【本の感想】きっとあなたは恐れという鎧を手放し、「決められる人」にいつの間にかなっているだろう。




7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)の感想をいただきました。!ありがとうございます!!!
(メルマガで「ゲラをお渡しするので感想を書いてくださいませんか?」とお願いしていたのです。)

 「人生は選択の連続である」とは、稀代の劇作家W.シェイクスピアの名言であるが、なるほど、私たちの毎日は、常に「何を選んで、何を選ばないか」に迫られていると言える。
それは、今日のランチのメニューから保険の見直し、旅行の行き先、果ては人生の伴侶を選ぶまで、日常のありとあらゆる場面で、私たちは、選び、そして「決めなければ」ならない。すなわち「選ぶ」には、かならず「決める」という作業がつきまとうものである。

 かつて(と言うか今でも)、私は文字通り「決められない人」であった。ランチのメニューを選ぶ際にはメニューとにらめっこをするも、「これがいいか、あれがいいか」と悩み、自宅の電化製品を買う際も、数件電気屋をはしごして電気街をうろついた挙句、何も買わないで帰るということがよくあった。その時の決まり文句は、「よし、よく考えてからまた来よう」。
 服を買いに行っては決められず、引越し先のアパートを探しに行っても決められず、家具屋では何時間も店先でウロウロし、旅行の行き先でも悩み、上司との会話でも決められずに悩む。
 有り体に言えば、「優柔不断」を絵に描いたような人だったのである。

 友人たちの間では、「あいつは、優柔不断だからな」で通り、職場の上司や同僚からは「決断力に欠ける」という評価をくだされる始末だったのだ。

 もちろん、多くの「同士」と呼べるような、すなわち「優柔不断」の4文字を背負う多くの方々と同じように、私も「決断力」「即決力」を身につけるべく、様々な努力を長い時間をかけて行ってきたと思う。
 「決断力をつける」自己啓発書を読み、「ランチのメニューは10秒で決める」を実践し、「迷うなら、やれ!」の言葉を実行し、「決められないのは自信がないからだ」と意気込み「自信をつける」セミナーに行ってみたりもした。
 その結果、やっぱり、私は決められない人のままだったのである。

 本書はそんな私のような長年「決められない人」でいる同士諸君のために書かれた本である。もちろんこれまで、「決められる人」になるために多くのビジネス書や自己啓発書を読み、実践し、それでも今なお「決められない」ままな人々は、こう思うだろう。

 「またか。どうせ、これを読んでも、私は変わらないのだ」と。そして、
 「決められない人か決められる人かは、才能なのだ。才能のない自分は、変わることなん  てできないのだ」と。

 しかしながら、本書はこれまでのような「決断力をつけるための本」とはいささか趣が違う。

 これまで、優柔不断民である私ははこう考えてきた。

 「私には決断力がない。それはきっと何かが足りないからだ。だから、そのために何かを身につければ、決められる人になれるだろう」

 「勇気を身につければ、判断力を身につければ、思慮深さを身につければ、計算力を身につければ、頭の回転を早くすれば、心を強くすれば、すなわち、「何か武器を身につければ、きっと決められる人になれるはずだ」と。

 ところが、本書のアプローチ方法は全くの逆だ。

決められる人になるためには、「武器を身につけるのではなく、鎧を脱ぎ捨てること」が大切だと説く。

 この言葉を目にした時の、私の「目から鱗」具合を想像して欲しい。これまで、自分が長年苦労して、一生懸命身に付けようとして実践してきたこととは、まるで正反対なのである。それは、

「人から嫌われないため、失敗しないために身につけたてきた様々な鎧を脱ぎ捨てる」
ということであり、そのための方法は、

「あなたが決められない人なのは、何かを恐れているからなのだ。では、その恐れを手放すことができたのなら、きっとあなたも決められる人になるだろう」

「失敗しないための選択ではなく、たとえ失敗してもいいと思える選択をするにはどのようにすれば良いか」

という言葉に表されている。

思えば、私は選択の度に、常に「失敗すること」を恐れてきたのだと思う。
日常の中でその場面が訪れた時、「何かを選んで、その結果が失敗だったと感じた時の絶望感や後悔、傷つことを恐れ、それを感じたくないために、どうすれば「正解」「最良」の答えを選べるか」を常に感じていたと思う。しかし、当然といえば当然なのだが、選択した後の未来はわからないので、結局何が「正解」で「最良」なのか選ぶことができず、「決められない」のだ。

「よし、今日のランチはカレーがいいかな」と思っても、「隣の人のハンバーグが美味しそうだな。カレーにして、やっぱりハンバーグにしておけば良かったかな」と後悔するのは、嫌でしょう?じゃあ、ハンバーグにするかと言えば、「肉だし、カロリー高めだし、やっぱ最初のカレーにしておけば良かった」と後悔するのはもっと嫌。
という具合に。
(え? 悩みがショボい?)

本書では、「なぜ自分で決めれらないのか」という、「決められない人」になってしまう根本的な要因を心理学的なアプローチから解きほぐし、7日間かけて「決めれない人」から「決められる人」になるまでの道筋が書かれている。

それも、ただ単純に「決められる人になれるように、これしなさい、あれしなさい」という事だけではなく、過去の自分自身のルーツを遡り、「決められない人」になってしまった要因を探っていく、まさしく壮大な「自分発見物語」とでも言える内容でもある。

自分が何に傷つき、恐れ、後悔し、そのための様々な「鎧」を身につけ、結果「決めらない人」になってしまったのか。本書を読めば、そのある種の呪縛とも言える「恐れの要因」がわかるであろう。中には本書で取り上げられている様々な「モデルケース」に当てはまるような方もいるかもしれない

そして、自分を守るために着込んだそれら「鎧」を脱ぎ捨てる方法も、各種の心理学的なワークと共に懇切丁寧に書かれている。7日間かけてこれらのワークを実践することで、まさに重すぎて身動きが取れなくなり、決めらなくなってしまった自分を脱し、身軽になった状態で自由に選択し、あなたらしい決断するための「本当の自分」を取り戻していく。

本書の特徴は、まさしく「決められる人」になるために辿る、こうした「過程」にあると言える。それは単なる「自己変革」ではなく、自分というものを深く振り返り、見つめ直し、人生に置ける枷とも言える「鎧」を脱ぎ捨て、より「自分らしく、自信を持ち、自由な生き方」を創造する道行に他ならない。「決められる人になる」というのは、その結果であり、まぁ、なんだ、言うなれば「おまけ」のようなものなのだ。

本書を手に取り、購入し、読み進めたならば、きっとあなたは恐れという鎧を手放し、「決められる人」にいつの間にかなっているだろう。そして、その恩恵は「(真の意味での)決断力」だけでなく、「より自分らしく、自由で、充実した人生とは何か」を考えるこの上ない「チャンス」そのものであると思う。

ちなみに私は、「何を怖れているか」という「5つの怖れのタイプ」全てに当てはまっていた。どうも相当のビビりのようだ。きっと全てを手放すためには7日間では終わらないだろう。

しかし、7日間と言わず、じっくりと本書のワークに取り組み、「ああ、私は私だし、私でいいし、もっと自由に、もっと私らしくていい」と心から思うことができ、自分の感覚と直感を信頼できるようになれたならば、すなわち、身につけた怖れと言う名の「鎧」を脱ぎ捨て、「(真の意味での)自分を信じる=自信」を持てたならば、きっと「たとえ失敗したとしても、別にいい。その時の自分はなんとかするから」という決断をすることができると思う。

その時にこそ、ランチのメニューでも、旅行の行き先でも、保険の見直しでも、人生の伴侶でも、「決められる人」になっているだろう。それは、新たなきっと自分への第一歩なのだ。
(あ。でも、人生の伴侶は・・・まぁ、失敗したくないなぁ・・・・・)
心理カウンセラー 村松勇雄

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>この本の詳細なご案内ページ(概要・目次・はじめに・感想集)
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/36542

「7日間で決められる人になる」発売記念講演会

・東京/オンライン:10/2(金)19:30-21:00
・大阪/オンライン:10/10(土)14:00-15:30
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/36555

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