「わたしはどうせ一人ぼっち」から「わたしは愛されている」という前提に変える実験について。



私たちは意識しないところで数々の思い込みに支配されていて、その思い込みによって幸せになる道がふさがれてしまってるものです。
そこで、ある事例をもとに、その思い込みを真逆のモノに変えていくプロセスをご紹介したいと思います。

私たちはいろいろな「思い込み」(観念、ビリーフ、自分ルール)を土台に生きているもので、「なぜ、そういう風に考えてしまうのか?」「どうしてそんな行動をするのか?」の背景を探っていけば、その人自身が持っている「思い込み」にぶち当たるものです。

最近だとこんな記事も書いてます。

善悪という観念~「それは良くないこと」という観念が生きにくさを作ってる!?~

彼氏が欲しいのにそこに向けての行動ができない~自分の気持ちに素直になる、そして、思い込みを外していく~

だから、「なんで物事がうまくいかないんだろう?」というときは、自分を支配する思い込みに目を向けてみると良いわけでして「あっ!」と気付かされるものが見つかるかもしれません。

が、この思い込み、あって当たり前で、正しいもので、何ならみんなも同じだと思ってるものですので、なかなかそれに気づけません。

だからできるだけ客観的に自分と見つめてみるか、あるいは人と話してるときに「はっ」と気付くか、友達やカウンセラーに指摘されるとかじゃないと分からないことも多いのですよね。

「え?みんなそうじゃないの?」とびっくりすることだってあると思います。

例えばとあるクライアントさんは「どうせわたしは一人ぼっちになる」という思い込みを持っていました。

彼女は幼少期に両親が離婚し、母子家庭で育つのですが、お母さんが仕事に男関係に忙しく、家でひとりで過ごすことがとても多かったんです。

学校では友達もたくさんできて、事情を知ってる近所や友達の家族から可愛がってもらってたのですが、やはり最後は一人で家に帰ることになります。

明るく元気に振舞っていましたが、一人でぽつんと家にいることが寂しくてテレビをつけながら宿題をしていたそうです。

そうした経験に加え、中高時代に「彼氏を友達に取られる事件」や「二股かけられる事件」などを経験し、「どうせわたしは一人ぼっちになる」という思い込みを形作っていったのです。

「どうせわたしは一人ぼっちになる」のだから、誰かに心を開くことができず、表面上の付き合いが多くなります。

心を開いてつながったあとに一人ぼっちになるのは辛すぎるからです。

とはいえ、そんなことは意識してるわけじゃありません。

「温かい家庭を築きたい、大好きな人とずっと一緒にいたい、なのに、全然それが現実にならーん!!!」と思ってました。

でも、よくよく聞いてみれば「女性関係に怪しいところがある彼氏」とか「優しくて誠実だけど頼りない年下男子」とか「離婚を匂わせるくせに全然離婚する気配のない既婚者」とか、確率の低いところばかりに行ってることも確かだったんです。

「男を見る目がないんでしょうか?」
「はい!そうですね!」
「むかつく!」

というお約束のやり取りをしながら、彼女の「思い込み」を見ていくことにしたのです。

「結局は自分は一人ぼっちで、誰も傍にいてくれない!っていう思い込みがあるよね?」
「ああ、たぶん、はい。あります。」
「どうせ誰もそばにいてくれないんだから、そばにいてくれなさそうな人を選んで、それを証明しようとするよね?」
「え?そうなんですか?そんなつもりはないんですけど、確かにそう言われても仕方ないような人ばかりと付き合って来ました。」
「なんで、どうせ自分は一人ぼっち、という思い込みができたんだと思います?」
「えー、そりゃ子どもの頃、家で独りぼっちで寂しかったからですか?」

こんな風に捉えてみます。

「子ども時代に一人ぼっちで辛くてすごく寂しくて、とってもママを求めてた自分がいて、その思いが強烈だったので、そこで成長を止めちゃった自分がいる」と。

だから、心の中には「ママ」を強く求めている自分が今もいる、「ママ」の帰りをずっと待っている自分がいる、という風に。

そしたら、その自分のために「ママ」を与えてあげる必要がありますよね?

ママがいなくて一人ぼっちで寂しい自分でいるのも辛いですよね?

そうするとほんとうはママが欲しいんだけど、ママがいなくても大丈夫な自分になろうとします。

ママを待っている気持ちも辛いし、ママがいない寂しさも辛いから、それを感じないように自分で工夫していくんですね。

それが「自立」ということになるのですが、ママがいなくても大丈夫になるために、寂しさに蓋をしたり、忙しくすることでその寂しさをごまかしたり、友達をたくさん作ったり、愛想よく振舞ったりして周りの人から愛されるように自分を作っていくんですね。

必死の処世術です。

そうして見事、寂しさを感じないようにする作戦は成功を収めます。

だから、今も彼女はハードワーカーであり、友人に恵まれ、職場の人たちも良い人ばかりで、趣味もあり、一人で旅行もいけるし、一人暮らしも楽しんでいるし、一見、全然問題がない人になれたのです。

つまり、心の内側には一人ぼっちで寂しい思いをしている女の子を上手に隠すことができたのです!

が、もちろん、それですべてが解決ってわけにはいきませんでした。

ふとした瞬間に「わたしは一人ぼっち」という思いが過ぎるんです。
そして、無性に寂しくなりそうな気がして、慌てて気を逸らします。

人を本気で好きにならないようにしている自分もいます。
彼のことを本気にならないようにセーブしている自分にも気づいていますし、本気にならなくても済むような相手を選んでいることにも薄々気づいています。

だとしたら、彼女が望む温かい家庭が手に入らないように自作自演をしているのは明らかとも言えるのです。

だから、心の中の寂しがっている女の子にママを与えてあげよう、という手が浮かぶのです。

そして、それはイメージワークやロールプレイセッションなどで「感覚的に作り出すこと」が可能です。

そんなセッションをやりつつも、彼女にとある実験をしてもらうことにしました。

「わたしは愛されているから一人ぼっちじゃない。」

始めは「ふーん」という感じでした。
別に後半ちょっと抵抗を覚えましたが、拒絶反応を示すほどでもありません。

つまり、これは彼女の思い込みを変える実験でもあります。

「どうせわたしは一人ぼっちになる」から「わたしは愛されてるから一人ぼっちじゃない」に思い込みを書き換える実験です。

抵抗がほとんどなかった彼女ですが、毎日そういう風に思ってみると2つの変化が現れました。

1つ目は「おぉ、確かに。わたしは愛されてるし、ひとりぼっちじゃねえぞ!」という感覚。職場の人にも恵まれ、後輩はもちろん先輩からも慕われており、プライベートでも彼女を買い物に誘ってくれる友達もいます。

過去を見れば、それぞれ問題はあったけど自分のことを愛してくれていた彼氏もいたなあ、と思えます。(そうじゃなかった男もいたけれど)

でも、もう一つは、なんか居心地の悪い、愛されてると思っちゃいけないような感覚。
内なる女の子とは何度か向き合っていたけれど、その傷が疼く感じでした。

この面では自分を傷つけた人たちの顔が浮かぶし、頑張って明るく振る舞って無理してる自分も見えるし、自分を放っておいたママや、自分たちを捨てたパパへの恨みのような気持ちも出てきます。

いわば、相反する2つの感情がでてきたんですよね。

だから、それを見越して「イヤな気持が出てきたらノートに書き出しておいてね(はあと)」という宿題を出しておきました。

そこで母を許すプロセスってこともセッションで採り入れていきました。
まあ、実際、母との関係がこじれているわけではなかったので、案外スムーズに行ったかなあ、と思います。

また、パパと向き合う、許す、というプロセスも採り入れましたが、これも時間が経っているがゆえに、感覚的に処理することができました。

そうして、「なんだかんだ自分はママやパパにも愛されていた」という感覚が分かってきたんですね。

そうすると「わたしは一人ぼっち」という思い込みがかなりのスピードでなくなっていき、あまり気にならなくなっていました。

あとに残ったのは「わたしは愛されてる!」という感覚。

でも、そのとき、彼女は重大な気づきを得ます。

もしかしたら「どうせわたしは一人ぼっち」と思うことによって、自分で自分を見捨ててきたのかもしれない・・・と。

自分のことをあまり大事にしてこなかったなあ、ということを彼女は思い出していました。
自分の心身を酷使するようなハードワークをしてきたり、寂しさをごまかすために常に男を作ってきたけど、必ずしも自分が幸せな恋ではなかったり。

ああ、自分が自分を寂しくさせてたんだ・・・ということにも気づいていきます。

そうした思いを経て「わたしは愛されてる」という思い込みを確立させていくことができました。

でも、「愛されてる」って前提で見てみると、確かにその通りだったんです。
自分は一人ぼっちだと思っていたけれど、実際はそうじゃないってことに気づいたんです。
何なら「無理やりそう思い込もうとしていた。」ほどで。

その頃には彼女の雰囲気や表情はずいぶんと変わっており、仕事もマイペースでできるようになったし、休日のスケジュールが空いてても不安にならなくなったし、結婚や恋愛を焦らなくなったし、将来のことを長期的に考えられるようになったり。

「ネガティブな思い込みを認めたら、とりあえず、それをポジティブな思い込みに変えてみる。そこで出てきたネガティブな感情を別途、処理していく。」

こういうやり方もよく使います。

良かったらみなさんもやってみませんか?

「わたしは愛されてる!」でもいいし、「わたしはなんだかんだ愛されてる!」と表現を少し濁してもいいです。

まだこれなら受け入れられるって感じの言葉を加えてみてください。「愛されてる!」の部分はもちろん変更不可ですよ。笑

そうした前提を変えてみることで、世の中の見え方が変わることがとってもよくあります。

そこでネガティブな感情がでてくるならば「そこに痛み(傷)がある」と思って、改めて向き合っていきましょう。

もちろん、同系統の思い込みにはこんなのがあります。

「わたしはとても豊かだ」
「わたしは成功者だ」
「わたしはなんでもうまくやれる」
「わたしは十分幸せだ」
「わたしはめっちゃかわいい」
等々。

お好きなものを「思い込み」にしてみて、日々思い出しながら生活してみましょう。

できれば3週間は頑張って!
その間に出てきた嫌な気持ちや気付きはノートに書き出しましょう。

とてもシンプルなやり方だけど、案外効果を感じる方も多いと思うので、ぜひ試してみてください。

抵抗が強いとか、嫌な思いが出てきたとか、そういう方はカウンセリングに来てくださいねー。それはそれでまた前に進むきっかけになるので!

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