「ありがとう、サンタさん!」とちっとも父親に感謝しない娘について。



うちの娘はクリスマスというものは「サンタさん」と「パパ」の二人からプレゼントをもらえる日だと信じていて、パパからはぬいぐるみ、サンタさんからはDSをもらえるものと思っていた。
いつ、その資金源が一本であることを告白しようか迷ううちに今年もクリスマスが来てしまった。

家族にそういう趣味がなく、今まで我が家にはゲーム機はなかったのであるが、妻の健康のために、という目的もあり、やや衝動買いでWiiを購入した。

しかし、ただ、娘にWiiを渡すのでは面白くない、と思った、妻・義母・私は「昼間、突然サンタさんがやってきて、プレゼントを渡してくれた」ことにしようと思ったのである。


案外うちの娘は単純な性格をしているので、それほど複雑な演出をしなくても、すぐに引っかかってくれる。
ちょろい かわいいものである。

私は仕事中であったのだが、案の定、狂喜乱舞して喜んでくれたようで、してやったり!である。

しかし、その後、我が家に大きな問題が降りかかる。
それは、ますます凶暴化する9ヶ月乳児の存在である。
バリケードを乗り越えてでもDVDデッキに手を突っ込もうとし、リモコンはおやつで、コンセント遊びを趣味とする奴にとって、WiiやWii Fitは、格好のおもちゃであろう。

とりあえず、クッション、椅子、テーブル(小)、ダンボールなどを組み合わせた即席バリケードを築いてWiiを守っているのであるが、いつ、奴がその存在に気付き、味見をせんとするか分からない。
もちろん、コントローラなどは大好物であろうから、厳重な管理が求められるのである。

まずはクリスマスイブの今日、奴は、Wiiよりも、AKBやKARAを踊る姉と母に興味があったようで、不思議そうに眺めていた。
さて、明日はどうなることやら。

そして、きっと朝早くから娘にたたき起こされ「Wiiやりたいんだけど、繋がらない」とか言われるんだろうな、と思い、床に向かうことにする。


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