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そのきっかけが親であったとしても、今のあなたを実際に束縛しているわけではないと思うのです。
親が私にしたことを引き継いで、今度は私が私を束縛し、期待しているのです。
「自由」を自分に与え、自分がすでに「大人の女」であることを受け入れるために、自分自身を整えていきましょうね。
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いつもお世話になっております。
アラフォーで絶賛婚活中です。
元々異性が苦手、女性らしいも苦手、初対面の人も苦手、追われると逃げたくなります。野良猫女です。
先生のサイト等で学び、自分を見つめつつ、どーにかこーにか出会いの場やSNSでの出会いで初対面の人と話したり、連絡先を交換もできるようになったのですが、あった時間は楽しく話をして、また会う約束をして別れるのですが、その後1人になるとどっと疲れてしまい、これ以上近づくの無理!と急に塩対応、シャットダウンしてしまいます。
相手を見極める前に、関係を終わらせてしまうのをやめたくて、根本先生の過去のブログや本では、親との関係を癒せとかかれており、振り返るのですが、親が不仲とか、そういう問題が私にはなく、強いて言えば、過干渉だったということが思いつくのですが、そういう場合でも、野良猫になるのでしょうか。
私はずっと大人の女性ぽい雰囲気を親に見せるのができず、大人になった姿は親はがっかりするだろうなと思い込んで抑圧してきたように思います。
10歳の誕生日に、二桁になってしまった!とショックを受けたことを覚えています。
男性と距離が近ずくときの痛い感じは、思春期のときの親を剥がさなくてはいけないと思ったときの痛みに似ている?と最近思っています。
私に期待しないで、束縛しないでという気持ちもあるように思います。
このような場合で大人になって、異性関係で未だに拗らせ続けている私の野良猫体質を癒す方法はありますでしょうか。
文章がまとまりなく、長くなりすみません!
ネタにしていただけましたら幸いです。
(Mさん)
婚活、大人の恋愛となると、やっぱり大人の女性がすることですよね?
「あたしは大人の女ですっ!!」
皆さんは胸を張ってそう宣言できますか?
しちゃっていいんですよ。それだけ長く生きて来たんだから(笑)
でも、「大人の女とは○○じゃなきゃいけねぇ」とあれこれ定義付けて、結局自分を否定することになってませんか?
親の過干渉問題はあちことで出てきますが、Mさんの場合は「子どものままでいなきゃ」という思い込みがどこかにあるのかもしれませんよね。
大人になった姿を見せてがっかりさせたくないって思いはそれを表してると思うんです。
ほんとうに親がそれを期待しているかどうかはもちろん分かりません。
けれど、親が子どもであることを期待しているかのように自分を扱ってしまうと、大人の恋は当然ながら遠ざけてしまうものです。
そして、もちろん、ここで重要なのは次のポイントになります。
〇自分が自分のことを子ども扱いしてしまっている。
〇自分が自分にたくさんの期待を掛けている。
もちろん、それは親から引き継いだことなのだけど、まるで自分を縛る呪文のように染み込んでしまってるんです。
>私に期待しないで、束縛しないでという気持ちもあるように思います。
様々な場面でこういう思いを感じてる方もいらっしゃると思いますが、これ、実は「私が私に期待して、私が私を束縛している」という側面があります。
だから、そう思ったときに「いやいや、私は自由だ!ひとりでトイレに行けるもん!」と夕日に向かって叫ぶようにしたいものです。
「束縛されてるように感じるのは、自分が自分を束縛しているから」
この法則はぜひ覚えておいてください。
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>男性と距離が近ずくときの痛い感じは、思春期のときの親を剥がさなくてはいけないと思ったときの痛みに似ている?と最近思っています。
Mさんが親からの過干渉をどう受け止めていたのかは分からないのですが、こういう思いは野良猫化する要因になりますね~!
要するに、親密感への怖れ、です。
だから、婚活して男性と知り合っても、それ以上、距離を縮めるのがしんどくなってしまうのです。
「ああ、あたしはやっぱり一人がいいわ」と思っちゃうんです。
距離が近づく=束縛される&期待される、という思い込みがあれば、なおさらですよね。
だから、その「束縛」や「期待」についてはじっくりねっとり考えてみることがお勧めです。
例えば、人といても自由に振る舞うこと。
相手の期待する通りに動くのではなく、時にはそれを破棄してみること。
(期待されてると分かっていることを敢えてしないこと)
一人のときに自由を感じられるようになったのなら、今度は二人のときに自由を感じられるようにトレーニングしていくんです。
その二人ってのは友だちと一緒のときも含まれますよね。
きっとMさんは元々とっても自由な人なのでしょう。
それをいけないと思って、両親が過干渉であることを利用して、封印してしまったのかもしれません。
となると、Mさんが解放されたら、とっても自由で、羽が生えたようにあちこち飛び回ってる人になるのかもしれません。
本来の自分に還る、というのは、ここでも有効なんです。
「私は自由じゃけん!」
と便器に座りながら叫んでみましょう!
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さて、少し本題からズレますが、
>また会う約束をして別れるのですが、その後1人になるとどっと疲れてしまい、
ということですけれど、その疲れてしまう自分を否定しちゃダメですよって話。
疲れる、ということは、めっちゃがんばった!という証拠です。
めっちゃ頑張ったんだから褒めるべきなんです。えらいなあ!って。
そんな頑張った自分を否定しちゃうのはおかしいと思いません?
「頑張って何とか今日中に仕事を終わらせたら上司から怒られた。」ということに皆さんは納得できますか?
きっと「おいおい、何言うてるねん。ちょっと表出ろや?」って日本刀を掴みません?
でも、自分に対してはそういうことをいっぱいやっちゃうのが私たちです。
そんなに切腹が趣味なの???
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で、Mさんが親密感が苦手な理由は何となく理解できたでしょうか?
そういうところを改善していく話を今からするつもりなのですが、ちょっと言葉にすると難しい話になるかもしれません。
婚活していて男性と出会い、距離を縮めていくように、あれこれ頑張るMさんがいます。
しかも、その時は楽しめているのだから、それってすごくいいことです。
その後、距離が縮まり始めると途端にシャッターを下ろしたり、しっぽを巻いて逃げてしまったりするのですが、それはいわば「うまくやろう」とし過ぎだからかもしれません。
よく見せよう。
うまくやろう。
ちゃんとしよう。
これは「自分に自分が期待をかけてる姿」です。
昨日の記事がそんな内容でしたね。
「ありのままの自分」を否定して、「何者かに変身しようとした自分」なのです。
だから、疲れます。演じてるのだから。
「私は私」ですからね。
だから、親子関係を振り返ることや親を手放すことも含めて、「自分を整える」ということを意識してみたらどうかな?と思うのです。
例えば、自分がもうすでに大人の女であることをちゃんと自覚しましょう。
それは自分の不完全さを許す、ということでもあります。
できること、できないことを区別つけます。
何が好きで、何が嫌いかをはっきり意識します。
自分がしたいことをやりたいようにやってみます。
自分の将来のヴィジョン(夢)を描いてみます。
また、大人の恋の必須アイテム、セクシャリティについても考えてみます。
女である自分を否定的に見るのではなく、肯定的に見つめ、愛してあげます。
オナニーをよく推奨するのも、それはセックスの代わりに行われるものではなく、自分を愛するため、自分が女であることを意識するため、そして、自分を受け入れるために行うものだからです。
きれいな下着を着けるのも、自分が大人の女であることを意識するためです。
メイクやアクセサリもそう。
自分が自分を大人の女として扱うことがまずはスタートなのです。
そうして、自分を整えていくと、地に足が着いて行きます。
自己肯定感だってあがっていきます。
そうすると自分らしさが出て来て、どんどん自由を感じられるようになります。
「私は自由だ!」
ぜひ、その言葉を何度も何度もつぶやいてみてください。
そうして、自分を解放してあげたとき、きっと世界が変わり始めるでしょう。
★自己肯定感をあげる本。
↓
>「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
★自分を愛する本
↓
>『人のために頑張りすぎて疲れたときに読む本』(大和書房)
★その名の通りのワークショップ。
↓
ワークショップ『自分を愛する、ということ』
東京:1/14(月祝)13:00-16:00
大阪:2/16(土)13:00-16:00
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