久々の仙台でドSな女将にときめいた夜。


仙台にやって来た。1年ちょっとぶり。
飛行機に乗って、浅田次郎さんの機内誌エッセイを読み、パソコンを開いて仕事していたら一時間ちょっとで到着。新幹線に乗り慣れた身からすれば名古屋のちょっと先、という感覚。あっという間である。

重たいスーツケースを2つトランクに放り込んでタクシーでホテルへ。
仙台は大抵ここに泊まることにしている。

高所恐怖症なので高いところは苦手なのだが、なんと今回は35階である。

真下には東北大学のキャンパスが広がり、遠くまで見渡せるお部屋だが、下を見ると冷や汗が出てくるのであまり窓際には近づかないようにしよう。

そんな話をFacebookに書いたら我が妻より愛情溢れるコメントを頂いた。

奴は生命保険でも狙っているのだろうか?(汗)

そのままホテルの部屋で仕事をしていたら、泡欲がふつふつと沸いてきた(注。泡といってもソープランドではない)ので、ホテルのラウンジに降りてみた。17:30からアルコールも供されると聞いたからだ。

仙台の夜景と夕暮れを眺めながら優雅なラウンジにて、前菜に合わせて軽く一杯。それこそ、妻に殺されかねないシチュエーションである。

晩飯を求めて仙台銀座なるディープエリアにやって来た。
18時から予約していたつもりだが、実際は18:30からだったようでしばらくこの一角を探索。
呑み助のハートを上手にエグってくる店が並んでいて、ここは集中的に攻めるべきだと悟る。
国分町や一番町だけをターゲットとしてはいけない。

作家の太田和彦さんによれば、日本一居酒屋のクオリティが高いのがここ仙台だそうで、まさにその面目躍如である。

18:30過ぎに暖簾を潜る。
最近、作家、ブロガー、講師等さまざまな肩書きを持つ立花岳志さんの影響で寿司を学び始めている。
割烹が好きだけど、一人でフラッと入れる寿司屋は気軽でよいのだ(お代は気軽ではないけど(笑))。

ここ仙台では貴重なちゃんと仕事をしている寿司屋である。聞けば、横浜出身で、関内から都内の寿司屋で修行されたらしい。

写真がNGの店なので外観しかないのだけど、アテも握りも素晴らしかった。
握りは丁寧に仕事された上にすべて手渡しであり、地物を中心としたネタはどれも印象深かった。
まったく臭みがないホヤや、この時期だけという白い雲丹、脂が乗りきった鯖、トロトロの赤むつ(のどぐろ)、熟成をかけたヒラメに、赤身に、大満足であった。

何より地元出身のドSな女将の存在感に感動した。
自虐的な大将とのコンビも抜群で、高級店なのに、地元の居酒屋のような居心地のよさと笑い溢れる会話がものすごく楽しかった。

私はやはりドMなのだろうか?女将の鋭いツッコミに心臓をきゅんとさせながら、どこか居心地のよさを感じてしまうのだ。それとも妻の教育の賜物なのだろうか?
少なくてもSな女子が好みなのは不本意ではあるが認めざるを得ない。

美味しいものには目がない私だが、それ以上に人が好きなんだと改めて思わされた次第である。

バー好きであることがバレたらお勧めのバーを4軒も紹介してくれたし、再訪確定である。

さすがにお腹も一杯だし、勧められたバーの1つに寄って(そこもまたよかった)気分よくホテルに戻る。

バスタブに湯を張り、ゆっくり浸かってベッドに潜り込んだら気がつけば朝であった。

幸せな目覚めと共に、また仙台に来る理由が増えたことを実感して、ひとりでにやけてしまった。


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