負のループにずっとハマってる私が、そこから抜け出すには?



起きてることが正しいという見方に立てば、負のループに居続けることで何かのメリットがあるはずです。
また、その気になれば必ず抜け出せるものでもありますから、その気になるまで気長に待とうぜ!というのもあります。
他、いくつかの見方や考え方を紹介しました。

こんばんは。先日、根本先生の札幌での心理学講座を受けさせて頂きましたSと申します。
その節はありがとうございました。

悩みが堂々巡りしてしまうという悩みについてお聞きしたく、メールさせて頂きました。
もしネタとして使って頂けましたら幸いです。

私はバツ1で、離婚して5年程経ちますが、その頃から同じパターンで悩みが巡ってしまい、どうすればいいのか分からなくなってきました。
パターンというのは、

恋愛や仕事が上手くいかない

自分の存在意義が見いだせない

ネットや本等で解決しようと奮闘する

煮詰まってカウンセリング、友人に頼って話を聞いてもらう

その時はすっきりして解決したような気になる

少し経つと、また恋愛か仕事で悩む

というものです。
今は、根本先生の講座で学んだアファメーションや考え方、本で自己肯定感を上げようともがいていますが、負のループを抜け出せずにいます。

最近、片思いしているロックマンに、過去形で告白して自己完結にて終わらせました。
こんな負のループをぐるぐる回っている私が近くをウロチョロしていると、
彼の迷惑になると思ったからです。
自分では納得して、それでいいと思っているはずなのに、
どうしても「もしかしたら・・・?」という少女漫画的展開を妄想しては、そんなはずないと落ち込みます。

子供の頃から無価値観も強く、常に自分は必要のない存在だとも思ってきました。
親兄弟との関係を癒そうとしても、こちらもなかなか上手くいきません。
苦しい寂しいという思いが募って、やりきれなくなります。
何から手をつけていいのか分かりません。
この負のループの出口はどうやって探せばいいのでしょうか。。
(Sさん)

その節はありがとうございました~!
また札幌行きますので、よろしくお願いします~!(宣伝)

負のループをどう抜け出すか?というテーマについては、「あたしも」「あたしも」という方がきっといらっしゃると思います。

Sさんのように、ずーっと負のループのままです~♪という方も少なくないでしょう。

カウンセリングやセミナーでも、よくそういう声をお聴きしますが、例によって「耳の痛い話」や「胸に刺さる話」が出てくるかもしれませんので、しっかり防御してお読みいただけたらと思います。

なぜ、負のループを抜け出せないのか?について、Sさんはどうお考えでしょうか。
無価値感が強い、親兄弟との関係を引きずってる、あれこれ自分なりにやってきたけど良くならないから・・・などなどいろんな理由が浮かぶと思われます。

そももそも人間も動物の一つですから、防衛本能というのがあります。
ふつうにしているとネガティブなことが目に付くのがそれです。
実際、100人のうち、根っからポジティブな人は7,8人しかいない、というデータもあるようで、放っておけばネガティブになるのが人として「自然なこと」なのですね。

また、Sさんもそうだと思うのですが、敏感な人、繊細な人、すなわち、感受性が発達してる人というのは、ネガティブなものへの感度も高くなり、より敏感にネガティブな感情に注目してしまうものだと思います。

だから、些細なことでも気になったり、人目に意識を奪われたり、また、人の感情を受けてしまったり、他人のことを考えすぎたりする傾向にあります。

それで、気が付けば凹んでるって状況が目の前に出現します。

そんな繊細なハートを持っているので、なかなか自分の感情とがっつり向き合う、ということが苦手です。
親兄弟との関係を癒そうとしても、なかなか状況が進まない、というのは、そういう「痛い」ことは「痛みを感じ過ぎちゃう」ということで、その痛みと向き合うのが苦手になります。

ちなみにそういう方はセクシャリティが強く、性的な感度も興味も強いことが多いようです。
だから、その方面で解決していくのも一つの方法です。
つまり、性的に自分を自由にしてあげる、ということです。

そんな風に自分を解放する、というのがテーマなのですが、敏感な人というのは感情を抑え込んでいることもあって、いざ、それを解放すると火山の噴火のように爆発してしまう危険性があり、自分で自分のエネルギーを封じ込めてしまってる可能性もあります。

「あたしが本気だしたら、このビル破壊しちゃうと思う。そんなことできないから、怒りとかは出さないようにしてるの♪」

というわけです。

あ、これ、Sさんの話ですからね(笑)

それから、負のループに慣れ過ぎてる、というのもなかなか抜け出せない理由になります。
「慣性の法則」と言いますか、慣れ、習慣の問題と言いますか、長年、負のループの中にいると、それが苦しい、辛い、嫌だ、もう抜け出したい、と思ったとしても「勝手知ったる我が家」なんですね。

抜け出したあとの世界が想像できなかったり、いざ、抜け出したあとが怖かったりしませんか。

「負のループにハマる」というのも、ひとつの癖です。

先日もウンコするためにお邪魔した喫茶店で、隣の席に座っていたサラリーマンがこんな会話してました。

「タバコ、やめなあかんって分かってんねんけど、なかなかできひんのやなー。分かってんねんけどなー」って。
それで「ああ、そんな話してたら吸いたなってきた」って喫煙ルームに消えていきました。

「負のループ」という「癖」を直す覚悟ってのは、タバコ辞める、とか、お酒を控える、とか、甘いものを減らす、とか、仕事中についつい飴ちゃん舐めちゃう、とか、そういうのを辞めるのに似ています。

だから、それなりの覚悟と継続性とサポートしてくれる存在が必要になるんです。

私、問題解決にはチーム作りが不可欠だと思っているタイプで、Sさんが負のループを抜け出すためのプロジェクトチームを構築するのがいいと思うのです。
それは常勤・非常勤含めて何人でも構いません。

そして、癖や習慣の怖いところは、「抜け出そうと思っても抜け出せない」という思い込みを作ってしまうところでもあります。

「根本さんのセミナーに行ってみたってどうせ無理だろう。だって、他にもいろいろやってみてダメだったんだから・・・」てな感じです(涙)

「ダメなことに慣れてしまう」というのもまた抜け出しにくい理由ですね。

「自分を変える」というテーマについても、それだけの理由があるわけですから、そのために思い切って飛び込むことが大事なんですよね。

タバコ辞めたい人が自分の周りに「俺がタバコ吸ってるの見たら1万円払うわ!」って宣言し、お医者さんに通ったり、禁煙セラピー読み漁ったりして、「辞める」ということにコミットすると成功しやすいように。

以前、北海道在住の方が「もうこんな自分は嫌だ~!人生変える~!」って毎月のように東京までセミナーに参加してくれたことがありました。
そのかいあって彼女は今、不倫を抜け出し、離婚・再婚を経て、今は子育てに奔走しているようです。

Sさんに「だから、東京に通え!」って言いたいわけじゃなくて、そのループを抜けるために、自分が「その気になるような」チャレンジをしてみるのもアリでっせ、というお話です。

それは何でも構いません。

でも、どんどん本気度を上げていくことで、当然ながら負のループからはあっさり抜け出せます。

ちなみにこの「習慣」というのは変化を怖れることはもちろんあるんですが、習慣化するくらいですから、何らかのメリットがそこに存在してるはずなんです。

負のループにハマってるメリットというのが。

それは慣れ親しんだ場所だから、というだけでなく、例えば、自分が落ち込んでいたら優しくしてくれる友達がいるから、とか、抜け出さないことでみんなが話を聞いてくれるから、みたいな理由から、夢を叶えなくていい、という一見???な理由もあります。

さらには、自分が負のループにいることで、親兄弟やかつての恋人に復讐してる、という場合もありますし、負のループから抜け出したあとの世界が想像できないから、とりあえず今はここにいた方が安全と思ってる、というのもあります。

意外な理由もありますけれど、抜け出したくない自分がいるとしたらなぜだろう?って自分に問うてみるのもお勧めです。

それから、環境問題もまた重要ですね。
本にも書いたのですが、あるOLさんが独立起業しようと相談に来られたことがありました。
彼女はやりたいことがあって、それを実現させたいと願っていたのですが、それを同僚や家族に話したら猛反対。誰も理解してくれませんでした。
それで彼女は「やっぱり無理かなあ」と、そのチャレンジを断念しようとしていたんですね。

それで私は「環境を変えること」を提案したんです。
私も通っていたビジネスセミナーに良かったら行ってみない?って誘ったんですね。
そして、彼女は最後のチャレンジと、そのセミナーに行ってみたんです。
そしたら、そこは独立起業を応援してくれる人ばかり。
その人たちの声に押されて彼女は覚悟を決めたんです。
その後も、彼らのサポートに支えられて、今ではどんどん成功の道を歩んでいます。

Sさんの周りの人たちはいかがでしょうか?
もし、本当に負のループを抜け出したいと思うなら、負のループにハマっていない人がいる場所に出かけていくのがお勧めです。

そうして「ああ、抜け出せるんだ~!」とか「そういう考え方もあるんだ~!」という新たな環境を手に入れることもいいでしょう。

環境問題から発展して「負のループから抜け出した自分ってどんな自分なのか?」というのをイメージしてみるのもいいでしょう。

これが分からないと・・・ね。動けないでしょう?

今の家は嫌だ!と思っても、引っ越し先が決まらなきゃ転居できないように、今の自分は嫌だ!と思ったら、どんな世界に自分を住まわせてあげようか?を決める必要があるわけです。

負のループから抜け出したら、私はどうなるのか?その世界はどんな世界なのか?私はそのときどうなってるのか?

これを自由に想像(妄想?)してみてください。

もちろん、いきなり難しい場合には情報収集も大事ですよね。
抜け出した後の世界にいる人を探してみる、近付いてみる、観察してみる、というのも効果があるでしょう。

さて、「変わりたくて、あれこれやってみたけど変わらないんです」という方に必ずお聞きする質問があるんです。

それは、

「今まで取り組んできたことで自分が変化したことや学んだことはどんなことですか?」

という問い。

本を読んだり、セミナーに行ったり、アファメーションしたり、自分なりに何かしらやってきたとしたら、“必ず変化は起きています”。

でも、自分がその変化に注目していなかったり、大したことないと思っていたり、また、その変化を自分で踏みつぶしてしまったりしているならば、「やっぱり変わらない」という結論が出て来るでしょう。

この問いはセミナーでも10分以上考えてもらうこともザラですし、実際には1週間以上、自分に問いかけ続けて頂くものです。

「変化してない」前提で自分を見ると、変化してない自分が見えてきます。
「変化がある」前提で自分を見ると、変化してるところが見えてきます。

自分の意識の置き方次第なんですな。

だから、「ある前提」で自分を見つめ直してみると、こんなことも変わった、あんな変化もあった、と気付けるようになるんです。

「変化してない前提」で見るのとは違う世界がそこに見えてくるものです。

「どこに意識を置くか?」によって見える世界が変わるわけですね。

だから、変化してるところはどこ?という目で自分を見てくださいな。

変化というのは「種を蒔いて水をやり続けるようなもの」という例えをよくします。
種を蒔いてもすぐに芽は出ません。しかも、地上に出てくるまではけっこう時間がかかります。

だから、諦めずに継続していくことが大切になるわけですし、特に敏感な人というはおっかなびっくりチャレンジをされますから、変化が目に見えるようになるまでちょっと時間がかかります。

とはいえ、そういう方は変化し始める一気にぐいーっと伸びていくのも特徴です。

私のクライアントさんには「動かない妻たち」というシリーズものがあるんですけど、旦那さんとの関係を良くしたい!って言いながらも、全然行動しないんですね(笑)
「分かっちゃいるんですけどね、でも、なかなかできないんですぅ」という話を毎回耳にするわけです。

それで「しょうがねえなあ~」って言いながら、「ま、気長にやろうぜ」って話をしていると、ある時、突然、ぎゅぃーんと動き出して、あっという間にレスを解消したり、仲良くなったり、離婚したり、新たな男を見つけていたりするんです。

その変化は「え?1か月前は全然ダメって言ってたのに、今はふつうにセックスできてるの?なんで?何したの?バイアグラめっちゃ飲ませたの?」ってこっちが驚くほどです。

だから、私はずっと変わらない、抜け出せない、という方に対しても、気長に、のんびり見守るようにしています。

見守る・・いい響きですねえ。偉いですねえ、根本先生(笑)

さらに、いい表現をするならば「信頼して待つ」というもんでしょうか。

桃栗3年柿8年と言うように、長年染みついた習慣が本当に変わったと実感するにはなかなかの期間がかかります。
それを気長に待とうじゃねーか、というわけです。

それは私が「負のループからは必ず抜け出せるよん♪」ということを信頼してるからです。

タイミングとか時期とかもあるし、自分が「その気」になった時だし。

なので、「なかなか負のループから抜け出せないんです~♪」という方には、「ま、そのうち抜け出せるから、今はそれでいいんじゃない?」ということが多いのです。

そうすることで「抜け出せない自分にダメ出しをする」という傷口に塩を塗り込むような自己嫌悪から回避できますしね。

負のループから抜けるきっかけになるセミナー。

福岡リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/22883

負のループから抜け出すヒントが満載。

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