ストレスが溜まってる長女に寄り添うのがいいのか、感情を解放させてあげるのがいいのか迷います。



まず、母親として自分の愛に自信を持ちましょう。
そして、自分が良かれと思うことをしてあげましょう。
無理せず犠牲せずできる範囲で構いませんので自分なりの愛を示してあげましょう。
だから、感情を解放させてあげたいと思ったらそうしてあげたらいいんです。

根本さんこんにちは!
先日はブログで取り上げて下さってありがとうございました!

今日は子供のことで相談があります。
9歳の女の子なのですが、下に弟(5歳)と妹(2歳)がいます。
私も下に弟と妹がいるので、自分を投影しまくって癒着していて、そのせいで怒りすぎるところもあり、パパは別居だし、娘は相当ストレス溜まってそうです。

最近問題行動が増えて、初めは勝手に私のお菓子を食べるという可愛い悪さから始まり、私の財布からお金を盗る、そのお金で友達や自分に大量のお菓子を買う、おもちゃを買う、お金を隠したら今度は万引きしてしまいました。

盗みは愛情不足ってどこかで聞いて、やたら物を増やすのも散らかすのも、外から何か得て心を埋めようとしてる?散らかすことで寂しさ紛らわせてる?のかなぁと。

「ほんまはずっと寂しかったんやんな?」って聞くと、「うーんどうなんやろ…」と言われたので「寂しかったって言ってみ?」と言うと、「言いにくい…」と。
ゆっくり、徐々に言葉に出してもらい、繰り返すと娘は号泣、抱き合って私も一緒に泣きました。

ただこういう風に、抑圧してた感情を素人の私が引き出してしまってもいいものか?心に負担がかからないか不安でこれ以降してません。
でも盗み癖がつく前になんとかしてあげたいです。

子供には私の持つ母性・女神性でただ寄り添うだけの方が良いのか、感情を解放させてあげた方が良いのか教えていただきたいです!
(Nさん)

盗みだけじゃなくて子どもの問題行動ってのは「もっとこっちを見て!!」というサインだったり、「そんないい子じゃないよ!期待しないで!」というメッセージだったりするものでして、一番欲しいのはママからの愛情なだけです。

>勝手に私のお菓子を食べる

→ママこっち見てくれる?あれ?怒るだけで全然こっち見てくれない。

>私の財布からお金を盗る

→ママこっち見てくれる?あれ?まだダメなのか。

>そのお金で友達や自分に大量のお菓子を買う、おもちゃを買う

→ここまでやればママもっとあたしを見てくれる?でも、怒るだけ。

>お金を隠したら今度は万引きしてしまいました。

→もうこれしかない!これならもっとあたしに注目してくれるよね?

みたいな心理と読み取れます。

お金を盗るのも万引きするのも敢えてバレるようにしちゃうのは「見て欲しい」からです。

だから、

>徐々に言葉に出してもらい、繰り返すと娘は号泣、抱き合って私も一緒に泣きました。

ということなんです。だからこんな風に娘さんに寄り添ってあげるのはめちゃくちゃ大事なんです。

Nさんの娘さんにしても、パパ不在な上に弟と妹がいて、「あたしがしっかりしなきゃ!」と頑張り屋さんになる一方で、やっぱまだ子どもでいたい自分もいるんですよね。

でも、明らかに2歳と9歳じゃ、2歳の方に目が行くし、「もうお姉ちゃんでしょ。自分でやってよ。」とか「手伝ってよ」という風になっちゃうのも仕方ありません。

ワンオペで3人の子どもを育てるなんて修羅の修行にもないくらい過酷なメニューですから、そうなっちまうのも無理はないんです。

でも、その辺も娘さんは何となく理解していて「ママの迷惑になりたくない」とか「ママを助けたい」という気持ちだって強いと思います。

けれど、それを頑張りすぎるとやっぱり何かが切れちゃって問題行動に至るわけです。

だから、もう少し意識して娘を抱きしめてあげたり、愛情を伝えたりする機会を作ってみたらいいと思います。

理想を言えば9歳ですから色々と話を聴いてあげるといいんですけど、そこまでの時間はなかなか作れないかなあ。

例えば、子どもを4人育ててるあるママは月誕生日はその子の日と決めて一緒に好きなことをして過ごすようにしてるそうです。そこは1番上が男の子なんですが、それを始めてからはいろんなことを話してくれるようになり、また弟妹の面倒を以前よりもよく見てくれるようになったそうです。

まあ、これも「ルール」と決めて「仕方なく義務的にやる」のは意味がないですけど、下の子に気を取られて上の子を疎かにしやすいと自覚してるママ・パパなら、むしろそういうルールが自分たちを助けてくれるかもしれません。

さて、

>ただこういう風に、抑圧してた感情を素人の私が引き出してしまってもいいものか?心に負担がかからないか不安でこれ以降してません。

というお話なんですけど、ママならいいです。全然問題ありません。

それを他人に対してするのは色々と問題が出てくるかもしれませんが、でも、友達とかだったらしてあげたいですよね。

そもそも結果がどうであれ、善意であれば問題ないと思いますので、抑圧してる感情を出してあげたい!と思ったらやってみるのもいいことなんです。

それが自分の子どもであればむしろどんどんやったほうがいいです。
遠慮は何も要りません。

最近はそういう子どもをカウンセラーの元に連れて行く親御さんも増えているのですが、それによって余計に「自分は問題児なんだ。ママ・パパに迷惑かけてるんだ」と思わせてしまうのでよほど手に余る場合だけにした方がいいです。(ただ、思春期以降はそれでもかまいません。自立していく時期ですから。そういう意味で9歳はなかなか絶妙な年齢と言えます。)

うまくいくとかいかないとかよりも「ママが真剣に自分と向き合ってくれた」という愛が伝わる方がめちゃくちゃ意味がありますし、大事です。

たとえ失敗しても根っこに欲しかったママの愛情があるわけですから傷にはなりません。

最近は情報がけっこう手に入るので「上手に、効率的に、確実に」何でもやろうとしちゃうんですけど、愛がベースにあればやり方なんてどうでも良いんです。

不器用でもヘタクソでも本気で、真剣に、子どもに愛情を向けてあげることだけで良いですね。

その上でやり方を学べばいいんです。

だからNさんはとても素晴らしいことをされたと思います。

>子供には私の持つ母性・女神性でただ寄り添うだけの方が良いのか、感情を解放させてあげた方が良いのか教えていただきたいです!

どっちが自分らしいと思いますか?
まあ、どちらもNさんらしいと思うので、その時々の“気分で”使い分けたらいいと思います。

「寄り添う」ってよく言いますが、それってただそばにいてあげるだけじゃありません。
時にはツッコミを入れたり、叱ったり、熱烈に愛情を示したりすることも「寄り添う」に入るんじゃないでしょうか。

だから、もっと自分の愛情に自信を持っていいと思いますよ。

娘さんに対して罪悪感がたくさんあるでしょう?

「こんな風にしてしまったのはあたしのせいだ」みたいな。

でも、それ、愛情深いからこそ出てくる罪悪感なんです。

だから、「ああ、それくらい自分は娘を愛してるんだ」と思い直してください。

そして、できることをできる範囲でやりましょう。

完璧な子育てなんてないし、どれだけ寄り添っても「もっとあのときしてあげれば」と思うのが愛情深い親の心理です。

から、ベストを尽くす、だけでいいんです。

あと子どもも何も分かってないように見えて実は何でも察知してます。

ママが疲れてるのも頑張ってるのも大変なのも分かります。

だから寂しくても我慢できるんです。

子どももまた親に対して強い愛を持っていますから、ママのために頑張ることができるんです。

だから、何が正解で何が不正解かなんてありませんから堂々とやりたいようにやっちまってください。

で、「まあ、一生懸命愛情を注いでもなんだかんだ問題抱えて育つんだからそのときは根本さんや弟子どもに任せりゃいいか」くらいに思っといてください。

傷ついても癒せばいいんですし、自分なりに愛情を注いできたならちゃんとそれは伝わってますから癒しも早くなります。

だから、あれこれ考えずに、自分の愛情に自信を持って、好きなように接してあげるのが「自分らしい愛し方」になるんじゃないでしょうか。

強がったり、かっこつけたり、こうすべきとか思わずにね。

昨日の記事にも書きましたけど、親は子どもに自分を投影しやすいです。

「投影」を使えば自分も世界も見えてくる~あらゆる事象に起こる「投影の法則」に意識を向けてみよう~

娘は特に自分自身を見せてくれる存在になりやすいですね。

だから、「彼女はあたしに何を見せてくれるのか?」と自分自身にフィードバックすることも大事です。

何かしら抑圧しているものはないか?
自分も子ども時代寂しい思いをしてきたんじゃないか?
今の自分も何か向き合うべき問題がないか?
自分の心にも寂しさがあるんじゃないか?

娘には自分なりに愛情を注いでおく一方で、そうして自分の心を見つめ直す機会も大切です。
忙しいとは思うんですけどね。

ということで、まあ、そろそろ本気で自分の人生生きるフェーズにあるってことですね!!

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