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子ども時代に早く自立して、何でも自分ひとりでやるようになると、いざ助けて!と言っても、周りは引いてしまうものです。
普段から「助けられ慣れ」しておくことも大事なことですが、そうした自立を手放すこともひとつのやり方です。
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何か機会があれば、ネタとして頂けますと幸いです。
私は、いつも一番大変な時こそ誰も助けてくれないじゃん!結局私が一人でなんとかして生きのびる道を探すしかないんでしょう!という気持ちがあり、どういう風に癒やしたらいいのでしょうか?
私は、幼少期に性犯罪にあい、幼馴染からも性的なイタズラを受ける等、いくつになっても邪な感情を持って近づいて来る人が未だにいます。
あり得ないお偉いさんから直にお誘いが来たり、別居と知るやいなや私のマンションに来ようとした輩もおりました。さして特別な容姿もなく若さ溢れるギャルでもないのに愛人キャラだったりエロキャラ扱いです。
好きな人に映る自分がそうであってもいいのですが。
私のある一定の境界線をこえて近づいてくる男性に対し、自意識過剰みたいですが、アタシの体が目的なのね?きっも!と嫌悪し、すれ違いざまの目線だけでも人によっては殺意に似た警戒サイレンが鳴ります。
命を奪われる空襲が来るかのような重苦しいサイレンが鳴り響くのです。
おかげさまで本当にやばい時ほど一人で抱え込みがちで、助けてという発信すらできず、さらには助けのない状態にし、自分が煮崩れしていることすら気付かず、ゾンビみたいになっても自分一人でなんとかしようと働いてしまうタイプです。
昔から姉が問題児でヒステリックな祖母もいたのでこれ以上私が親に迷惑をかけてはいけないと思って生きて来ましたし、あなたは手のかからない良い子という謎感謝も受けて来ました。
助けが全く入っていない時ばかりではないのですが、自分が求めているような助けではなかったりするのです。
類似記事もあるかもしれませんが、根本先生のお目に止まったら嬉しいです。
(Kさん)
丁寧で謙虚な方ですよね。お話のあちこちにそんな気品が伝わって来るようです。
「上島理論」をご存知でしょうか?
人間心理を語る上でたいへん重要なもので、皆さんもぜひ知っておくと役立つ理論だと思います。
詳細を解説します。
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目の前に湯気が湧きたつ熱湯風呂があります。
その淵に手を掛けた人がこう叫ぶんです。
「押すなよ!押すなよ!絶対押すなよ!」
そうするとその人の相方が思い切り彼を熱湯風呂に落とすんです。
つまり、「押すなよ!」は「押してよ!」という意味で伝わるのです。
この心理を発見した上島竜兵氏にちなんで「上島理論」と呼ばれています。
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・・・。もっと学術的な文章にしようと思ったんですけど残念ながらそこまで語彙力がありませんでした・・・。
まあ、別名「ダブルバインド」って言うんですけどね。こっちの方が心理学っぽいです。
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よくセッションで「小さい頃から痴漢に遭ったり、性的被害に遭って、ほんとうに嫌な思いをしたんでそんなことにはなりたくない!と強く思っているんですが、未だにそういう目で見られたり、不用意に近づいて来たりする人がいるんです」という話を伺います。
そのとき冗談めかして、上記の上島理論の話を持ち出すんです。
「男の人に対して『近づくなよ~、絶対、あたしに近付くなよ~』って思ってない?」って。
「脳にはNoはない」と言いますが、私たちの脳は否定語を理解できないようで「近付かないで」は「近付いて」という意味で理解されてしまうようなのです。
つまり、「○○にならないように」という思いは「○○になりますように」という思いとイコールだというのです。
簡単な実験をすると、私が今から言うことを皆さん必ず実践してくださいね。
「今、決して後ろを振り向かないでください。」
途端に後ろが気になり始めると思いません?
これは「怖れ」という感情が影響していまして、「後ろを振り向かないで」と言われた瞬間に「後ろに何かあるのでは?」という怖れの感情が動き、「確認したくなる」わけです。
つまり、「近付いて欲しくない」と思うのは、「近付かれたら困る」という思いが背景にありまして、その「近付かられたら困る」と思っているときは、「近付かれたときのことをイメージしてる」ということですよね?
つまり、「近付かないで!」と思っているときは「近付かれたときのイメージワークをしている」ということになるんです。
だから、そういう時は「私は守られている。私は安全。」という意識を持ってみたり、「近付かれても大丈夫。」と思ってみたりすることをお勧めしています。
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さて、本題から少し離れてしまったのですが、
>私は、いつも一番大変な時こそ誰も助けてくれないじゃん!結局私が一人でなんとかして生きのびる道を探すしかないんでしょう!
こう思っていらっしゃる方も実際は少なくないんじゃないでしょうか?
私もよく伺います。
Kさんもそうなのかもしれませんが、そういう方はとても怒りを強く持っていて、社会なり、周りの人なりに攻撃心を持ってることが多いですよね。
もちろん、それは何らかの被害に遭った経験がそうさせていて、自分を防衛するための怒りであったりするわけですけど。
その痛みがまだまだきついと、怒りも強くなるし、周りの人に対して攻撃を繰り返してしまうんですが、そうすると当然ながら「孤立」してしまうものです。
また、そうした被害に遭ったことや、大人になってからも「身体が目当てなのね!」と人が自分に近付くことに抵抗があるとするでしょう?
「助ける」というのは当然ながら「近付く」必要があるのです。
分かりやすく言えば普段「近付かないで!」と言ってる人が、いざというときに「助けて!」と言っても、どうしようもなくね?というお話なのです。
>助けが全く入っていない時ばかりではないのですが、自分が求めているような助けではなかったりするのです。
自分が求めてるような助けを与えてくれる場合ってそんなにあるのかな?とも思うんですけど、人が怖い、心を開くのが怖い、距離が縮まるのが怖い、などの思いがあると、どうしても「審査・検査・調査」と言った警戒心が働くものです。
まさに「命を奪われる空襲が来るかのような重苦しいサイレンが鳴り響く」わけです。
これがKさんが助けを求めている最中も鳴り響いていることにお気付きでしょうか?
助けに来た人をそこでチェックしてしまうんです。
「ええー、ほんまに君はあたしを助けたいんかな?その動機は何?」
「ほんまにあんたにアタシが助けられるんかな?証明してみ?」
「助ける言うて、体が目当てなんちゃうん?ほんまに?」
そういうチェック(テスト)が入ると、たいていは「害のない人」だけが通ることになっていまして、結果、「ちょっとその助け方違うわよ」ということになるんです。
また、こうした不信感、警戒し、対人恐怖というものがあると、当然ながら「相手に身を委ねる」ということができなくなります。
つまり、信頼、ができなくなり、期待、になっちまうわけです。
ということで、期待は裏切られる、の法則により、「全然助けてもらえない!」という現実が作り出されるわけです。
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じゃあ、そこをどうしていきましょうか?って話ですけど、簡単に言えば、その怒りをどう処理するか?どう相手をゆるすか?という話になるんです。
男たちへの怒りはもちろんですけれど、もしかすると、それと同等、あるいはそれ以上に厄介なのは
>昔から姉が問題児でヒステリックな祖母もいたのでこれ以上私が親に迷惑をかけてはいけないと思って生きて来ましたし、あなたは手のかからない良い子という謎感謝も受けて来ました。
こっちかもしれません。
男性との問題については書かれていますが、年上の女性(=姉の投影)、ずっと年上の女性、もしくは権威的な女性(=祖母の投影)との間で揉めることはありませんでしたか?
例えば、女上司とそりが合わねえ、とか、年上の顧客とトラブルになりやすい、とか。
随分と我慢して来られたんですよね・・・。
アンダーグラウンド、という話をよくするのですが、相当頑張って良い子をしていたとするならば、そのストレスがアンダーグラウンドに入り込んでしまっているところもあるかもしれません。
「あなたは手のかからない良い子」という評価は、ある面では嬉しいことですが、それによって「いい人」をせざるを得なくなる苦しみも同時に発生します。
それはとても辛いことで、悲しいことですし、その上で、性的いたずらが連発していたのであれば、Kさんが心のうちに溜め込んだ苦しさは相当なものでしょう。
しかも、それを身近な家族に「迷惑をかけたくない」と封じ込めるわけですから、相当そこで自立されたんだろうと思います。
そして、そこで頑張って自立した煽りで「肝心な時に誰も助けてくれない」というふうになるのはまことに皮肉なものです。
もしかすると、Kさん自身の中に姉や祖母と共通するものを感じることはありませんか?
彼女たちはそれを出したのだけど、Kさんはお母さんのために出さなかったのかもしれません。
そういう風に見ると、Kさんはまこと愛の人で、そうやって家族を守ってこられたのだろうと思います。
このパターンは恋愛や仕事でも出てきていませんか?
そうして気が付けば孤軍奮闘するのも、そうした抱え込み症候群が原因なのかもしれません。
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Kさんは自分が女性的な魅力にあふれていることをきちんと受け取っていらっしゃるでしょうか?
>さして特別な容姿もなく若さ溢れるギャルでもないのに愛人キャラだったりエロキャラ扱いです。
という話も、「まあ、それだけあたしがセクシーダイナマイトだからねえ。男はそう思うわな。ぐふふふふ。」と受け止めていらっしゃるでしょうか?
女性的な魅力があるから、セクシーな雰囲気だから、そんな風に見られる、、、というのは「価値」ですよね。
それを「自分を傷つける証明」のために使っていませんでしょうか?
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さて、じゃあ、どこから手を付けたら良いかと言うと、まずは、性的ないたずらをした男たちを許せ、とは申しませんが、少なくてもそこで傷ついた女の子は救ってあげなきゃいけません。
また、我慢して良い子をしてきた過去の私もまた救ってあげなきゃいけません。
こう言うと元も子もないかもしれませんが、その子を助けられるのは自分自身だけですし、もっと言えば、自分を助けられるのは自分だけです。
誰かに「手伝ってもらう」ことはできてもね。
さて、その傷ついた幼い私、家の中で我慢してる幼い私をただ抱きしめてあげましょう。
その寂しさや辛さを聞いてあげましょう。
Kさんならきっとその気持ちは分かるはず。
ある意味、今の自分だってそう感じるときがあるはずですから。
また、その怒りを吐き出すべく「御恨み帳」をぜひご活用ください。
性的いたずらをしてきた人や家に来ようとした男だけでなく、姉、祖母、母の3人に対しても心の中にある感情を吐き出すといいと思います。
御恨み帳が何冊にもなっちゃうかもしれませんが、それだけ怒りを溜め込んでいた証拠。
数か月続けて見ればずいぶんと楽になると思います。
ぜひ、お試しください。
そして、それだけの魅力がある、愛の人であることをぜひ受け取ってください。
★自己肯定感をあげるワークショップ。
ワークショップ『自分を愛する、ということ』
札幌:7/13(土)15:00-18:00
仙台:7/15(月祝)15:00-18:00
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6/23,24 軽井沢プレミアム・リトリートセミナー
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