自立的男性は基本、女性を喜ばせたい生き物。



たまには男性心理について。
そう、私も男なので男性心理にはちと詳しいのです。
(あら、あんたたち知ってた~♪)

そもそも「自立」すると「与える」ということに意識が向き、誰かを喜ばせたい、誰かの役に立ちたい、誰かを幸せにしたい、という思いが強くなります。

本来「仕事」というのはその「与える」ことが主になっているので、仕事を頑張ってる人、仕事好きな人は必然的に「与えることが好き」とも言えます。

ということで、私の主要読者層であられる自立系武闘派女子たちが血眼になって追いかけているロックマン氏や野良猫男子の一部は、本来「与えたい人」ということが言えるんです。

「与えたい人」というのは「与える」ということに意識が向くので、当然ながら「受け取り下手」となります。

なので、時に自立系武闘派女子と自立系男子の恋愛は「どっちがいかに与えるか?」という“競技”になりやすく、そこがうまく行かない理由になってることもよく見受けられます。

それで「女性性を解放して受け取り上手になって、愛され女子になろう!」というスローガンを掲げるのですが、自立系武闘派女子たちは「さらにいい女になる」というテーマに関しては喜び勇んで馳せ参じるものの、「受け取る系」の話をした途端、拒否反応を示してあちこちにゲロをまき散らすシーンが私のセミナーではよく展開されているものです。

で、男性心理の話。

与えたい自立系男子にとって嬉しいのは「受け取り上手な相手」。

受容と供給が一致するわけですね。

だから、「受け取る」ということを主要品目に挙げている夜のお店にそんな男性陣は喜び勇んで馳せ参じるわけです。

結婚して子供ができ、何年か経つうちに、かつては受け取り上手だった女子であっても自然と自立していきます。
そして、子どものことや家のことでいっぱいいっぱいになってくると、パートナーに不満を持ったり、ぶつけたり、投げつけたりするようになると同時に「受け取る」ということを忘れてしまいます。

つまり、事情はともあれ受け取れなくなってしまうんですね。
そうすると彼はもっと受け取ってくれる相手を求めて徘徊するようになるんです。

もちろん、そこでは最強の受け取り上手な生き物である「子ども」にその喜びを転化できる人もいますが、そうすると「パパとして与えることはできるけれど、男として与えることはできない」という不満が心の中にくすぶるようになります。

それが寂しさを生み、居場所の無さを生み、そして、無力感を作ります。
そうすると奥さんとの関係に壁が生まれるようになっていくんです。

そこで「仕事」という与えれば与えるほど成果が出るブツにハマる人も多いですね。
「うちの人は仕事ばかりして、全然家庭を顧みないんだから」という奥様たちの不満も溜まる今日この頃ですが、そういう心理で読み解くこともできるわけです。

また、男性は「釣った魚にエサをやらない」という習性をもつ人も多く(その理由はまた別の機会に)、「こいつは俺のものだ」と思った瞬間、サービスレベルが著しく低下して、別の釣り堀に出かけちゃうこともよくあります。

だから、「釣ったように見せかけて釣られないようにする」というのが、彼の心をずっと引っ張っておく秘訣になるんですね。
そのためには「自分の気持ちを大事にして、好きなことをして、自由に振る舞う」ということを私は推奨しているわけです。

さて、与えたい自立男性陣ですが、時に与え方が大変不器用なタイプもよく出くわします。
男性は感情よりも思考的である分だけ紋切り型になりやすく、女性の気分の変化に合わせて上手に与えられる人というのは歴戦のホスト以外にはなかなかいらっしゃいません。

そうすると「与えてるんだけど、与え方が下手くそで、受け取ってもらえない」という事象が発生します。

そこでもやはり寂しさと居場所のなさと無力感を満載することになるんです。

だから、女性側が受け取り上手になる(=受け取り感度を高める)ほどに、そんな下手くそで不器用な彼の愛もちゃんと感じられるようになるわけです。

ただ、そんな与えたい心理をふんだんに持つ男性ですが、そのことに気付いている人は実はそう多くありません。

当たり前すぎて「そういうもんだ」と思い込んでる場合も多いのです。

だから、彼らは一般に「家族を愛したくて、家族に与えたくて、仕事をしている」とか「妻や家族を喜ばせるために生きている」という自覚には大変乏しいんですね。

それで「自分が家に居場所がないのは、自分が家族を喜ばせたい!家族を幸せにしたい!家族に与えたい!という思いが強いからだ」という理由に気付くことなく、単に寂しさや居場所のなさや無力感を覚えることになるのです。

当然、そんな感情は感じたくないので、そんな男性は別に女性を求めたり、仕事に没頭したり、お酒やギャンブルに救いを求めたりするんです。

※もちろん、それだけが理由ではありませんが、「与えたい思いが招いた悲劇」というストーリーでも語れますよ!というのが今日の話です。

それで女を作って「離婚だ!お前は最悪な妻だ!」と喚き散らして離婚に至ったり、別居したりすることもありますよね。

で、それで幸せになるんだったらまだいいんですけど、私の元には「離婚後、旦那がめちゃくちゃ元気ない。むしろ鬱っぽい。」とか「別居した途端に仕事のやる気もなくなったようで心配」なんて奥さまからのレポートが入ります。

「女と幸せにやってると思ったらそうでもないようで、嬉しいような、可哀想なような複雑で」と語られる方もいらっしゃいます。

実際、離婚すると「女は元気、男は落ち込む」というケースって意外に多いんです。
「納得して別れたのに何でよ?」と女子は思うんですが、それを「与えたい人だから」という理由を知ると筋が通ると思いませんか?
(なんで離婚すると女が元気なのかの理由についてはめんどくさいので(?)割愛します)

ほんとうは家族のために頑張っていた。
ほんとうは奥さんを幸せにしたくて仕事をしていた。
ほんとうは家族を愛していたからあんなに頑張っていた。

そんな「与えたい心理」があったとしたら?

そう、頑張る根拠(時にそれは「生きていく根拠」になることも多いです)が離婚や別居によりなくなってしまったからです。

しかもそこには重たい重たい罪悪感という感情まで付いてきますし。

男女の違いに「男は目標や目的意識で行動する」というものがあります。
一方、女性の行動原理は「感情」ですね。

男性は「春用のコートを買いに行こう」と思ったらコート売り場に直行します。
コートを買いに行くことが「目的」だからです。
その「目的」を果たした後に「あ、靴も欲しいな」と思うことはありますが、いきなりコートを見ずに靴を見ることはまずしません。

一方、女性は「コートを買いに行ったんだけど、可愛い靴があったから買っちゃった」ということを平気でやる生き物ですね。
コートを買いに行ったのにコートを見ない、ということもよくある話です。
男性からすれば「何しに行ったの?」ってことになるわけですが、「だって、可愛い靴が目に入ったんだもの」という一言でバッサリ斬り捨てるわけです。

とはいえ、そうした目標や目的意識があって行動するということは当然ながらそれが当たり前で生きている男子諸君は自覚がありません。

家族を愛していて、家族を幸せにしたい、という目的で仕事を頑張ってるってことにはなかなか気付けないわけです。

だから、離婚や別居をすると「目的を失う」ことになり、なぜか仕事に精が出ない、ということが起こります。

そこで「自分にとって家族がこんなにも大事だったんだ」ということに気付くんですけど、アフターザフェスティバルですね。(後の祭りてことです)

まあ、奥様にしても「今さら遅いわ」って言われますし。

感情が重要な女性にとっては、目的意識で行動する男性の愛情表現に気付かなかったり、不満を抱くものです。

「家族を愛しているので、路頭に迷わないように頑張って仕事に行く」という行動を自立系な男性はふつうにできるのですが、傍目にはそれは単調だったりしますし、「誰のおかげで飯が食えているんだ」と思い切り地雷を踏んだりするわけですから、女性からは理解されにくいものです。

でも、そこにはちゃんと「愛」があるんですね。

それを男女が歩み合うとするならば、男性はきちんとその愛に気付き、感謝や愛情を家族に言葉や態度で伝えることを学ぶ必要があります。

女性はそうした自立男子心理を理解して、彼の投げる非常に分かりにくい愛情ボールをきちんと受け止められる女性になれば良いのです。

こうした心理は何度も触れてますが「当たり前すぎて気付かないもの」です。

奥さんや家族のことを愛しているからたくさん与えたくて頑張っていること。
与えたいのに受け取ってもらえないから寂しさや居場所のなさ、無力感を感じていること。
そして、その与えることそのものが人生の目的となっていること。

でも、このことに気付かないので、寂しさを埋めるために浮気をしたり、仕事に走ったり、酒に依存したりして、そちらで与えたいニーズを満たそうとしたり、家で役立たずなお父さんになっていたりすること。

「自立男子は与えたい生き物である」という角度から見ると、今まで見えなかった男性心理が見えてくることもあるんじゃないでしょうか?

〇そんな男性心理にも触れるセミナーはこいつらだ。

東京:5/25(土)11:00-18:00
「自立系武闘派女子のための1DAYセミナー~親密感への怖れを手放す~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29813

6/23,24 軽井沢プレミアム・リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29926

〇男女の違いを学ぶ本

「愛されるのはどっち」(リベラル社)

「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」(リベラル社)

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