塊りでは・・・と気がつき、罪悪感の強い主人との、やり取り(LINE)ついて困っておりまして、ご相談させて頂きました。

主人とは、スピード婚で結婚し、結婚と共に、仕事を辞めて、引越しし、慣れない環境でのストレスもあり、喧嘩ばかりで、同居して4ヶ月で別居、そこから1年ちょっと経ち、今は離婚について一方的に話しを進められている状況です。
別居している為、やり取りは主にLINEです。
普通のLINEは出来るのですが、自分の考えを述べるシュチュエーションのある時や、相談など、意見を交換し会いたい時、お互いの正しさや、価値観の絡む話は、全く出来ません。毎回、揉めに揉めます。

少し心の勉強をしている、私から見ると、主人は事実ではない、妄想に怯えて、それから自分を守る為に、私に攻撃を仕掛けてきている・・・そんな感じがします。
私から見て、主人は、怖いんだな・・・、ほんとは愛されたいんだな・・・と感じるので、会話の内容はさて置き、優しく受けとめたり、愛してるから大丈夫だよ・・・という雰囲気をつたえてみても、は?!違う!!と怒られ、

かといって、俺の質問に答えない!と怒るので、質問や、話の内容に忠実に答えても、違う!!と怒られて、
あまりにも主人の言ってることが変だから、私が笑ってしまうと、ブチ切れられ、

いつも結末は同じ・・・
私が人の気持ちを考えられないから、俺とは会話が噛み合わない!
俺の言いたいことが伝わらないのは、お前のせい!
あと、LINEのやり取りの何日か前に、何か、私に指摘された事があったとしたら、それと同じ内容を私に言い返してきますので、わかってもらえてないんだ…と、ガックリします。

ほとほと疲れ果てて、私が謝るまでLINEは終わる事がありませんし、主人の怒りが覚める事はありません。

私は、主人と、普通にコミュニケーションが取れるようになりたいです。
セミナーで先生がおっしゃっていた、愛にフォーカスして、愛でつながる方法がわかりません…
彼の奥には自分を守りたい、という、自分への愛しかない気がして、愛にフォーカスした所で、先生がおっしゃってたように、素敵、そんな彼が私も大好き、とは、なれません。

あと、先生が、彼は怖いんだなーと思ったら、距離をとってあげる、とおっしゃっていた事の具体的な方法も、私にはわかりません

私と主人には実際には、距離があるし、例えば、LINEを読んでも、なんか巻き込まれそう…と感じたら、返事を返さない…とかでしょうか?

私は主人と関係性を良くしたいです。できれば、離婚も回避したいです。

どのように対応してあげれば、怒らせずに済むのか?
スムーズにコミュニケーションが取れるのか?

ぜひとも教えて頂けませんでしょうか?
(Uさん)

まあ、人は「欲求」が強く入るとなかなか冷静に動けなくなり、目の前のものも見えなくなることだって珍しくありません。

3日間砂漠を放浪していて喉がからからに乾いたならば泥水だって飲んでしまうでしょうし、男に飢えまくっている武闘派女子ならダメンズとうすうす気づきながらも貪り喰ってしまうでしょう。ああ、こわっ。

Uさんの↓の気持ち、けっこう強いのかなあ、と思うのですが、いかがでしょうか。

>私は主人と関係性を良くしたいです。できれば、離婚も回避したいです。

時にこうした思い(欲求)は「人質を取られた」かのように動作することも多いんです。

皆さんもこんな体験ありませんか?

「彼のことが好きだから、嫌だけど渋々彼の言う通りにする」
「彼に嫌われないために、言いたいこともやりたいことも我慢する」
「彼といい関係になりたいから、自分を出さずに彼に合わせる」

これは「彼のことが好きだー!!!」という思いが「彼と別れたくなーい!!!」という欲求に転化し、その気持ちが人質に取られて「渋々彼の言う通りにする」ということをやっちまうわけですね。

・・・まあ、なぜか武闘派女子のみなさまは職場でそんなことをされようもんなら、ビルをぶっ飛ばさん勢いで上司に猛烈に反発するクセに、好きな男の前では急に「乙女」になるんですものね。まあ、不思議なものですねえ(遠い目)

だから、Uさんの「主人と関係を良くしたい、離婚を回避したい、好きなんだー!!!」という気持ちは全然OKで素敵なんだけど、でも、逆にその気持ちがある故に、かえって自分を苦しめてしまっているのかな、とも思います。

その苦しみを作るひとつが「他人軸(旦那軸)」になってるってことですね。

Uさんの文章を読み返してみると分かると思うんですけど、「私」よりも「主人」が主語になっているものが多いのが分かりますよね?

それは「旦那と仲良くしたい」という気持ちがあるがゆえに、「自分の気持ち」よりも「旦那のこと」を優先してしまっている証と言えます。

それでもまだUさんの文章には「私は」と自分が主語になっている文章が多いですから、まだ全然マシなんですけど、他人軸(旦那軸)がだいぶ進んじゃうと「私は」が一度も出てこなくなったりします。

でも、どうでしょう?
Uさんは、自分がそれくらい旦那軸になってしまってることに気付いていたでしょうか?
つまり、それくらい「私」よりも「旦那」を優先していることに気付いていたでしょうか?

他人軸(旦那軸)になってしまうと、当然ながら、軸は自分じゃなくて旦那ですから、振り回されますし、自分も地に足が着かずにふわふわしてしまいますし、どんどん依存的になって苦しくなるものです。

だから、「自分軸」を取り戻しましょうね、という話をよくしています。

「私は私、夫は夫。私は私で幸せになるし、夫は夫で幸せになれる。私は私の道を生きるし、夫の選択を私は支持する」あたりのアファメーションを日々100回くらいしてみると良いでしょう。

また、お気付きの方も多いと思いますけど、そうした旦那軸な状態だとどうしたって執着心がめちゃくちゃ強くなるものです。
だから、「旦那への執着を手放しましょう!」というのは王道中の王道です。

ということで、この辺の「本」「DVD」辺りでガッツリ手放してみるのは重要だと思うんですな。(すかさずステマ活動に勤しむN氏)

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)

>セミナーDVD『本気の手放しワーク』

>セミナーDVD『手放す愛で夫婦関係に奇跡を起こす~愛で問題を解決するセミナー~』

そういう時にセミナーの中でもお伝えした「距離を取るといいですよ」という話をするんですね。
お互いの(心理的)距離が近すぎるから、いろいろと問題が起こるわけです。特に罪悪感が強い場合は癒着だってしやすいです。
となると、やはり「距離を取りましょう」と提案するわけです。

これは心理的なものなので、先ほどの「自分軸」を確立していくのも「距離を取る」方法の一つですし、また、Uさんが書いていらっしゃるように

>例えば、LINEを読んでも、なんか巻き込まれそう…と感じたら、返事を返さない…とかでしょうか?

ということもその手のひとつです。

「自分軸で過ごせるようになるまでは自分から夫へ連絡しない。ただし、事務連絡を除く」としても構いません。

で、そうした距離を取りましょう!という話をすると、「それじゃあ、旦那の気持ちが離れてしまう」とか「離婚になってしまう」という不安や怖れや疑問が出てくる場合が多いのですが、それがまさに「執着」であり、「旦那軸」であり、「依存」している証なので「頑張り時」ですね。

つまり、自分から連絡しなかったら旦那の気持ちが離れてしまう、と思うこと自体が「状況ならびに旦那さんの気持ちをコントロールしようとしていること」ですし、また、「じゃあ、自分から連絡することで旦那の気持ちを留めておけると思ってるの?」と思えば、「いやいや、不安だから連絡することでその気持ちを紛らわしてるだけ」という背景が見えてきます。

つまり、執着している、旦那軸である、依存している、などの状態では、何をやっても「自分の不安や怖れを何とかしたいための行動」なので、「相手(夫)のため」ではなく、「愛」でもありません。

そんなときにあれこれ旦那さんに手を繰り出しても、それは旦那のためではなく自分の欲求や不安のためですから、まあ、うまくいきませんよね。
だから、「距離を取った方がいいですよ」という提案に結びつくんです。

そうして自分軸を確立していくと、旦那さんの行動を客観的に見れるようになっていきます。

Uさんがこのメッセージを下さって1か月半ほどたっているので、今のUさんが自分の文章を改めて読み直したら、当時とはまた違う気持ちになるかもしれません。
(つまり、この1か月半で、手放しなり、自分軸なりが進んでいたらいいなあ、と思っているんです)

そうすると、

「ああ、少なくても旦那さんは私の言葉なり、罪悪感なり、何なりに脅えていて今はちゃんとした話ができる状態じゃないんだな」

ということが分かってきたり、

「被害者になっているのか、殻にこもって出てこない状態なんだな」

ということが見えてきたり、

「もしかしたら私は旦那に対して上から目線で接しているんだな」

ということに気付いたり、

「今はお互い自分の主張が正しいと思って、それをぶつけ合っているだけでほとんどかみ合ってないんだな」

ということを受け入れられるようになったりすると思います。

「だいぶすれ違いが大きくなって、今はちゃんと会話ができる状態じゃないんだな」と分かれば、もう少し距離を置こうと思えるでしょうし、直接話ができないのであれば間に誰かを入れた方がいいだろうな、とも思えるでしょう。

また、そうして自分軸を確立していって、ようやく「愛」の領域に入ることができるんです。
執着している気持ちが強い時は愛にはつながれませんね。

「旦那さんがまだ話をする準備ができていないなら、それを待ってあげるのも愛だよね」

「彼の成長や変化、そして、彼の中にある愛を信頼してあげるのが愛だよね」

「旦那さんが幸せになれるんだったら、別れてあげるのも愛だよね」

なんてことも分かってくるかもしれません。

そして、「今できることしかできない」わけですから、改めて「自分を愛する」なんてことをやってみてもいいでしょう。

旦那を愛したかったら、まず自分を愛しなさい!というのは定説ですよね。

そうすると「自分を愛するって何?」ってことになるでしょう?
ぜひともそれをあれこれ考えてみてください。
答えは無限にあります。

自分が嬉しいことをする。
自分が気持ちいいことをする。
自分を喜ばせてあげる。
自分が笑顔になれることをする。
自分が心地よく過ごせる時間を作ってあげる。
自分に優しくして会える。
自分の魅力をどんどん磨く。
自分の女らしさをどんどん解放する。

まあ、ほんとたくさんありますね。

そうして、自分自身に向けてできることをやっていくと、だんだん「なるようになるかー!」と大船に乗った気分でいられるようになります。

その状態が「この問題を受け入れた」と言える状態で、「腑に落ちた」とか「手の内に入れた」ともいえる状態です。

この状態になると「状況は悪くなっているように見えるけど、何とかなりそうな気がするんです!」と希望が勝手に湧いて出てきます。

だから、Uさんも皆さんも、まずはここを目指していきましょう!

★下のvoicyで流している音声を「Youtube」にもアップしてみました。
https://youtu.be/10JjDjtynqc

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
「別れ話から他人軸になってしまったときにすべきこと。」
https://voicy.jp/channel/962/77238
 

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