武闘派女子の取説的本の再校ゲラが来たので遠目に眺めている。あとミニコラムを書いてみた。



つい1週間前に新刊が上梓されたばかりというのに、今日は4月に出る本の再校ゲラをチェックしている。
とはいえ、今日は日中は所用で出かけていたし、夕方からは仕事に追われていたのでようやくさっき原稿を開いたばかりである。
明日が締切なのだけど、1回チェックを入れた原稿だからたぶん大丈夫だろう、と、とりあえず、初校の際に付箋を付けた箇所をチェックしてみた。どれもちゃんと修正されており、一安心。
その他の内容は特に問題はないはずだから、明日一通り目を通してOKならばきっとそのまま校了になるはずだ。

こうして世間がいろいろと自粛している間にも着々と仕事が進んでいるのは不思議な気がする。
確かにセミナーやイベントは次々中止・延期になっているし、飲食店は大ピンチというニュースも直接目にするけれど、でも、今日もふつうに会社に行って仕事をしている人、今日が入社日だった人(新入社員に限らず、転職組もいらっしゃるだろう)、「ふつうに動いている世界」は確かに存在している。高速道路を走っていれば、仕事中のトラックや社用車がバンバン走っているのだ。
そう気づいたら自分自身はセミナーをオンラインに切り替えたり、東京出張をなくしたり、かなり影響を受けている方なのかもしれないと思った。(よくよく考えれば、この日程調整、連絡、会場のキャンセル連絡等でここ数日はかなり動き回っている)
そして、そんなバタバタしている中で、ふつうに本のゲラが届いて、それを返したら月末には本が書店さんに並ぶという当たり前の事実がとてもすごいことのように思えて勝手に感動した。
「ふつう」であることってほんとうにすごいと思った。
それだけ今が「ふつうじゃない」ということなのだけど、ただ、確実に言えるのは、この「ふつうじゃない」がやがて「ふつう」になる可能性だってあるし、かつての「ふつう」が「ふつうじゃない」ということになるかもしれない。(紙の本が好きだった私がこのところ電子書籍を買い集めるようになったように「ふつう」はどんどん変わっていく)

こんなミニコラムを書く暇があったらゲラを読め!と心の中でツッコミが入ったので、この辺で終わることにする。
でも、ゲラは明日読むことにして、ふつうにお風呂に入って、ふつうに本を読んで寝ることにする。


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