やりたいことや夢を描くとなぜか疲れてしまう～そこに欲とか思考とか禁止とか怖れとか入ってきてませんか？～

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やりたいこと、夢、ヴィジョンの類ってのは「軽い」ものでして、ただただ心地よい、ただワクワクする、そんなエネルギーを伴っています。
しかし、そこに欲とか思考とかが入り込むと途端に重たくなり、妄想と化してエネルギーを奪うようになってしまいます。
そんなときどうしたらいいのか、そしてどうしたらそんなヴィジョンが受け取れるのかを考えます。

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あるあるネタなのか？というと、、、そんな気もするし、じゃない気もするし、でも、案外、あるかもなあ、というあいまいな感じです。笑

ライフワークに打ち込み始めるとあれこれやりたいことが夢が広がるのは間違いないです。
扉が開いて新たな世界がその向こう側に広がっているような感覚がしてきて、あれもやりたい、これもできる、なんて夢が出てくるものなんですよね。

だからとても順調だと言えますね。

「ライフワークがカウンセラーだ」なんて気づきはめちゃくちゃ素晴らしいわけでして、自分に合うコンサルさんと出会ったのも素晴らしいし、めちゃくちゃいい感じで進んでいると思います。

でも、まあ、ライフワークを見つけりゃ見つけたで色々な「ブレーキ」がかかるのも世の常でして、「なんか疲れる」というのもそのひとつなんじゃないかと思う次第です。

Ｔさんの場合はライフワークなんですけれど、パートナーシップでも似たような話はあるものです。

彼氏ができた！あれもしたい、これもできる、あんなことも、こんなことも、うふふふふ。と妄想してるのは楽しいけれど、なんか疲れる、、、実際、そういうことができそうだと思ってあれこれ考えるのも楽しいけれど、なんか疲れる、、、みたいな。

「感情がオーバーヒート」という表現をされてますけど、まさにそんな感じ。

これって、たぶん自分で感情を煽り立ててしまってる状態なんじゃないかと思うのですね。

で、こういうときは丁寧に自分の気持ちの動きを見ていくことがお勧めです。

Ｔさんの場合でいえば、

「たくさんの夢がでてくる」→「嬉しいし、楽しい」→「疲れる」

というところをもっと細かく見ていくんです。

「たくさんの夢がでてくるってのはどんな感じ？」

「そこでどんなことを思うの？考えるの？」

「それってどんな感じがするの？」

これはご本人に尋問（？）してみないと分からないですけれど、例えば、こんなケースが考えられます。

（１）やりたいことがたくさん出てくると、全部実現させなきゃいけないようなプレッシャーがかかってしまい、やりたいことを具体化すればするほどそのプレッシャーも強くなって疲れる。

（２）やりたいことがでてくるとただそれを想像するだけでなく、どうしたらそれが実現できるのかを考えてしまい、思考がぐるぐると動き出し、それで疲れてしまう。

（３）たくさんの夢が出てくると同時に「そんなのできるわけないじゃん」という否定的な気持ちも一緒に出てきて、叶えたい気持ちとの葛藤が始まって疲れる。

（４）ワクワクすることに慣れていないので、ワクワクしてしまうことに対して無意識にブレーキをかけてしまい、盛り上がった気持ちを抑えようとしてしまって疲れる。

（５）ワクワクする夢が見つかって嬉しいけれど、でも、なんかそれを叶えてしまうのが怖くなり、その怖れから自分の気持ちを抑えようとしてしまって疲れる。

（６）元々感情を抑圧して考える癖があるので、嬉しい、楽しい、ワクワクという気持ちを存分に感じることに抵抗が生まれてしまい、それで疲れてしまう。

（７）やりたいことにワクワクしていたんだけど、その妄想がどんどん広がって手に負えないくらい壮大な夢を創り上げてしまい、想像するだけで疲れてしまう。

けっこうありますね。笑

この７つに当てはまるかもしれないし、そうじゃないかもしれないし、いくつかの複合形かもしれないですけれど、そのヴィジョンを描いている間に心や思考がどう動くのかを観察してみてください。

「旧車に乗って軽井沢の万平ホテルに泊まりたい」という夢が出てきてワクワクしているだけにとどまらず、何かしらそこに感情的・思考的に手を加えてしまってるんじゃないかと思われるのです。

言い方を変えると何らかの「コントロール」が入っている可能性があるんじゃないのかなあ？というわけです。

だから「ただ感じる」ということを意識するのが大事なんだけど、なかなか難しいんですよね。

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さて、妄想が広がりすぎてしんどくなってしまったり、ワクワクする夢を描いているうちに壮大な物語になりすぎてブレーキをかけてしまったりする場合、シンプルにお勧めする方法は「書く」ということです。

ノートでもいいし、スマホやＰＣでもいいんですけど、目に見える「文字」にしてみるんですね。

あるいは「絵」にしてみてもいいです。絵が描ける方はこっちの方がいいです。

その方が地に着きやすくなります。

また、さらに良いのは「人に話す」ということですね。

そのコンサルさんに話してみてもいいですし、彼女さんにシェアしてみてもいいし、話していくうちに気持ちも整理されると思います。

さらに、「旧車に乗って軽井沢の万平ホテルに泊まりたい」なら、万平ホテルとお気に入りの旧車の写真を印刷してそれをくっつけてみてもいいですし、「ライブハウス貸しきって自分の好きなアーティストを呼んで、自分だけのフェスしたい」ならば、そのフェスのイメージに合う画像をネットから拾ってきてみると良いですね。

そうして「文字」「絵」「写真」等で“現実化”させてしまうと疲れるほどに頭がぐるぐる動くことはなくなるだろうと思います。

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やりたいことというか夢というかヴィジョンはとても私たちをワクワクさせてくれるものですが、あまりそこに思いを詰め込み過ぎると、勝手にそのヴィジョンが大きく膨れ上がって現実感のないものになってしまいます。

だから、あんまり「ああ、万平ホテルに旧車で行けたらコーフンするよなあ？うふふふふ」と思いながら、旧車らしい音を響かせながら観光客の視線を感じて旧軽を抜け、万平ホテルの玄関に着けるイメージをしておくくらいがちょうどいいんじゃないかな、と思ってます。

つまり、そんな長編ストーリーを描かなくとも、Tiktokくらいの長さに留め置くのがたぶんちょうど良いサイズだと思うんですよね。

もしかしたら、疲れてしまうくらい意識過剰になってるかもしれないわけですから。

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心理学では「エゴの声は大きく、真実の声は小さい」と言います。

ヴィジョンを描く際も、そこに「欲」だの「怖れ」だの「期待」だのが入ってくるとだんだん「重たく」なってきます。さらにそこに「思考」が入るとさらに混乱してしまうようになります。

ヴィジョンって非常に「軽い」ものです。
ただワクワクしてるだけの心地よいものです。

そして「ヴィジョンは示される」と言われるほど、ちょっと信じがたいものがやってくることも多いものです。

「旧車に乗って万平ホテルに行く」ということも「うわー、ええなー。めっちゃええなー。そんなんヤバいなー。めっちゃうれしいなー」と思うだけでＯＫなんです。

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ちなみにそうしたヴィジョンを受け取ろうと思ったら「自分を緩めて心を開いておく」という感覚を掴むことが大事です。

だいたいアイデアってのは「ウンコ中」「電車の中でボーっとしてるとき」「温泉に浸かってぼけーっとしてるとき」「うろうろと徘徊してるとき」「仲間とバカな話をしてるとき」「素晴らしいセックスのあと」「カラオケで歌いまくってるとき」「ライブで奇声を上げてるとき」「カウンセリングを受けたあと」等々、「開いているとき」に下りてきやすいものですね。

常に思考していたり、感情に振り回されていたりすると「欲」は出てくるものの、「ヴィジョン」はやってきません。

だから、ぼーっとする時間とか感情を出しまくるを意識的に作るってことも大事なんですよね。

◎ヴィジョンと出会う。ライフワークを見つける。自分の感覚と深くつながる３日間。

9/16,17,18 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂～生き方が、人生が、自分自身が変わる３日間～
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/49905

◎女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント～実習メインのグループセッション～
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397

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