神様のテストに果敢に挑む。



先日、神様のテストと表現したラーメン屋が1日、オープンした。

この日、午後からは五反田でワークショップがあるのだが、テストには果敢に挑んでしまう悲しい性質のため、「ダイエットの敵では?」という心の声に逆らって、開店10分ほど前に1Fに降り、すでにでき始めた行列に並ぶこととした。


かんばん

なんと、私の好きな六厘舎から花輪が届いている。

「や、やばい・・・もしかしたら、自分好みの味かも」と期待が膨らむと同時に、新たな葛藤が生まれる。

以下は私のダークストーリーである。

この店は夜22時まで開いている。
面談カウンセリングの最終枠が終わるのが21時である。
カウンセリングルームからラーメン屋までは階段を下りるだけであるから10秒もかからない。
それは、うちのすぐ隣にあって大変お世話になっているコンビニ「サンクス」よりも近いのである。

さすれば、冬の寒い日などはサンクスまでの10mも面倒になり、そのまま1Fの店になだれ込んでしまう可能性が高くなる。

それは、ふだん以上に運動量が減ることとなり、すなわち、腹周りの肉厚をさらに増やしてしまう危険性を示唆している。

嬉しいけれど、神様のテストと表現する理由はコレである。

さて、そんなことをつらつらと考えつつ、いよいよオープンである。
店主のやや緊張した声に出迎えられ店内へ。

しかし、その食券の自販機を見て更に「やばっ」と思った。
メニューは4種類。

「ラーメン」「ラーメン(大)」「豚ラーメン」「豚ラーメン(大)」

思わず看板を仰ぎ見た。

「千里眼」という名前の背景に、「二郎」の2文字が透けて見えたような気がした。

お腹が減っていても(大)は危険である。
肉好きな私でも(豚)は冒険である。

私は7番目に入店。ハナからラッキーセブンとは縁起がいいや、と一人ごちて待っていると、「ニンニク入れますか?」の声。二郎の亜流店・インスパ系の店ではよく耳にする声である。

先陣を切ったジロラーたちが、心持緊張した声で「野菜、ニンニク、あぶら」とか追加をリクエストしている。

すると店主は、そもそも山盛りの野菜に更に野菜を乗せ、ニンニクを一山、そして、ゴリゴリと出汁から取り出したる脂をかけて完成させる。

純粋なジロラーでもない私にとっては暴挙に等しいので、素直に「野菜だけ」とリクエストすることにした。(この後ワークショップだし、ニンニクは入れられないし)

ラーメン(ふつう)、野菜増し。

本流に比べると若干量が少なく、目黒店を思い起こさせるボリュームである。
これならばまだ食べきれる。
ふと左隣を見ると、がりがりに痩せた若い男の子が「豚ラーメン大。野菜、ニンニク、あぶら増し」の最強タッグを前に格闘を繰り広げている。

若いって素敵だ!

大人の分別を持つ私は、その野菜盛りの山に挑み、余裕で完食してみせる。
とはいえ、おなかはいっぱいである。
一切れ入っていた豚も、危険を見るや否や、半分のみ食し、カウンターにどんぶりを返す。その後、ふきんでテーブルを拭くのも二郎系のマナーである。

しかし、失礼なことに意外と旨かった。
しかも、スープは濃い系のトンコツしょうゆで非常に私好みであった。
もし、横に白いご飯があれば、そのまま突っ込んでしまいそうなほどであり、常連になった暁には白米持参で訪れようかと思ったほどである。

ともあれ、すがすがしい青空の下、禁断のリンゴを食べたような気分でワークショップに向かう。

楽しみが増えたようで、葛藤も増える。

もし、東京カウンセリングルームを訪れられた暁には、記念に一度、寄ってみることをお勧めする。
比較的融通が利くので、完食する自信が無い方は「麺半分で」とお願いし、「ニンニク入れますか?」の声には「そのままでお願いします」と言えば良い。
また、そもそもが大盛りを売りにしているため、残したところで変な顔をされることもない。

ただし、できればカウンセリング後をお勧めする。
満腹では眠気が襲うし、ニンニク臭はそう簡単に消えないからだ。

しかし、うちのカウンセラーにはラーメン好きも多い。
おそらく原は毎日のように通い、私が次に訪れたときには「原さんのお仲間の方ですか?」と言われている可能性すらある。

まさか、今月末の出張の際、カウンセリングルームのドアを空けた瞬間、ニンニクの匂いが充満してやいないだろうな・・・。

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