焚き火とカレーうどんの休日。



車で10分もかからないところにあるいつもの公園に、いつもの焚き火セットを持ってやってきた。冬晴れで風もさほどなく、分厚いダウンにニット帽をかぶっていればむしろ温かくも感じる昼下がり。
ヒマを持て余している息子と、急にその気になった奥さんと一緒にやってきた。娘は「友達と宿題をやりにいく」となぜか梅田に出かけたため不在である(梅田で勉強ができるのか!?)。

仕事始めの人も多いであろうこの日は誰も同志はいない。
昨年の台風の影響で折れたり、倒れたりした木々の撤去作業も順調に進んでいるのだけど、「これ、薪にして売ってくれたらみんな喜ぶのになあ」と思わざるを得ない。道々頃合いの木の枝を拾いながら移動する。

やはり火はいいなあ。とぱちぱち燃える薪を眺めながらじんわりする。
そして、コンビニで買ってきたカレーうどんを温めながら、温かいほうじ茶を掲げる奥さん。ビールやワインじゃないところが寒さを物語っている。

快晴の空には飛行機雲が一直線に空を横切っていて美しい。
とはいえ、こんな透き通った青い空を見せつけられると、つい心は沖縄を求めてしまう。重篤な沖縄病に罹患していることを改めて実感する。もしかしたら、私よりも重症ではないかと思われる妻に言うと、二人ともマブイが飛んでしまいそうなので黙っていることにした。

カレーうどんができた。別に鼻で食おうとしているわけではない。
ふだん、こういうものは口にしないのだけど、焚き火の時は別である。なぜ、こんなにも旨いんだろう???感動的ですらある。

息子は自主的に走り回っているし、パパとママは木をくべながら暖を取っているが、長居は無用である。体が冷える。1時間半くらいでさっさと片づけて家に戻る。
焚き火セットはさほど量がないので、あっという間に設営・片付けができるのがいいところだ。

間もなく2月に発売される本のゲラも届くであろうし、また晴れた午後にでも訪れようと思う。


あわせて読みたい