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「嫌ならば辞めたらいい」という思いもあるのですが、「せっかく今の環境が与えられているのだから、そこでできることを全部やってから卒業するのはどう?」」という考え方をしています。
そのために「休息」が必要な場合もあれば、パワハラなどがあれば「即刻逃げる」ということを提案することもありますが。
私たちは目に見えない仕事観を持っていて、それが仕事を嫌悪する理由になっているのかもしれません。
だとしたら、それをどこかで変えないとずっとしんどいままになっちゃうと思いませんか?
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「仕事がしんどい。辞めたいけど辞められない。」というご相談を頂くことはもちろん多いのですが、そうすると仕事についての様々なことをお伺いしていくことになります。
・今の仕事はどんな仕事なのか?
・その仕事をしている理由は何なのか?
・その仕事は自分にとってどういう意味や意義があるのか?
・その仕事を通じて得られるもの、与えられるものは何なのか?
・今までどんな仕事をしてきたのか?
・なぜその仕事を選んだのか?
・そもそも仕事にどんなイメージがあるのか?
・仕事をしなかったらどうなるのか?
・どんな仕事をしたいと思っているのか?
・今までしてきた仕事の中で、これは面白いと感じた部分はどこか?
・仕事で自分が重視しているものは何か?
・どういう働き方が自分に合っていると思うのか?(正社員/非正規、フレックスあり/なし、チーム作業/個人作業、在宅勤務/出社、フリーアドレスか否か、等)
・今まで自分が仕事を通じて得てきたものは何か?
・仕事を通じて社会に与えたいものは何か?
・両親はどんな仕事をしていたのか?
・両親は仕事に対してどんな意識を持っていたのか?
・両親から受けた仕事に対する価値観は何だと思うか?
・両親並びに親族はどういう仕事に就いていたのか?
・両親は何のために仕事をしていたと思うか?
・きょうだいがいる場合、きょうだいは今、どんな仕事をしているのか?
・それに対して自分はどんな感情を持っているのか?
けっこうたくさんありますね。笑
こうして仕事についての思いをあれやこれやとお聞きして行くと、自分の「仕事観」が見えてきますね。
仕事に対して向き合ってみたい方は上記の質問にじっくり答えを探してみるといいですよ。
「分からない」「特にない」という答えでもいいですが、できるだけ数多く絞りだしてみるのがお勧めです。
その先が気になる方はその答えを持ってカウンセリングにお越しになっていただければと思います。カウンセリングを進める上でとても良い資料になりますし。
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「仕事がしんどいから転職を考えている」的なご相談を頂くとき、私がまず知りたいのは、「なぜ今の仕事がしんどく感じるのか?」という点です。
それは純粋に業務量が多いのか、組織内がめちゃくちゃな状態なのか、今の職場環境が自分に合っていないのか、そもそも今の仕事が自分に合ってないのか、みたいなところです。
カウンセリングに来られるまでには自分なりにあれこれ考え、なんとか頑張れるように工夫したり、考え方を変えたりしてこられたと思うのです。
つまり、相当自分なりに頑張り、友達などにも相談しながらなんとかやってきてカウンセリングにたどり着かれた、という方が圧倒的に多いと思っています。
それでもその思いが消えないわけですから、心理面で何が自分をしんどくさせてるのかをはっきりさせたいのですね。
仕事がしんどいってことは何かしら「犠牲と我慢」が大量発生しているのですから、それがどこで生まれたものかもチェックしたいわけです。
「管理職が無能で、仕事の配分が全くできてない」とか「同僚が仕事ができない奴らばかりで自分にしわ寄せがくる」とか「自分にしかできない業務をやっているので、とにかく仕事が山積みで残業せざるを得ない」とか「自分が今の仕事に合ってなくて全然仕事が進まない」とか「上司や同僚との関係が良くない」など事情は様々で、その答えによって方向性が変わっていきます。
そこにパワハラ的なものがあるなら即刻その場を離れたほうが自分の身を守ることになるのですが、諸事情によりそれが難しかったり、心理的な理由でそれができなかったりする人もいますが、さすがにそこは「逃げる」ということが大事です。
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「なぜ今の仕事がしんどいのか?」という理由が環境的、心理的な面で分かってきたら、それを今後、どうしていこうか?を考えていくものです。
環境面についてはとりあえず今の職場に居続けられるように何とかできないか?というのをまずは考えたいですね。
職場環境によっては、会社に現状を訴えることで改善が図れれることもありますし、他部署に異動させてくれる場合もあります。
ときには給料を上げてもらえることもあったりします。
それで環境面では手がないなあ、ということであれば、やはり転職などを考えるのが賢明でしょう。
一方、心理面についてはさらに重要で、そこを改善していくことを目指すものです。
心理面が変わっていなければ、転職しても同じことを繰り返す確率が高いですからね
私たちの「仕事観」というのは親が基準になっています。
むしろ、親の価値観を全コピーしていると言っても過言ではありません。
だから、あなたが子どもの頃に親がどんな風に仕事と向き合っていて、どんな風に仕事をしていて、どんな仕事観を持っていたかは非常に重要なのですね。
そして、その親の仕事観が今の自分に与えている影響を探ってみましょう。
親の価値観をそのまま自分が踏襲している場合もあれば、それに反抗して、真逆の道を歩もうとしている場合もあります。
その上で、自分が今まで仕事をしてきた中で培ってきた仕事観というのがプラスされているわけで、そこを変えて行った方がいい場合も多いんですね。
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さて、具体的にはとあるシンママさんのカウンセリングを少し紹介しましょう。
シンママだから生活のためにも、子育てのためにも仕事をしなければならない状況です。
始め「仕事ってどういうもの?どういうイメージがある?」ということで書き出してもらいました。
今の仕事はけっこう楽な部類に入るらしいです。
本人はあんまり認めたがらないのですが「仕事がデキる女」であることは間違いなさそうです。
で、出てきた仕事観からより強いものを選んでもらい、そこからツッコミ開始です。
自分はまだまだ子どもだ、大人になり切れてないと思うか?→Yes
本質的に自由人なのか?→No
今の仕事に意味・意義は感じるか?→Yes
ということなので、たぶん、今の仕事自体に価値を感じているけれど、そこに何かしらのズレが生じてるんだろうな、と思いました。
今の仕事は「何のために」しているのか?
今の仕事は「誰の役に立つ」のか?
今の仕事の成果物はどんな価値を持っているのか?
今の仕事をする意味は何なのか?
という部分もお聞きしながら「今の仕事に意味・意義を感じながらもそれに背を向けてる状態」なのかな?と思いました。
大人になり切れてないと感じていらっしゃるのも合わせれば、遅れてきた反抗期みたいなものかな?と解釈したわけです。
ここで奥の手を出します。
「2人の子どもをシングルで育て上げてきた苦労に比べれば今の仕事はどう?」
「そりゃあ、全然ちょろいですよ」
まあ、そりゃそうです。シンママとして誰にも頼れない状況で、重大な責任と愛情を持ちながら子育てをしてきた“事実”に照らし合わせれば、どんな仕事もちょろいと感じられるのではないでしょうか?
本気で子育てをしてきたでしょう?
今の何十倍も頑張ってきたでしょう?
だとしたら、自分の体は知ってるわけです。「本気モード」というのを。
本当は仕事に対して本気で取り組みたい。
けれど、反抗期のような心理状態がゆえに、そこに背を向けてしまっているのでは?
そんな風に解釈をしました。
子育てにかけたエネルギーの10分の1でも十分だと思いますよ。
それをもう一度、仕事に向けてみませんか?
その上で、進退を決めてみてはどうでしょう?
だから、彼女には「とりあえず1か月、それができたら3か月。ベストを尽くして仕事に取り組んでみてください。本気で頑張ってください。そして、3か月後、自分が何を感じているかを楽しみにしてください。」とお伝えしました。
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「仕事がしんどいなら辞めたらええやん」って言われることを期待してきたようで、真逆のことを言われて彼女はびっくりされてました。
どこかでそのパターンは変えなきゃいけないんです。
転職しても、マインドが変わらなければ、そう遠くない未来に「仕事や嫌だ、しんどい」という気持ちが復活してくるでしょう。
その思いを抱えながらこの先何十年も仕事続けるのってもっと嫌じゃないですか。
どうせ仕事するなら前向きな気持ちでやりたいじゃないですか。
だから、そういう意識になれるよう、自分を変えていくんですね。
彼女の場合は子育て経験というかけがえのない“修行”時代がありました。
そこでは嫌だのしんどいだの言ってられずに頑張ってきた自分がいるんですよね。
だから、その頑張りを思い出してもらうことが有効でした。
だって子育ては24時間年中無休だけど、仕事はナンボ残業があるったって24時間拘束されるわけじゃありません。
子どもは1円もくれないけど、仕事は生活していけるだけの給料をくれます。
とはいえ、子どもはとてつもない量の愛をくれるので、それは仕事には到底かないませんけど。だから仕事にかけるエネルギーは子育ての10分の1くらいでも十分、と思うんですが。
仕事と子育てを結びつけることはふつうはしないのかもしれませんが、同じ人間がしていることなので通じる部分はたくさんあります。
それを思えば、今の仕事を頑張ることなんて、ちょろい、わけです。
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彼女の場合は幸いにして子育て経験がありましたが、そうじゃなくても誰でも何かしら頑張った歴史があるはずです。
学校のクラブ活動だったり、習い事だったり、野良猫を追い回すことだったり、推し活に命をかけることだったり。
そういう経験がないの・・・と思われる方は、おそらく記憶にない幼少期にめちゃくちゃ頑張ったことがあるものです。親を助ける、とか、この地球に馴染もうとする、とか、3次元の世界で生きて行けるように調整する、とか。
そうして何かしら自分が本気で頑張ったことが見つかれば、「体は知っている」ということになります。
そしたら、せっかく今の仕事があるのだから、そこで「成功体験」をしてみませんか?
そこで「充実感」「達成感」「やり切った感」を体験してみませんか?
そうしてモチベーションを少しずつ上げていきます。
人によっては「仕事というよりもパートナーシップにエネルギーをぶち込もう」ということもあれば、「とりあえず休もう!」という提案をすることも多いですし、「もっと遠慮せずに推し活に全精力を傾けてください」ということも多いです。
人は必ず「情熱の源泉」みたいなものを持っていて、そこにアクセスできると嫌だった仕事も「やれることはやるか」と開き直って取り組めるようになるものです。(ただし、そのために一旦休息が必要なケースも多々あります。)
例えば、3か月できるだけ仕事を頑張ったとき、何を感じるかは人それぞれです。
が、3か月頑張れた経験は仕事観を変えるには十分な期間なんです。
そこで少なくとも「やればできる」という自信を手に入れられたら強いですね。
このままこの会社で頑張ろう、と思えるかもしれないし、どうせ転職するならもっと自分がエネルギーをぶち込みたくなる仕事を選ぼう、と思えるかもしれません。
それは3か月後のお楽しみ、ということですが。
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もちろん、すべての方に3か月頑張れ!なんて言いません。
「転職した方がいいよ」とふつうに言うこともあれば、「その会社はさっさと辞めたほうがいい」と言うこともあります。
けど、パターンを繰り返さないために、今の会社でできることは全部やろう!というのが基本方針です。
「辞めるのはいつでもできるから、せめて福利厚生を使えるだけ使ってやめるのはどう?」みたいなことから、「どうせ辞めるんだったら上司や会社に言いたいこと言ってみたら?」とか「飛ぶ鳥跡を濁さずじゃないですが、どうせなら最後に本気で仕事に取り組んで“やり切った感”を目指してみない?」とか。
そうして、少なくとも自信をもって次のステップに進みたいのですよね。
だから、今できることにベストを尽くしましょう!と思うのです。
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