亡くなったお父さんへの思いがまだ払拭できていません。


別居したり、離婚したりして距離が空いてると、未消化な思いが溜まりに溜まって整理に戸惑うことも珍しくないですね。
でも、それだけ大切な存在だったということは認められるでしょうか?
ひとつひとつクリアにしていきましょう。
そんな流れをご紹介しています。

根本先生

これまで先生には恋愛のネタばかり投稿させて頂いておりましたが、今回は武闘派姉妹の父親について相談させてください。

私も妹も30代になってもロックマンの尻を追いかけ回す生活に若干の疲れを感じ始めて、2人で先生の過去の記事を貪り読みました。
話し合いの結果、これはやはりこれはラスボスが関係してるのではないかということになりました。

私たち姉妹の父親は3年前にこの世を去りました。
元々は仲のいい家族4人でした。
自営業の父と専業主婦の母、3歳違いの我々姉妹はちょっと裕福な幸せな生活をしておりました。
しかし私が小学校3年生の頃父が病気になり、そこから信じられないくらい人生が180度変わりました。

両親は10年ほど別居したのち離婚をしました。
父は別居後体調を更に悪化させ生死をさまよう大病をしたのち生活保護を受けてさせて頂き、数年間生活しました。
私たち姉妹は父のこと、それぞれでなんとか整理をし母と暮らしておりました。

父が危篤になり久々に再会した私たち姉妹は最期を看取ることが出来ました。ありがとうと御礼も言えました。
父が亡くなったことですべてが終わったつもりでした。

ですが、まだ多分2人して実は父への思いを払拭出来ていません。
優しかった父、人への気配りが本当に凄かった父、頼もしい父、大好きだった父、いい加減な父、食べるものにも困った父、大嫌いだった父、最期に病院で再会したぼろぼろの父、どれも同じ父ですが、あまりに色々な父がい過ぎて父のことを思うと混乱してしまいます。

大人になったから分かる父の孤独さ、しんどさ、重圧。
大人になったから分かった母への怒りや不満。どうしてお父さんを助けてあげなかったの?どうして全部言う通りにしたの?とぶつけたくなります。

我々の方を向いてくれないロックマンへの執着をそろそろ本当に手放したい。でも父のことを整理して向き合わないとそれが出来ない気がする。姉妹で話し合い、よし、根本先生に聞いてみようということになりました。

よろしくお願いします。
(Rさん)

ロックマン氏を愛する武闘派女子たちの中には「なんだかんだ言うてファザコンやんね」というケースが多発しており、「そんなことないわ!」とキレる彼女たちを「まあまあ」と宥めることが主な仕事になっています。

多分、Rさん姉妹はそんな暴挙に出ることなく「そう、あたしたち、ファザコンなんです~♪」と認めて下さると思うんですが。

ちなみにファザコン/マザコンについてはちょくちょく私の記事にも出てきますので整理しておきましょう。

一般的にファザコン/マザコンというのは「パパ大好き!」「ママ大好き!」という方を指すものですが、世の中、そんな甘いもんじゃございやせんで、私が言う「裏ファザコン/裏マザコン」というのも存在します。

「お父さんなんて大っ嫌い。顔を見るのもイヤ。思い出すだけでムカつく」と力説される方を私はもれなく「裏ファザコン認定」することにしています。

もちろん、そんな指摘をしようものならちゃぶ台をひっくり返して、「おい、てめぇ、今、何つった?ちょい表出ろや」となり兼ねませんので、その発言をする際はあらかじめセッションルームのちゃぶ台の足を太めの鎖で固定し、かつ、暴れ出さないように釘をさしてからお伝えするようにしています。

その辺、ちゃんと配慮ができるカウンセラーです。はい。

「親父のことなんて大嫌ぇだ!」と思い、あれこれ父親の悪行などを情熱的に語られる方。そんな方の頭の中にはいつもお父さんがいるわけです。

あんなことされてムカついた。
あんなこと言われて殺意を感じた。
秩父の山に埋めなかっただけありがたいと思え。

そんな怒りが渦を巻いていらっしゃるわけです。

そういう強い怒りだけでなく、悲しみ、寂しさ、罪悪感、無力感などもそうですが、そうした強い感情を持つと、当然ながらあなたの意識は常に「お父さん」に向くことになります。

怒りの感情があると、相手を攻撃したくなったり、相手との関係を拒否したくなりますから、相手の動向を常に意識してないといけないわけです。

また、投影の法則により、やたらと親父と似た人が目の前に現れたり、最悪の場合、大好きになったロックマン氏が親父そっくりだったりして絶望に駆られたりするわけです。

要するに「好き」というポジティブな感情でお父さんを意識しようが、「嫌い・憎い・むかつく」というネガティブな感情でお父さんを意識しようが、行動や価値観としては同じようなものになってしまうんです。

まあ、そもそも「そこまで嫌いになれるって凄いよね。よっぽど好きだったんだろうね。もちろん、好きだった時代なんて死んでも認めたくないだろうけどね。うふふふ」なんて嫌なことをカウンセラーに言われちゃったりするかもしれません(笑)

もちろん、ここではお父さんを例にしていますが、お母さんに対しても同じことです。

ということで、一部の読者が大変気分を害したところでRさんのお話に参りましょう。

ということで、姉妹揃ってお父さんが大好き!!というお二人ですが、お父さんが生きてるときはそれこそ生活面も大変だったし、目の前にはお母さんがいるのでなかなかお父さんと向き合うことは難しかったかもしれません。

それとこれは非常にあるあるなんですけど、お父さんの気持ちや思いや行動を理解するのって自分が大人になって初めてできることも多いんです。

初めて社会人になったとき「お父さんってこんな思いして家族を養ってくれてたんだ」と気付いた方も珍しくないんじゃないでしょうか?

お父さんって一般的に家族からは少し距離が置かれます。
お母さんがとても近いところにいるからなおさら距離を感じます。

ましてや仕事が忙しくて家にいることが少なかったお父さんの場合、お父さんに関する話はお母さん経由で入ってくるものになってたりもしますね。

そうすると「お母さんが語るお父さん」はあっても、「リアルお父さん」はなかなか構築できないんです。

そうすると「おかんは最低な奴だってお父さんのことを言ってたけど、お父さんと話してみたら案外そうでもないんじゃないの?」なんて矛盾に気付くことも多いわけです。

しかも、大人になって社会人として生活をするようになって初めてお父さんの気持ちも理解できるとしたら、案外、お父さんとの関係は大人になってから始まると言っても過言ではないかもしれません。

そして、お父さんを理解し始めると、今度は今まで仲間のように思っていた母親に怒りを感じるようになってビックリする方もいらっしゃいます。

それもすべて、あなたが大人として成長した証なのです。
だからあんまりネガティブに捉えない方がいいと思うんです。

>あまりに色々な父がい過ぎて父のことを思うと混乱してしまいます。

別居もしてたり、離婚もしたし、それくらいお父さんとの接点が少なかった、ということですね。

もし、お二人ともお父さんのことが大好きだったとするでしょう?
でも、思春期以降、お父さんと距離が開いていたとするならば、大好きな人は遠いところにいる、大好きな人はなかなか手に入らない人、というマインドを作ることになります。

あら、恋愛パターンと一致する??(笑)

それで姉妹揃って大人になったので、そろそろ腰を落ち着けてお父さんのことと向き合うべ、と思われたんじゃないでしょうかね。

だから、焦らない方がいいですよ。

お父さんとのことについては、何十年も整理されてない倉を整理するようなもんですから。
まずは埃がたくさん積もってます。
何がどこにあるのかも分かりません。
その膨大な量に圧倒されてしまうかもしれません。

でも、空気を入れ替え、埃を払い、ひとつずつ整理していけばそのうち綺麗になっていきますねー。

でも、それだけ多くの思いがあるってことは、それだけお父さんのことが大好きで、愛してるってことなんです。

大好きな人との関係を整理するわけですから、やはり急いではいけません。

なので、まずはノートを一冊用意して、できるところから始めていきましょう。

●お父さんへのお恨み帳を書いてみる。

●お父さんへの手紙を週に1回書く。そこで伝えたいことや聴きたいことなどを書き綴る

気持ちが落ち着いて来たら、次のステップに移ります。

●お父さんへの感謝の手紙を週に1回×3回くらい書いてみる。

先のステップで感謝が溢れてくるかもしれませんが、改めて感謝できることだけにフォーカスしてみます。

その上で、最終ステップはコレです。

●お父さんになったつもりで私宛の手紙を書く。

お父さんは今の私になんて伝えたいだろうか?なんてことを想像しながら書いて見るんです。
今、書いてみてもいいですけど、一応、ステップを踏んでみた方がより効果的だと思います。

そうして最終的に「お父さんの子どもで良かった」という風に思えるようになっていきます。

ちなみにこのプロセスを進めていく上で、お母さんへの恨み辛みが出てくることがあります。
その際は躊躇なく「お母さんへのお恨み帳」をバンバン書いてみてください。

お母さんへの気持ちも整理できますので。

★御恨み帳の書き方はこちら

https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/15692

★「お父さんからの手紙」については、下記のオンラインスクールのネタも参考になりますので、ぜひご覧ください。

2019/02/25 天国からの手紙。
https://www.mag2.com/archives/0001677732/

●自分を愛するってどうやればいいの?を体験する3時間WS

ワークショップ『自分を愛する、ということ』
広島:4/20(土)13:00-16:00
札幌:7/13(土)15:00-18:00
仙台:7/15(月祝)15:00-18:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/27420

〇親子関係を掘り下げて見つめるならこのセミナーがお勧めです。

東京:5/25(土)11:00-18:00
「自立系武闘派女子のための1DAYセミナー~親密感への怖れを手放す~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29813


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