東京:10/19(木)心理学講座「罪悪感とココロのアンダーグラウンドの世界」



今週木曜日の心理学講座は当日飛び込み参加もウェルカムです。


人ってきれいな部分だけでは生きていけないところがあると思います。
どんなに温厚な人でも怒りを感じることがあったり、
自由に生きてるように見える人でもどこかしら制限を掛けていたり、
真面目で誠実な人柄の人が、実は酒癖が悪かったり、
この人なら大丈夫!と思って付き合った人が実は浮気を繰り返し足りたり、
明るくて元気に振る舞っている人が、家に居るときは引きこもっていたり、
職場の人気者の彼が、実はギャンブルにハマっていたり、
表と裏、陰と陽を誰もが持っているのかもしれません。

いい子をしてきた人が、自分の中に蠢く悪い虫の扱いに困っていたり、
期待に応えてきた人が、行き場を失って絶望をしていたり、
頑張って仕事してきた人が、ストレスのはけ口がなくて体調を崩したり、
皆さんもそんな体験はありませんか?

そして、皆さんはそんな内なるネガティブな要素をどのように解消してきているのでしょう?

カウンセリングを通じていろいろなお話を伺う立場にある私は、そんな裏の顔をよく見せて頂くものかもしれません。

「辛い時は辛いって言っていいんですよ」
「弱音も時には薬になりまっせ」
「そんなキレイな自分でいようとしなくてもいいですよ」
「まあ、それだけ我慢してきたってことですなあ」

『許し』という意識でカウンセリングをしている私としては、そうせざるを得なかった事情について理解をするので、責めたり、否定したりってことはしません。
「しゃあないよなあ」なんて話をよくしています。

そんな表には出せない一人だけの世界のことを私は「ココロのアンダーグラウンド」と呼んでいます。
以前記事にしたところ、とても多くの反響をいただきました。
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/11899

ところが、いい人、優しい人、期待に応えてきた人、正しくあろうとする人、きちんとしたい人、ちゃんとしてる人、真面目な人、頑張り屋さんなどは、そうしたアンダーグラウンドの世界に「罪悪感」を持つようになります。

こんなことをしてる自分なんて最低だ、と思ったり、もうこんなこと辞めなきゃいけないのに辞められない、とか。

例えば、不倫というのはその最たるものの一つと思っています。
表の社会で頑張って、いい人をしてきて、「清廉潔白な人」なんてイメージを持ってしまったら、苦しみを吐き出す場所って表の社会にはあまり見当たらなくなります。
そうすると、人には言えない恋をすることで、その吐き出せない苦しみを消化しようとするのです。

ギャンブルもそう、お酒もそう、甘いものもそうです。

「食べちゃいけないって思うんだけど、夜中についついチョコレートに手が伸びてしまう」

これも実はアンダーグラウンドなのかもしれません。

性的な部分にそれが現れることもあります。
自分を傷つけるようなセックスを繰り返すのもそうだし、自分でも異常だな、と思うセックスにハマることもそうです。

以前、とあるSMの女王様がこんな話をしてくたことがあります。
「私のところに来るお客さんは社会的地位の高い人ばかり。表では出せないマイナスな自分を出すために私のところに来るの」

罪悪感という感情は、あらゆる感情を麻痺させて、自分を傷つける道筋を付けようとします。
いい人であればあるほど、罪悪感は強くなり、そして、それがマヒすればするほど、自分では意識できなくなって、自分を傷つける行為を繰り返します。

時には忠告をしてくれる友人を遠ざけてしまうこともありますね。
罪悪感は孤独を創り出そうとしますから。

そうして自分だけの秘密にしてしまうんです。

なぜ、アンダーグラウンドが必要なのか?
それは、表には出せない世界を持つことで、そこで仮面を脱ぎ、鎧をかなぐり捨てて「素の自分」に戻れると錯覚するからです。
そう、それは錯覚に過ぎない、一時的な痛み止めなのですが、アンダーグラウンドに入ると人は一時の安息を得ます。

不倫経験のある方ならこういう気持ちも分かるんじゃないでしょうか?
「不倫相手の彼には何でもわがままを言えるの。きついことも、ネガティブなこともどんどんぶつけられるの。セックスも思い切り羽目を外してできるの。その後には猛烈な空しさや寂しさや、何をしてるんだろう?って思いがやってくるんだけど。」

学校では模範的で優等生な子が、実はいじめっこだった、なんてのもそうなんです。

持って行き場のない、自分。

それもまた自分自身であり、愛すべき自分なのですが、どんどん自分を追い込んで苦しい世界を創り出してしまうのです。

皆さんの周りにもそういう人たち、いませんか?
また、皆さんもそんな体験ありませんか?

もしかすると、「やりたいことがあるんだけどなかなか一歩が踏み出せない」「結婚したいのだけど、なかなかいい出会いがない」「夫婦関係を良くしたいのに、いつも自分からダメにしてしまう」「ふつうに生活しているだけで、なんか虚しさが抜けない」なんて場合は、その罪悪感が心の中にあるのかもしれません。

今回はそんな人のダークサイドに目を向けた講座をお届けしたいと思います。
人の心理を知るために、自分自身をもっと知るために、そして、その罪悪感やアンダーグラウンドの世界を解消するために、ぜひ、活用いただけたら幸いです。

【大阪】
日時:2017/10/12(木)19:00-21:00
会場:梅田・総合生涯学習センター第2研修室
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル6階
交通:各線大阪駅・梅田駅徒歩5~10分、北新地駅直結。
アクセス:http://osakademanabu.com/umeda/access-map

【東京】
日時:2017/10/19(木)19:00-21:00
会場:飯田橋・ベルサール飯田橋駅前 Room1
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル2F
交通:「飯田橋駅」A2出口徒歩2分(東西線・有楽町線・南北線・大江戸線)、「飯田橋駅」東口徒歩3分(JR線)
アクセス:http://www.bellesalle.co.jp/room/bs_iidabashi/access.html

【料金】
5,000円 (当日現金払いでお願いします。領収書が必要な方はその場で発行いたします。)

お申し込みはこちらのフォームからどうぞ!!


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