自信を付けるなら過去の自分と比較して成長分を受け取るべし。



先日、こんなご報告を皆さんにシェアしました。

「(ご報告)そしてそれこそがわたしのライフワークの核心でありすべてでした。」
https://nemotohiroyuki.jp/message/21146

その中にこのような一文があります。

昨日PCのダウンロードフォルダを開いたら、昨2016年10月に参加したWSのプリントが目に留まったのでリトライしてみました。
WS当日とは全く違う回答と強い手応えがありました。

1年前と今とを比べてみて実感すること、気付くことって多いと思うのです。

今回の新刊「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)の中でも、『自信を付けるなら過去の自分と今の自分を比較してその成長分を受け取ること』というお話をしています。

私たちは幼少期からの癖も手伝って、つい「他人」と「自分」を比べてしまうもの。
しかも、「他人のいいところ」と「自分の悪いところ」を比べることも多々あります。
それで私はよく「隣の芝生は常に青いんです。隣の芝生が青くないなあ、と感じたら、青く感じる芝生の隣に引っ越してまで自己否定するのが私たちなんです」なんて話をよくします。

他人と自分と比べるのは「百合とコスモスとどっちがきれいか?」という論争をするようなもので、本当はあまり意味がないんですよね。
でも、分かっていても子ども時代から「お姉ちゃんと比べてあんたは・・・」みたいに「比較」の中で生きて来た私たちはついついやっちゃうんです。

それだと自信って付かないですよね。
自己肯定感もあがりませんよね。

以前、ある社長さんがこんな話をしてました。
「起業して3年、必死に頑張って来て、今、年商3000万くらいになったんです。でも、周りを見れば、同じ業態の人たちが5000万や億稼いでるんです。自分はどこまで頑張ればいいのでしょうか?」

ついつい他の社長さんと比較してしまうんですね。
もし、彼がもっと頑張って1億売り上げるようになったら何て言うか想像できますか?

「根本さん、必死に頑張って1億まで来たんです。けれど、周りを見たら2億とか5億とか稼いでる奴がいるんです」って言うと思います。

天井知らずなんですよね、ほんと。

こういう方もいます。
「根本さん、私、この半年、頑張って婚活してきました。けど、同じ時期に始めた人で結婚が決まった人が何人もいるのに、私は全然ダメなんです。もうやめたほうがいいんでしょうか?」

その気持ち、分からなくもないですけれど・・・。
でも、人と比較してしまうと、やはり自己嫌悪自己否定しか出てこないんじゃないかと思うのです。

ちなみに優越感というのはこの逆の感情で、中身は同じものです。

そして、他人と比べてしまう、というのは、要するに「他人軸」ということですね。

じゃあ、「自分軸」で考えるとしたら、それはどうなるか?というと、「かつての自分と比べる」ということなのです。

だから、今回の本でも触れてるように「半年前、1年前の自分と比べて成長したところはどこ?」という見方をしてみます。
もちろん、この見方に慣れていない人はすぐに答え何て出てきません。

むしろ始めは半年前に比べてダメになったところが見つかるかもしれません。
でも、それも実は前向きな気づきなんですけどね。
「あ、そうか。私はいつもダメなところばかり見てしまうんだ」

こういうの、頑張ってる人、一生懸命な人、真面目な人に特に起こりやすい現象です。
「自分に厳しいんですよね」なんてお伝えしたくなる方々です。

それに気付いたら、「成長したところ、前向きに変化したところってどこかなあ?」って頭の中で検索をかけてみるんです。
すると、「そう言えば・・・」なんて思いつくところが色々あります。

前はできなかったけど、今は少しできるようになったところ。
前の自分にはしなかった考え方が今はできるようになっているところ。
前よりもずっと楽になったり、元気になったりしているところ。

そして、それは「気がする」というレベルで全然OKなんですね。

「良くなったような気がする」と気付いたら、「ああ、私、成長してるんだ!」と認めてあげるんです。
それが「自己肯定」と言う奴であり、自信になっていきます。

今、問題の最中にいらっしゃる人、、、例えば「旦那から離婚を切り出された」とか「転職したいけどなかなか見つからない」などの方によく提案するのは「日記を付ける」ということ。

毎日付ける必要もないし、きちんと付ける必要もありません。

今日何があったか?
何か感じたことがあったか?

2、3行でも構いません。

記録を付けるイメージで、日記を書いてみるんです。

そうして積み重ねた「記録」は半年くらい経って見返したときに「おぉ!意外と私、成長しとるやないか!!」という気付きをもたらしてくれます。

去年の今頃、皆さんは何を感じ、何をしていたんでしょう?
そして、その後、1年経って、どんな変化が起きているでしょう?

「変化してる」という意識で見つめていくと必ず見つかるものです。

見つからない、という方は・・・「変化してる」という前提で自分を見られるようになるまで何度も何度も自分に問いかけてください。

「私がこの1年で成長してるところはどこ?」って。

以前、電話カウンセリングをしていた時に「この半年で成長したところはどこ?」「いや、ありません」というやり取りを20分くらい繰り返した方がいます。私、よく20分も飽きずに頑張ったでしょ?笑

「変化してません」「いい方向になんて変わってません」と突っ張ってた彼女も、だんだんその気になって来て、気が付けば何個も変化が出てきていました。その内容は当然もう忘れてしまってるのですが(笑)、「なんだ!すごいじゃん!めっちゃ変わってるじゃん!」と思わず言ってしまうくらいの変化でした。

私たちは変化しています。
けれど、比べる基準を間違えたり、「変化してる」という前提で見たりしない限り、それは見つかりにくいかもしれません。

半年前、1年前の自分と比べて、どこが成長したのかをちゃんと受け取ること。
ちょっと意識して過ごしてみませんか?

ちなみに私自身の変化と言えば・・・

・ジムに定期的に通えるようになった
・筋肉がついて体型がちょっと変わった
・前よりも自由にものごとを考えられるようになった
・スケジュールに空白を作ることができた
・デキに満足できる本が書けた
・友人があちこちに増えた
・行きたかった店にどんどん行けるようになった
・家族と過ごす時間が増えた
・ワクワクできる企画をより実践できるようになった
・自分のご機嫌取りがうまくなった
・自分が好きなものにどんどん素直になってきた
・夢中になれるテーマを発見した(ライフワーク)
・新しいチャレンジを続けている

など。

リスト化してみると、ふふふふ。俺ってなかなかやるやん!って思えますよねえ。
で、そうすると次にチャレンジしたいことも浮かんでくるんです。

ぜひ、お試しください。


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