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「罪悪感」にまみれているときは、相手の愛にも、自分の愛にも気付くことができません。
だから、お互い自分を責め、不穏な空気を漂わせてしまうものです。
その罪悪感を手放し、その内側にある愛とつながったとき、物語は一気にポジティブに変わるのです。
そうして、すべての「問題」は「恩恵」をもたらしてくれるのです。
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この思い込みを解く方法が知りたいです。
根本さんにカウンセリングをうけて、もっと女としての喜びを自分に与えよう。とにかく休め、そして待て。
そんな言葉をもらい、しばらく腑抜けて生活してたつもりです(毎日ボディクリーム塗って女っぽいことはしてました!)
が、やっぱりムクムクとやりたい気持ちが出てきて、ライフワークの方が大忙しになりました。少しずつ単価を上げるべく、稼いだお金で思い切って機材購入した途端、クライアントが全て切れてしまい、オーディションもフル無視されるという事態に陥りました。
そんな時、母のラジオDJ時代のデータがあるのを発見し、聞いてみたのです。当時の母は今の私より5歳年上で新しいラジオを始めており、すごく背中をおされました。
ですが次の日、急に涙がだばーっと出てきて思い出したんです。母が活動してる時、こっちを見てくれなくて寂しくて、冷えたご飯をもそもそ一人で食べていた中学時代。
応援できなくて、活動の報告を嬉しそうにされても突き放していたこと、流石に生活が酷く部屋の荒れようが目にあまり、その活動をやめてほしいと手紙で伝えたこと。母が泣きながらもうやめる、と言った時、なんてことをしたんだって自分を責めたこと。
今、ライフワークが滞ってる理由もなんとなくわかっていて、snsでアカウントをつくり、自分を発信していく必要がある、ということです。が、本当は全然やる気ないです。。
どうせダメだと思ってしまいます。先生にも、どうせできない、という気持ちがベースにある、だから褒めても、え!?ってびっくりするし、できなかったら当然っておもえるでしょ?と言われてしまいました。この気持ちを治したいです。。ありがたいお言葉いただけたら嬉しいです!
(Aさん)
さあ、大きく息を吸って、吐き出しながら叫んでください!
「うんこ!!!」。
以上、根本先生からの心のこもったありがたいお言葉でした。
これで良い?
このあと晩御飯の買い出しに行かなきゃいけなくて・・・(いきなりの生活感)
まあ、まさに「投影」の話ですなあ。
そして、その「投影」を取り戻された話でもありますなあ。
は?と思われた方のために懇切丁寧に説明しましょう。
<Aさんが中学生のときのおかん>
DJとして活躍している。ラジオまで始めた。
<中学のときのAさん>
寂しい。つまんない。おかんの活動を応援できない。やめてほしい。
という経験をされてるわけですね。
そして、現代のAさんは休養十分でやる気に満ちたAさんが単価も上げてライフワークをガンガン進めようとされたわけですね。
その自分がかつての「おかん」に重なるわけです。
そうすると、かつての自分がおかんを応援できなかったように、今の自分のことを応援してくれる人なんていない!という思いがむくむくと湧き上がってきます。
しかも、
>稼いだお金で思い切って機材購入した途端、クライアントが全て切れてしまい、オーディションもフル無視されるという事態に陥りました。
こんなことが起きてしまったんですから、「ああ、やっぱりバリバリ前に出たらダメなんだー。どうせあたしはあかんねやー!」という思いが駆け巡ってきてしまうんですね。
これを「過去の自分を今のお客様たちに投影している」と言いますし、「今の自分を過去のおかんに投影している」とも言えます。
そして、こういう現象はそこかしこに起きており、我々カウンセラーはお話を聴きながらこうした「投影」を元に心の中を探っていくものです。
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で、私たちの人生にはこういうことが意外とよくありまして、「過去の自分がかけた呪いに自分がハマる」のです。
例えば!
○お金持ちの家の子に嫉妬し、心の中で憎んだりしていた結果、自分が経済的に豊かになることができない。
○彼氏持ちの同級生の悪口を言いまくり、何なら恋路を邪魔したりしていたので、自分に恋人ができたら周りから攻撃されるような怖れを抱く。
○会社員時代にフリーランスとして活躍している人たちを否定していたので、いざ自分が独立開業しようと思ったときに強烈なブレーキがかかる。
○母親のことをずっと嫌っていたので、結婚して子作りをしようなんて話になったら、自分の子どもに愛される自信がなくなって躊躇してしまう。
そういうわけで、この呪いを解きましょう!というのがカウンセリングでの主なテーマになります。
ただ、その前にやっとかなきゃいけないのは、あの寂しがってる中学生の頃の自分を救うことでして、その子が笑顔になることで、今のAさんのライフワークも順調に展開していくことと思います。
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そうすると
>稼いだお金で思い切って機材購入した途端、クライアントが全て切れてしまい、オーディションもフル無視されるという事態に陥りました。
という現象も、辛くてショックなできごとに違いないのですが、見方を変えれば、そうして過去の呪いを解くチャンスを与えてくれた経験ということで、長期的に見れば「恩恵」になるでしょう。
なので、デリカシーなど全くない某N先生は、その話を聞くやいなや「おぉ、良かったじゃないですかー!吉兆ですなあ」などとコメントを述べるかもしれませんので、大いにむかつくと良いと思います。
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さて、そういうわけで寂しくて罪悪感にまみれている中学時代のAさんを救ってあげる必要があるわけですね。
これにはいくつかのプロセスを重ねてみたいと思います。
「家が乱れるし、ひとり寂しくご飯を食べるのは辛いし、そんなラジオDJとして活躍するよりも家にいてほしい!と思っている中学時代のAさん」が心の中にいますね。
リトリートセミナーだったら、そんな自分を思い出させてくれる人を実際に会場から選んでいただきますし、イメージワークならば、そんな自分をイメージしていただくでしょう。
その子を「大人になった今のAさん」が助けに行くわけです。
もし、その子が目の前にいたらどんな言葉をかけてあげたいでしょうか?
そして、その子をどんな風に助けてあげられるでしょうか?
その子が笑顔になるように、安心できるように、言葉をかけたり、抱きしめたり、話を聞いてあげたりしてみてください。
うまくできなくてもその子の気持ちは痛いほど分かりますよね?
だから、ただただ共感し、寂しい思いを聞いてあげるだけでも構いません。
そうしてその子と向き合っているときの自分の気持ちにも注目してみてください。
その子に対して今のAさんはどんな感情を持つのでしょう?
そうして、寂しくて辛い思いを抱えた中学生の自分と「仲直りする」ということがひとつ目の目標です。
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さて、ふたつめのプロセスですが、こちらの方が実は厄介かもしれません。
Aさんはお母さんに手紙を書き、自分の思いをぶつけることができました。(これができたことはものすごく偉大なこと。)
そして、お母さんはその手紙を読んで涙し、「もうやめる」と言ってくれたこと。
(ちなみに実際に辞めてくれたのでしょうか?)
このお母さんから発せられた「もうやめる」という言葉。
これは今になれば分かると思うのですが、お母さんの自分への愛から出た言葉ですね。
娘にこんなにも辛い思いをさせてる、こんな寂しくさせている、それなのに自分ばかりがやりたいことやって楽しんでるなんて申し訳ない。この子の側にいてあげなければ・・・。
お母さんの心の中では少なくともそれくらいの気持ちは動いたと思います。
でも、当然ながら、それは「愛」でもあるけれど、「娘を苦しめてしまって申し訳ない」という「罪悪感」でもあります。
だから、その言葉を受けたAさんもまた罪悪感を覚え、「なんてことをしたんだって自分を責めた」のです。
なぜ自分を責めたのしょう?
お母さんの喜びを自分が壊してしまった・・・
好きなことをやって活躍しているお母さんを否定してしまった・・・
嬉しそうに自分の活躍を離すお母さんを素直に受け入れられなかった・・・
じゃあ、ほんとうはどうして欲しかったのでしょう?
別にお母さんにラジオDJをやめてほしかったわけじゃないですよね?
好きなことやって活躍しているお母さんを誇りたい気持ちもあったはずです。
そして、応援したい気持ちだって当然あったと思います。
けれど、寂しさがその気持ちを上回ってしまったんですよね?
だから、ほんとうの願いはラジオDJもやりながら、自分の面倒もちゃんと見てほしい、ということかもしれません。
しかし、それを願うのを遠慮しちゃったのでしょうか?
お母さんの負担になる、とどこかで思っちゃったのでしょうか?
つまり、そこにもAさんなりの愛があったんですよね。
でも、やっぱり寂しかったし、つまんなかったし、ひとりでご飯を食べるのはすっごく辛かったわけです。
その気持ちを受け止めてほしかったのかもしれません。
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だから、今度は「当時のお母さん」をイメージしたり、会場からその役の人を選んでもらったりするでしょう。
そして、そのお母さんにそうした複雑な心の内を伝えるんですね。
さらに「ごめんなさい」って言ってみるのも大事じゃないでしょうか?
自分を責めちゃったってことは「お母さん、ごめんなさい」と思ってたはずですから。
でも、当時のAさんは中学生ということもあって、なかなか言えなかったのかな?だとしたら、今、それを伝えましょう。
ここでもっとも重要視するのは「もう一度、愛で、母とつながる」ということです。
ここまで読まれてきて、母にも自分に対する愛があったし、当時の自分も母への愛がちゃんとあった、ということは何となく気付かれると思います。
娘への愛があるから手紙を読んでお母さんは号泣したんだし、
母への愛があるからAさんは自分を責めたんです。
「愛」があるのに「罪悪感」でつながる、ということを人はよくやってしまうものです。
そして、「罪悪感」にまみれているときは、相手の愛にも、自分の愛にも気付くことができません。
同様に、「ニーズ(欲求)」にまみれているときもまた、相手の愛にも、自分の愛にも気付くことができません。
その結果、罪悪感やニーズがお互いの関係を壊してしまうこともよくあるのです。
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それで、お母さんからちゃんと愛を受け取り、お母さんへの愛をちゃんと伝えます。
そうして「愛」でつながることを「体験」するのが目的です。
これはイメージでもできますが、リトリートセミナーでやる方がより実感は得られると思います。
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最終段階はAさんの本音をもう一度知ることです。
ラジオDJとして活躍するお母さんのことをどう思っていたのか?
そんなお母さんにどうなってほしかったのか?
そんなお母さんに何を求めていたのか?
寂しさも罪悪感も取り去ったAさんの「愛」に気付くこと。
それができるとAさんは前に出ること、ライフワークをガンガン推し進めることに抵抗がなくなっていくでしょう。
母への愛を確認できれば、自分が活躍してもきっと誰かから愛される、という自信が芽生えます。
つまり、ポジティブな投影が起こるのです。
「ほんとうはお母さんを応援していたし、好きなことをやって輝いているお母さんが大好きだった。」という風に思えたら、そういう風に自分を応援してくれる人の存在を感じることができるようになりますね。
そうするとAさんにとってのあの中学時代の体験は、自分、そして、お母さんの愛に気付かせてくれるできごととなり、「恩恵」に変わるのです。
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こうして「愛」によってネガティブストーリーをポジティブストーリーに変えることができるのです。
これからのAさんの飛躍を願ってますね。
もし、今日の話だけじゃ物足りなければ飛行機に乗ってリトリートにでも来てください。笑
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