東京の魅力



出張中は午前中をオフタイムにしていることが多い。
今日も朝から花粉が飛び交う中を泉岳寺へお参りしたり、高輪の住宅街を散歩したりして、白金まで来てしまった。
くしゃみが何度も出て、鼻水がずるずる言い始めたときには「俺にもついにこの瞬間が訪れたか」と思ったが、そのうち慣れてしまったのか落ち着いて空気を吸えるようになったのは嬉しい。
ただ、体内に花粉や粉塵がたくさん溜まっていく・・・というのは想像するだけでも怖いのだけど。


東京は来る度にぼこぼこと新しい高層ビルが立ち並び、それらを中心としたちょっとした街が新しく生まれたりしている。
白金高輪駅の上にも「AERCITY(アエルシティ)」というこぎれいな街ができていてビックリした。
(建物も行き交う人もきれいなのだが、し、しかし、このネーミングはあまりにベタだなあ・・・笑)

でも、それでいて、通りから一歩入ると「昭和」を感じさせる古い味のある建物が並んでいて、懐かしい井戸があったり、山の手の品のいいおじいさんが路地を掃いてきれいにしてたり、ほんとうに面白いところだと思う。

都会の中の井戸

何だかんだ言われながら、そして多くの問題を抱えながらも発展して、たくさんの人を惹きつける魅力を持っているのが東京なんだと思う。
僕にとっては東京というのはテレビや雑誌の中にある世界で“自分が今東京にいる”って感覚にはなかなかなれないんだけど、こうした新しいものを次々生み出すエネルギーに触れると、そっか、東京にやはりとても魅力的な街なんだな、と深く納得する。
外から来てる人間だから感じるものなのかもしれないし、ちょうど今景気が良くなってきて勢いが付いてきて、そのスピードが大阪などとは全然違うからそう思うのかもしれないが、自分の居場所が定まるのにこれほど時間がかかるってのもある意味すごいところだ。
こういうところに住んでたら、翻弄されてしまって大変かもしれない。

なお、この辺(高輪とか白金とか)はすれ違うベビーカーも高級そうなのが多くて(←これが親目線(笑))、普通にスターバックスでコーヒーを飲んでいるだけでも「うーん、ちょっと人種が違うよな」と思わされる人たちが多い。

カウンセリングを終えると急いで外に出てラーメン欲を満たす。
僕は出張には必ず何冊かの本を携帯するのだが、その中にラーメンが出てくる小説があって、何か異様に食べたくなっていたのだ。
ところがカウンセリングルーム最寄のラーメン屋(はらっち曰く、味もよいとのこと)はいつも閉まっていて営業時間が分からず、少し離れたところにあった台湾料理屋さんはいつの間にかビルごとなくなっているし、伊皿子坂を上り、魚籃坂を下ったところにあるラーメン屋さんに向かうことにする。
営業時間が10時までとのことでギリギリセーフ。

とても美味しく、しかも、辛味で大満足して帰る。
何か一つ目標を達成したような充実感と共に。

東京は・・・ほんとうに坂が多い・・・。
でも、その坂が街の区切りの役割を果たしているようで坂のこちら側と向こう側では雰囲気がまるで違うのも驚かされる。
上り下りはけっこう大変なのだが、こうやって地元を歩いて、食べ物に触れ、文化に接していくと愛着が沸いて出て明日大阪に帰るのが少し惜しく、切ないような気持ちになる。
そうすると遠くには高層マンションが夜景のように見えていて美しく、一人で歩き回るのは寂しいような、もったいないような気持ちがするものだ。
(この辺はよく高級住宅街らしくパトカーがよく走っていて、いつか職質されそうで不安になる。どぎまぎして変なことを答えてしまいそう。)

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