頑張りたいのに頑張れないから苦しい。



ある金融系の会社に勤めていらっしゃる方のご相談。
「好きな仕事でずっと頑張ってやってきたのだけど、どんどん職場の環境がハードになってきてしんどくなってきた。
人が辞めても補充がなく、その分、みんなの負担が大きくなってきている。
お客さんに対してもっと手厚くサポートをしたいのだけど、顧客数が増えているので一人当たりにかけられるエネルギーが減ってしまい、申し訳ない気持ちがある。
お客さんが増える=収入が増えるということに違いはないのだけれど、そろそろ独立か転職を考えたほうがいいんじゃないか?
今の会社はとてもいい会社で上司のことも好きなだけに迷いがある。」

恋愛と似ていて、仕事でも「好きだけど、しんどい」という状態はなかなか辛いものがありますよね。

「仕事、頑張りたいんだよねー。仕事愛してるもんね。でも、思うように頑張れなかったりするから辛いんだよね」

そんな話をしたら、彼はハッと目を見開いていました。

「そうなんです。僕、頑張りたいんですよ。思う存分、貢献したいんですよ。なのに、それが十分できなくなっているのが辛いんですよ」

皆さんにも思い当たるところがあるかもしれません。

「頑張りたい、けど、頑張れない」

「貢献したい、けど、貢献できない」

「愛したい、けど、愛せない」

それが実力不足ならば、実力をつけるためにどんどん勉強すればいいのですが、仕事の状況がそれを許さなくてそういう思いが出てくるとなると気持ちは混乱しますよね。

彼は現場の仕事だけでなく、管理業務をここ数年担当していて、好きな仕事である顧客に関わる時間も労力も圧倒的に減っていることがストレスになっているようでした。

「降格とかはできないんですか?」と聞いてみたら「それも考えてますが、直属の上司だけでなく、その上も私に期待してくれてるのが分かるので、ちょっと迷うところです」と。

まあ、彼の口ぶりや雰囲気を見ていれば、上層部も期待する人材なんだろうなあ、いずれ、マネジメントをやらせたくてその準備に履いているんだろうなあ、ということがよく分かりました。

そっか、自分は頑張りたいんだ。

自分は愛したい人なんだ。

もっと貢献したいんだ。

そんなことに気付けるとすーっと心は軽くなるかもしれません。

「思う存分、頑張ることができる環境」ってどんなでしょう?

皆さんも考えてみてください。

たぶん、恋愛にせよ、仕事にせよ、頑張るのが好きな人、きっと読者にはたくさんいらっしゃると思うから。

そして、どうしたらその環境を自分のために創れるのか?を考えてみませんか。

そう「作る」んじゃなくて「創る」ね。

もっと自分らしく頑張れる環境を求めて転職したり、降格したり、独立したりします。
少なくても上司とコミュニケーションはもっと取れるでしょうね。

これもライフワーク的な考え方につながりますが、「まず、自分がどうしたいのか?」と自分らしい幸せな状態をイメージ(創造)します。

そして、その状態をどうしたら実現できるのかを考えて、実践していきます。

「頑張りたい私」とか「愛したい私」って長所でしょう?

それに自信を持っていいんですよね。

それに「もっと頑張りたいからもっといい環境が欲しい」というのは前向きな気持ちを作ってくれると思いませんか?

そして、その気持ちがまた新たな道を拓いてくれると思うのです。

ちなみに「頑張りたいけれど、疲れすぎて、頑張れない」という場合もあるでしょう。

その時は「頑張れる自分」になるために、「疲れを取る」のが大事ですよね。

そういう時には「頑張らなくてもいい」という許可がまずは必要ですよね。

頑張りたい、愛したい、ならば、そんな環境を自分のために用意してあげる、という発想は同じですね。

★頑張りたい自分のために、自分を愛する方法を学びましょう。

ワークショップ『自分を愛する、ということ』
東京:1/14(月祝)13:00-16:00
大阪:2/16(土)13:00-16:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/27420




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