人間関係がうまくいかない理由の一つとして、この「比較と競争の罠」というのがあります。
比較とは「誰かと比べる」ということで、
・私はあの人に比べて○○が劣ってる
・あの人は○○ができるのに私はできない
・これくらいできてふつうなのに!
・周りの人はふつうにできてるのに自分はできない
・人間関係をどっちが上でどっちが下かという見方をしてしまう
などの心理です。
また、競争というのは「誰かと競ってしまう」ということで、
・勝ち負けにこだわってしまう
・間違いを認めたくない
・つい張り合ってしまう
・マウンティングしてしまう
・人に対してダメ出しをしてしまう
・自分は優れていることを自慢したがる
・特別扱いされたい
などの心理です。
例えば、4月の講座で扱った「嫉妬」というテーマも、この比較と競争の罠の一つとして
捉えることもできます。
誰にもあるものですし、人間関係の中では必ず出てくる問題なので、皆さんの家族、職場、友人関係など
あらゆるところで目にする機会があるかと思います。
この「比較と競争」は「自立心」の中にあります。
例えば、自立は依存を怖れるので負けることを避けますし、間違いを認められなくなります。
だから、「俺は正しい」「私は間違ったことしてない」という主張にこだわります。
これは「正しさの争い」と呼ばれるものですが、「正しさを主張すると相手は自分から遠ざかる」
という流れは想像できますよね?
パートナーとケンカして自分の正しさを主張してそれが通ったら、パートナーは間違いを突き付けられて
屈辱感を感じるし、惨めになるし、嫌な気分で満載になります。
そうするとパートナーとの間に壁ができてしまいますね。
仲良くしたいと思っているパートナーとの間にお互い協力して壁を構築してしまうわけです。
パートナーシップではこの「競争」は付き物なんですよね。
もちろん、過去の恋人について「比較」しちゃうことだってあるかもしれません。
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この「比較と競争の罠」を手放すことで、私たちは他人に対して自由になることができます。
自分は自分でいい、と思えますし、勝ち負けにこだわらなくなるのでとても楽になります。
また、相手の長所を見ることができるので、「競争」の良い面が出てくるようになります。
(あいつも頑張ってるんだから、俺も頑張ろう!みたいな)
さらに言えば、人間関係を上か下かではなく「対等」に見ることができますので、お互いを
リスペクトできる関係性を築くことができるんです。
そして、周りの人に流されることなく、自分らしく振る舞うことができるようになるんですね。
そんな考え方ややり方をお伝えする講座です。
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