自分の周りの自己価値をあげてあげるにはどうしたらいいのでしょう?



面倒見が良い人ほどあれこれしてあげたくなっちゃうんですけど、それだとコントロールになったり、本人の意向を無視しちゃうことになったりしますよね?
相手が受け取れなくても褒めてあげることもお勧めな方法ですが、大原則は「自分が見本になる」ということではないでしょうか。

先日、自己価値を上げるセミナーに参加させていただきました。

私は根本さんのブログや書籍のおかげで、自己価値が最近少し上がってきたかな?と思いつつ参加しました。根本さんがおっしゃっていた簡単に上げる方法のうち、自分がいくつかやってるなーと気づけてセミナーのとき嬉しくなりました。
翌日「ありがとう」も10回達成しましたよ。
そして、このセミナーを受けたきっかけの一つに、私以上に自己価値が低い、価値がわからないと嘆いている人が身近にいます。その人の力になれたらなぁと思っています。
でも、こうしてあげたい!と思って何か行動を起こすとコントロールしようとしているみたいだし…
さっそく学んだ事の実践として、自己価値あげるべく、自分をほめる、他人をほめるの他人をその彼にしてみてほめてみたらありがとうと感謝はしてくれたものの何だか重たそう…自分も彼も上がるなら一石二鳥やん!と思ったのに。

私のほめ方の問題?コントロールしようと意識が働いてますか?そこに欲が見え隠れするからでしょうか?

自己価値を高めるべく他者が働きかけても受け取れる態勢でないと難しいものなんでしょうか?
最後は自分の意識だろうとは思いますが何かきっかけになれたらという思いです。
ネタにしつつご指南いただけると嬉しいです。
(Mさん)

お!それは素晴らしいですね~♪いいですね~!

>翌日「ありがとう」も10回達成しましたよ。

参加されてない方に説明すると、「意外と10人の人にありがとうを伝えるのって難しいよね」(接客業以外の人)という話がありまして、つい「すいません」とか「どうも」と言っちゃうことって多くないですか?

だから、1日10人の人に「ありがとう」と言ってみよう!という課題があるんです。
気分もよくなるので皆さんもお試しください。

>そして、このセミナーを受けたきっかけの一つに、私以上に自己価値が低い、価値がわからないと嘆いている人が身近にいます。その人の力になれたらなぁと思っています。

それもまた素晴らしいことですねー。
みなさん自身もそうかもしれませんが、皆さんの周りの人にもそんな方、多いんじゃないでしょうか?

ちなみに「自己価値」というのは「自分には価値がある」とか「自分は価値がある存在だ」という認識のことで、具体的にどんな価値があるかは問われません。

「自己肯定感」と似てますが、こっちは「自己価値を認められない自分も肯定する」という禅問答みたいなことも入ってきますのでちょっと意味は違います。

けどまあ、ほとんど同じと思ってもいいと思います。
その他、自己効力感(自分が役に立っている、役に立てるという感覚)とか、似た言葉はたくさんありますね。
特に専門家でないならば、「まあ、似たような意味だわね。」と思っていただけたらと思います。

さて、Mさんはブログとか本などをよく読んでくださってるんですねー。
ありがとうございます~♪

>でも、こうしてあげたい!と思って何か行動を起こすとコントロールしようとしているみたいだし…

確かにそうなんですよねー。

身近な人であればなおさら「何とかしてあげたい!!」と思うものですし、情熱系女子は「あたしが何とかしたる!!」とねじり鉢巻きを締めちゃったりするので、大いにコントローラーに変貌する危険性がありますね。

コントロールってのは、相手の意志や感情を無視して(誤解して)、自分の思いや意志の通りに動かそうとすることです。

「支配」とも言います。相手を言いなりにするような。

「あんた、自己価値低いなあ。そんなんやったらあかんで。ほんま。もっと自分のこと褒めて、好きなことやって、笑顔でいたらええねん。やってみ!」

さて、これはコントロールでしょうか?それとも違うでしょうか?

まあ、文面だけだと語気とか伝わりにくいので難しいかもしれませんが、実はこれだけだとコントロールか否かは判別しにくいもんなんです。

これがコントロールになるには「あたしの言う通りにせんかったらしばくで!」という思いが入っているときです。
そういう思いが入ってるときは、しばらくすると「この間のアレ、ちゃんとやってる?え?やってへん?なんでせえへんねん!」と怒ってしまうんです。

単に「やってみ!」だけでしたら「提案」の範囲でして、相手は押し付けられているような気はしないかもしれません。
しかし、そこに「あたしの言う通りにせんかったら・・・」という欲が入っているとするならば、それはコントロールになります。

もちろん、相手がそういう話そのものを望んでいないのであれば、その提案は押し付けになっちゃいますけどね。

そういうわけで、根本先生は「どうしたいの?」って意志をお聞きすることがものすごく多くなるわけです。

で、Mさんがされたように「その人を褒める」ということはとてもいいことだと思います。
けど、ちょっと相手の気持ちになってみましょう。

今まであまり褒めてくれなかった人が急に褒めてくれたらどんな気持ちになるでしょう?
自己価値が低い人が急に誰かから褒められたらどんな気持ちになるでしょう?

ええ、そりゃあ、重たい空気にもなりますわー。
受け取れませんわー。

Mさんが価値を伝えて「え?ほんまー?めっちゃ嬉しい~♪もっと言うて~♪」とか言ってくる奴はそもそも自己価値が高いわけで、そうじゃない人は「え?そんなことないわ。誰のこと言うてるん?」と拒否反応が出るのがふつうだと思います。

だから、“受け取ってくれないことを前提で伝える”ということがお勧めです。

昨日の個人セッションでも「○○さんってほんとはこうで、ああで、こんな魅力がある人なんだよねー」って伝えたら、一瞬フリーズされておりましてね。その後に「それって私のことですか?」という質問が返ってきました。

ま、そんなもんだよね。

だから、種に水をあげるように気長に続けてみることがお勧めです。
むしろ、最初そんなに重たい空気、拒否反応が出るんだったら、これからの成長、変化が楽しみですよねー。

その人が笑顔で「だろ?だろ?俺もそう思うねん。もっと言うて」とか言ってくれる日をヴィジョンにしましょう。

で、そうした価値を伝えたり、感謝を表したりということは誰かの自己価値をあげるお手伝いをする上ではとっても役立ちます。

それと同じくらい大切なことが「リーダーシップ」、すなわち、「見本」です。

自分自身がどんどん自己価値をあげていくこと。
そして、その姿をその人に見せてあげること。

つまり、自分自身が「見本」になってあげるんです。
アパレルの店員さんがその店の服を着てモデルになっているように。

自己価値があがるとこんなに笑顔が増えるんだー。楽しいことが増えるんだ―。将来が楽しみになってくるんだよー。毎日楽しいよー。

そんな姿をその人に見せてあげるんですよね。

大人になると「自分のタイミング」というものを持ちたがります。
「自分に価値が認められないなあ」と思っている人が、みんなすぐに自己価値をあげたいとは限りません。

人によっては誰かに対する復讐のために自己価値を低く抑えたままにする、という作戦実行中の方もいらっしゃいます。

「自己価値上げたいんだけど、今じゃない」みたいな判断をされてる人もいます。

でも、そんな人たちが「もういい加減、自分をいじめるのは辞める!自己価値あげる!」と思い始めたときに、「あ、そういうえばMちゃん、だいぶ変わったよなー。どんなことしたのか聞いてみよう」と思って質問してくれるんです。

そしたらいっぱい教えてあげられるでしょう?
そして、彼らはそれを素直に実行すると思いません?知りたいんだから。

つまり、自分の周りの人の自己価値をあげてあげたいと思ったら、まずは自分自身がより自己価値をあげて幸せになることを目指すのがお勧めなんですね。

自分もよりハッピーになるしね。

★ちなみにMさんが参加された「自己価値を簡単にあげる方法講座」はこちらで動画配信版を販売中です!サンプルも見れます!

https://vimeo.com/ondemand/20190919cocoro

自分以外の人の自己価値をあげてあげるにはどうしたらいいのか? – ココロノオフィス根本裕幸
https://voicy.jp/channel/962/58735

今日の話を無料アプリのvoicyで音声で聴けますよ!

★自己価値もあがる、自己肯定感をあげる本。

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

★自己価値をあげるお手伝いをさせていただいております。
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