目が覚めると雪景色(!?)



二日続けてナゼか目を覚ますと時計は6時半。
もちろん、そのまま二度寝、三度寝に移るのですが、続くと不思議なもので、何かがあるのかと思ってしまいます。

今日はオフの日。
とにかく時間ややるべきことに追われがちな自分を宥めてできるだけゆっくり過ごす。

ホテルを出て、今回は一度も行っていなかった熱田神宮へ。
いつものように散歩がてら途中いくつか神社を経て、まるで布石を打つように歩いていくと、寒い中、体もホクホクしてきました。


今回はお参りだけでなく、正門前にある「あつた蓬莱軒」にて名物ひつまぶしを食するのが目的なのです。(本店は月曜日は定休日らしいので)
さすがは超人気店だけあって待合室もたくさんの人が待っています。
覚悟してましたが30分ほど待って案内してもらいました。

人気のお店だとツンとしたところがありそうなのに、ここは当たり前のようにきちんとしてます。
毎日ものすごくたくさんのお客さんを迎えて、サービスをして、休む間もなく動き続けるわけで、そんな中でも笑顔を絶やさなかったり、丁寧な言葉、笑顔を向けられるスタッフはほんとうに素晴らしいですね。
しっかりした意識、理念だけでなく、楽しみや喜びがなければできないことだと思います。
こういう当たり前のことを当たり前にできることはなかなか難しいことです。
接客、人と接するというのはもっとも基本的な態度ですから、そこがきちんとできてるのが味や値段よりも大切なこととも思えるんです。
態度が悪いと味も客足も落ちます。
これはサービス業に限らずどんな仕事にでもいえることですよね。

・・・とまあ、鰻が焼きあがるまでの間にそういうことを考える嫌な客ではある・・・。

年季の入った、それだけで美味しそうなお櫃が運ばれてきて、量もとても多く十分満足させていただきました。
手を合わせてありがとうございました、と言いたくなる時間を頂いたような気がします。

その後ホテルの方に聞いたところ「1時間待つこともざらにある」とのこと。
今日はラッキーだったんだな、と思い、荷物をゴロゴロ引きずって駅へ。
帰りも近鉄特急にて。

ぼーっと景色を眺めているといつしか眠ってしまったようで、ふっと目を覚ますと、そこはゆ、雪景色・・・。
え?うそ!?まじ?

三月の雪景色

そりゃあ、今日はとても寒い日だし、ひつまぶしを食べてる間、外はさりげなく吹雪のように雪が舞ってましたけど・・・ここはどこだ?僕はどこに向かってるんだ?と思ってもいいですよね?
まさか、三重県で(山の中だけど)、三月に雪景色を眺めることになるとは思いませんでした。
眠りに落ちる前はいい天気だったから、なおさら。

前の席の方にいたおばちゃん達が「雪やん、あんた、雪やわ」と喜んで、車内にはケータイで写真を撮る音が響いてました。
うん。間違いなく現代だな。
そして僕も、前の席のお姉ちゃんもケータイで写真を撮ってました。

で、どうもそのおばちゃんグループの中の一人がちょうどその辺の出身だったようで、小学校が建替えられてキレイになってるだの、この道を行くと菖蒲園があってとてもキレイだの、大阪のおばちゃんらしく全編丁寧に解説してくださってまして、ほんとガイドさんが乗ってるのかと思いました。
そして、奈良県に入ってしばらくすると「ああ、あたしはこの辺はもうわからへんわ。あんたの方が詳しいんちゃう?」と素直にガイドを降りるのもさすが。

行きはビジネスマンの寝息が響き、帰りはおばちゃんの声が響く近鉄特急。
その他、うちの子よりも少し大きいくらいの幼児を抱えたお母さんも同情していて、その子はずっと泣くこともぐずることもせず、雪を見ては「わー、まっ白ー」と感激してました。そのかわいらしさに「ああ・・・、早くうちの子に会いたい・・・」と懐かしくなります。

それと、さすが近鉄!と思ったのは、ちょうど真後ろくらいに座っていたおじさんがずっと鼻歌を歌ったり、何かを話したりして、ずーっとマイペースにご機嫌だったこと。
しかも、うるさいほどの声ではなく、まるでラジオのようにしゃべり、歌い続けるおっさん。

電車には人間だけでなく、色んな人の人生も一緒に乗っけてるんだなあ、と深いことを考えてしまったのでした。

難波で遊んで帰ることもなく、江坂に戻り、辛いもの欲を満たすべくコンビニで「チゲ鍋うどん」を購入し、テレビを見て笑いながら過ごす。
何もせずに、こう、時間だけが過ぎていくのはとても贅沢なことだと改めて思います。
感謝。

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