ほんとうの私とは違うイメージを周りに持たれたときの対処方法



結婚してるのに独身と見られたり、騙されたことなんてないのにそういう風に見えたり、旦那さんにDVを受けてると勝手に思い込まれたり、人は勝手なイメージで他人を見るものですから、それにイチイチ付き合ってたら疲れちゃいますよね。

根本さん、こんにちは。
初めてメール致します。根本さんのブログと本を読み漁り、夫との関係は格段に良くなり、旦那のささやかな暴言もかわいく思えてきた頃です。

友人にも超絶オススメしております。
これからも、素敵なブログをお願い致します。

今回は人間関係の悩みを投稿します。よかったらブログでネタにしてもらえると有難いです。

会社の同じ同僚に、夫の暴言癖を少し愚痴っていたのですがいつの間にか「DV受けてるんだし、このままじゃ殺されちゃうよ。警察なら一緒に行くから」と言われ、「いや、殴られた事も手を挙げられたことも一度もないんだけど…」と言うと同僚は顔を真っ赤にして怒り「いつかそうなるって警告してるのに!」と。
別の同僚にも「そんなんだから他人に騙されちゃうんだよ、お金もすぐ貸しちゃダメだよ」と言われたり(他人にお金を貸したことも騙されたこともありません)
「いつまでも親元にいないで、自立したほうがいいよ」(18で実家を出たあとはずっと一人暮らし)、
「いい歳なんだし彼氏の一つでも作らなきゃ、親御さんが心配するよ」(もう既婚者なんですが…)
「結婚してます」と言っても「またまたー、そんなわけないでしょ」と。

なぜこんなにも他人は勝手なイメージで私を見るのかとびっくりしています。
人は自分の見たいように見ているんだと思うのですが、あまりにも現実と違う事を言われるのでこの現象はなんなんだと不思議です。

ちなみに、私は普段あまり自分の事は話しません。
怒りもしません。
自分の中に線引きがあって、家族以外の人間にあまり興味がないとゆうか「この人に怒るエネルギーがムダ」と割り切っているところがあります。

その反面、家族や夫に対しては熱血で、夫の暴言癖も自分の投影だと思っております。

結婚まではずっと水商売をしており、かなり上位の方だったのですが、表面上は笑顔や心配をする素振りをしていても頭の中で金額を計算する癖がありました。

本当の自分を他人に見せるのがめんどくさく、「いやー私ってこんなダメな奴だからさー」とごまかす方が楽でした。(その方が売上が上がる事も知っていた)
そのせいなのでしょうか、昼間の職業になってから本当の私とは全く違うイメージを持たれ、根も葉もない事を言われることばかりで最近は若干イライラしてきました。
根本さん的な切り口でどうかお願いします。
(Kさん)

>友人にも超絶オススメしております。

(平身低頭土下座をしながら)
ありがとうございます!!!
超絶ありがとうございます!!!
一生恩に着ます!!!!!

あと旦那さんとの関係が良くなったなんて素敵です~♪すごく嬉しいです~♪ぜひ、レポートを送ってもらえるとますます根本が喜びます~♪

まあ、自分のことをあまり話さない主義だったら、誤解されることもしょうがなくね?
「自分のことを話した方がいいよ!」なんて言うつもりはまったくないので、話したくないんだから、そういう風になることもしょうがないよね~♪と思っておく方がいいんじゃないかと思います。

むしろ「へえ、あたしのこと、外野はそういう風に見てるんだー。おもしろーい!」とそのギャップを楽しめるようになったらいいなあ、と思います。

で、めんどくさくなったら伝家の宝刀を持ち出してサクッと斬っちまえばいいと思うんですけどね~。

ちなみにKさん、職場では「何もできない子」「素直で従順な子」「世間知らずな子」「大人しくて存在感ない子」「ダメな子」あたりを演じていらっしゃるんでしょうか?

あと、何かしら面倒見たくなっちゃうような、心配しちゃうような、母性や父性を刺激しちゃうような、そういうキャラ設定で行ってます???

同僚たちの反応を見ると、そんな役を演じてるように見えるんですよね。

ある程度、分かってやってらっしゃると思うのですが、まあ、予想以上の反応が来ちゃうとイラッとするもんですよねー。

ちょっとマニアックな話かもしれませんが、夜の商売と昼の商売の人間関係の違いをひとつ。

水商売って「私対お客様」の1対1が基本だと思うんですよね。
もちろん、他の女の子やマネージャーとかボーイさんとかの関係性もあるわけですが、目の前の一人、あるいは、グループの男性たちに向けてサービスをすればお金がもらえるシステムです。
しかも、お客さんとは一時的な関係で、毎日何時間も顔を合わせるものじゃないわけです。

だから、極端な話、日によって、あるいは、お客さんによってキャラ設定を変えることも可能なわけです。

しかし、昼間の仕事って基本、朝から夕方まで一緒で、かつ、毎日ですよね。
そして、水商売ほど人の入れ替わりはありません。
しかも、同僚は同僚であって直接のお金の利害関係がないので、より心理的に近い距離になります。

そして、時にはプライバシーにも踏み込むような話題が飛び交うこともよくあります。

Kさんは違うかもしれませんが、水商売やってる子って人見知りだったり、対人恐怖症だったり、超シャイだったりする子が多くありませんか?
セットで1時間、2時間の付き合い、同伴やアフターを入れても何時間の関係性だから「演じる」(言い換えると「騙せる」)ことができるので、その仕事ができるのだけど、それがずーっと一緒の環境になると途端に戸惑ってしまう人も多いのです。
(実際、元キャバ嬢とかホステスとか風俗嬢のセッションって昔から多いものでその辺の事情も何となく分かるようになりました)

それで夜から昼に商売替えをすると「太陽が眩しい」以上に、人間関係に戸惑うことが多くなるのかもしれません。
Kさんのように「水商売やってるときはそれなりの売上をあげてたんだけど、昼間の商売に変わったら全然ダメになっちゃった」なんて相談もよく頂くんです。

仕事の仕方やキャラ設定を変える必要があるんですね。

Kさんの話。

>自分の中に線引きがあって、家族以外の人間にあまり興味がないとゆうか「この人に怒るエネルギーがムダ」と割り切っているところがあります。

という思いは全然OKだし(私もそういうとろがあるし)、

>表面上は笑顔や心配をする素振りをしていても頭の中で金額を計算する癖がありました。

こういうのを「計算高い女」として否定する必要なんて全然ないのですが、大事なのはまあ、あれですよ、あれ。いつもの、アレ。

「自己肯定感」。

「まあ、結局根本さんのブログって自己肯定感のことばっかり出てくるのよね。本がベストセラーになったからっていい気になってんじゃない?」と言われそうなのですけど、まあ、事情は何であれ「自己肯定感」なわけです。

「それが私だもんな~。しゃあないよな~」という奴です。

家族以外の人間にあまり興味がない私がいてOKなんですが、どうも今の昼間の職場は他人に興味がある人たちが多いみたいです。

それで、あれやこれやと勝手にKさんのことをイメージして、決め付けて、あーだこーだ言うてくるわけですから、メンドクサイことこの上ないわけですが、それについても「まあ、それだけ私に華があって目立っちゃうってことなんだよね~」とか「何かしてあげたくなっちゃうキャラなんだもんねえ~」などと認めてあげたらいいと思うんです。

つまり「分かってもらうこと、知ってもらうことを期待しない」というわけです。

だから、あれこれ周りの人に言われても「はいはい。そうですね~」と軽く流すテクニックを使っちゃえばいいのかなあ、と思います。
その辺は水商売時代に獲得したテクニックが使えるでしょう?

職場内のグループAでは「Kさんは旦那さんからDVを受けている」と思い込まれ、
グループBでは「Kさんは結婚もせずに彼氏もおらず実家で甘えている」と思い込まれ、
グループCでは「Kさんは元彼に騙されて300万も取られたらしい」と思い込まれ、
グループDでは「Kさんは最近怪しげなカウンセラーのセミナーにハマっているらしい」
と思い込まれているのってある意味、面白くないですか?
その後情報が錯乱して「Kさんは怪しげなセミナーに300万円だましとられたらしい」なんて噂ができたりして。

それを外から観察している感じ。

さて、「他者評価」と「自己評価」が食い違うお話をよく伺います。

例えば、歴戦の自立系武闘派女子・特攻部隊に属しており、夜な夜な男を狩りに出かけているのですが、見た目は童顔で大人しそうな女の子に見える、なんて場合も私の読者にはゴマンといらっしゃいます。

あるいは皆さんが大好きなロックマンのように「仕事ができて、男らしくて、イケメンだけど、中身はチキン、超チキン」というケースはよくご存じでしょう?

また、偏差値が超高い大学を出ているのに「自分はあまり頭がよくない。できが悪い」と思い込んでる人もよくいらっしゃいます。

さらに私のセミナーには「20代にしか見えないアラフォー」などの詐欺師集団がよく登場しています。

そこでは「他者評価が間違っていて、自己評価が正しい」と思いがちで、他者評価を否定したり、正そうとしたりしてしまうのですが、私たちは意外と自分のことを知りません。

これ、ものすごく大事です。

よくある「わしのメガネしらんかのぉ」と頭にメガネを乗っけたおじいちゃんが家族に聞いて回るというネタがありますけれど、それと同じで私たちは自分のことを知っているようで知らないのです。

だから、「中身は好戦的武闘派だけど、外から見たら従順そうな女の子に見える」という女子から「おい、この状況、どないすらええねん、あ?」という脅しとも思える質問に対して私は「そういう風に見えるのね、うふ。と受け入れたらどうでしょうか?」と恐る恐る提案することになるのです。

Kさんが結婚している超情熱系武闘派女子であるに関わらず、周りからは独身に見えたり、頼りなく見えたり、DVを受けてるように見えたりする時に、「ああ、そういう風に見えるのね」と受け取り、できるならば、そこから価値や魅力に転じて受け取ってみることをお勧めしたいのです。

「あら、あたしってついつい助けたくなっちゃうようなキャラなんだわ」
「うふ。あたしって全然若く見えるんだ~」
「あらー、あたしって素直で従順で可愛らしく見えるんだね~」

という風にポジティブに受け取っておくことをお勧めしたいのです。

つまり、他者評価が自己評価と違ったときは、それをポジティブに受け取る宿題が与えられている、と解釈してみるのです。

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