お金持ちの叔父叔母が苦手だったので今もお金に対して様々なブロックがあるんですが。~子ども目線ではなく大人目線で彼らを理解することの重要さ~



お金持ちの叔父叔母に両親が気を使い、惨めな思いをしてきたとするなら、子どもだった自分も両親と同じ感情を抱くようになるものです。
でも、今は大人になったわけですから、大人目線で彼らを見つめ直すことで、お金持ちやお金に対する意識を変えることができるのです。

以前有料メルマガで「夫のモラハラが原因で別居することになったのですが、子どもたちの~」で取り上げて頂きありがとうございました!お陰様で子供は以前に比べて明らかに明るく穏やかになりました。おっしゃる通り心配はいりませんでした(^^)
その後、子供を育てていくため、お金と向き合うワークを始めました。しかしなかなか手強い心理的ブロックがかかっており、また相談させて頂きました。

「お金を人としてイメージしてみる」というワークに取り組んだのですが、そこで出てくるのが父方の叔父叔母で、この2人が私に強烈な影響を与えている事に気付きました。
私の両親は引っ越しなど大きなライフイベントの度にお金持ちの叔父叔母にお金を借りていました。
会う時はわざとみすぼらしい格好をして私や兄に服を買ってもらっていました。
両親はいつもその2人にとても気を遣って緊張していて、私も子供ながらに可愛がってもらってはいたものの、2人がとても苦手で緊張し萎縮していました。家に帰ると叔父叔母の陰口を言ってる父と母にもモヤモヤを感じていました。

しかし、私も兄もその叔父叔母が経験させてくれた海外旅行などのおかげで将来の道が開け、今の仕事につながっているので、苦手だけど感謝もしています。

お金に豊かな生活がしたいと思う一方で、お金持ちの人に対する苦手意識が半端なく、大人になった今でも目上のお金持ちの人と接すると異常に緊張します。

この「お金=叔父叔母=緊張し萎縮する」というイメージをどうやったら穏やかで温かなイメージに変えられるでしょうか?
「お金は優しい。私を幸せにしてくれるもの」と自分で考えた言葉を毎日唱えていますが、お金持ちに対する苦手意識は変わりません(涙)

いつかネタとして取り上げて頂けたら嬉しいです。
(Mさん)

2021/3/15配信の「夫のモラハラが原因で別居することになったのですが、子どもたちの将来に何か影響を残してしまうのではないかと気になります。」ですねー。

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両親が叔父叔母に気を使っていると、どうしたって子どもとしては叔父叔母側ではなく、両親側に付いちゃうものですよね。

そうすると両親が彼らに持っていた「嫉妬」「惨めさ」「怖れ」「罪悪感」等々の感情を子として引き継ぐことになっちゃうわけです。

要するに、両親が叔父叔母を「上」に見ていて、自分たちをあからさまに「下」においていたわけですから、Mさんもそういう立場に自分を置くことが癖になってしまったわけです。

叔父叔母っていう近い存在がベースだとかなり強烈なインパクトを残しますよね。

なので、Mさんのお金持ちが苦手という心理には、

1)両親から引き継いだお金持ちへのコンプレックス

だけでなく、

2)両親のことを愛してる私

の2つが影響しているんだろうと思います。

1)についてはよくお分かりだと思うので2)の解説をしていこうと思います。

自覚しているかどうかは別として、子どもとしては両親のことが大好きだし、両親の味方ですから、両親が叔父叔母の前で緊張して、委縮して、気を使って、罪悪感満載で、嫉妬もしている姿を見たら、極端に言えば叔父叔母を「両親を苦しめる敵」として認定します。

お金持ちが敵になるわけですから、自分がお金持ちになったら今度は両親を敵にしてしまうわけで、そんなことはしたくありません。

となると愛する両親と敵対しないためにはお金持ちには絶対ならないと子ども心に誓うわけですね。

つまり、Mさんがお金の問題やお金持ちに対して緊張するのは、それだけ両親のことを愛していた自分がいて、今も両親を守っているわけです。

惨めな思いをしている両親を助けたかったし、叔父叔母に緊張しまくっている両親をなんとか癒してあげたかったし、そんな両親を何とか幸せにしてあげたいと思っていたわけです。

まずはそのことに気づく必要があります。

で、やっぱり子どもは親の後ろをついていくわけですから、そうして親の影響を受けるのは避けられず、両親への愛も絡んで、叔父叔母=お金持ちに対しては両親と同じような心理を持つようになるわけですね。

そういう意味では今もMさんの周りにはお金持ちな人がちらほら現れると思うんですけど、その傾向はないんでしょうか。

そうすると、お金持ちが怖いと思っているのは今のMさんじゃなくて、子どもの頃のMさんということになりますね。

子どもは親に従うほかないですし(自ら叔父叔母の家の子になりたいと言ってもなれるわけじゃないし)、どうしてもその子ども心に抱いた思いを大人になってもついつい継続しちゃうことになるんですね。

つまり、叔父叔母(=お金持ち)に対しては「親」という壁越しに接するのが当たり前だったので、お金持ちに対してはどうしたって「壁」を感じ、遠い存在にしてしまいます。ましてや「敵」ですからね。

ところが今のMさんはよくよく考えれば「大人」になったわけで、自分の意志でお金持ちに近付くことができるんですよね。

だから、シンプルな話で言えば、叔父叔母が健在であれば、二人に個人的に会いに行き、感謝の思いを伝えたり、いろいろと話を伺ったりしてみる方法が一番お勧めです。

子どもの頃に思い込んでいたことと、実態が全然違うことっていろんなケースでよくあるじゃないですか。

つまり、叔父叔母に対する感情を実際に話をすることでアップデートしていくわけです。

話のネタはいっぱいあると思います。
・叔父叔母はどうしてそんなにお金持ちになったのか。
・昔、自分の両親や自分たちのことをどう思っていたのか。
・お金を稼ぐことについてどんなイメージを持っているのか。
・そもそもお金って本人たちにとってはどんなものか。

お金について学ぶのであれば願ってもない先生がそこにいるんです。
本を読んだり、セミナーに行ったりするよりも、はるかに良い生きた教材がそこにあるわけですね。

意外な話もたくさん聴けるんじゃないでしょうか。
そうして、叔父叔母に対する思いもまた変化していくことと思うんです。

そもそも海外旅行に行かせてくれただけじゃなく、学費だったり、いろんなところで面倒を見てもらったと思うので、彼らは甥っ子、姪っ子であるMさんきょうだいを可愛がってたことは間違いないと思うんですね。

両親が与えられなかった豊かさを彼らが与えてくれていたと思うのです。

だから、ほんとうは敵なんかじゃなくて大きな味方だったわけです。

頭ではよく分かってると思いますが、彼らと話をすることで心が納得していくと思います。

そうすれば、叔父叔母に愛された自分、とか、叔父叔母が自分たちに対して思っている気持ちなどを受け止められるので、彼らに対するイメージも変わりますよね。

それがお金持ちに対するイメージを変えることになるんです。

今までは「惨めな思いをしなければお金持ちとは付き合えない」と思い込んでいたわけですが、そこがアップデートされて「なんだかんだ私はお金持ちに愛されるのよね」という意識に変わります。

で、ここがポイントなんですけど、豊かな生活を送るためにもまた2つの方法があるの知ってます?

もちろん自分がお金持ちになることが一つですけど、もう一つはお金持ちに可愛がられることなんですよね。お金持ちの友達を持つ、と言ってもいいです。

もし、Mさんの友達にお金持ちがいて「今日、飯食いに行かへんか?」って誘われて、「はいはーい!」って待ち合わせ場所に行ったら、さすがに夜は冷えるので「寒くなったなあ」なんて言ったら「コート買うたるわ。行こ行こ」って百貨店に連れて行ってくれて、暖かいコートに身を包んでなかなか高級そうな店に行って飯を喰らうわけです。

港区女子でもなく、パパ活でもなく、単なる友達だから何もしなくてもふつうにしていればいいんですよね。

お金持ちにとっては「ジュース奢ったるわ」と「寿司奢ったるわ」に差がないわけで、気を遣わずふつうに接してたらそれでよいわけです。

もちろん、Mさんがお金持ちに対するイメージが好転すれば、身近にあるいい教材を先生に、自分も稼げるようになる可能性も高いです。

つまり、「スタバ奢るわ~」と「フレンチ奢るわ~」の区別がつかなくなる生活を実現することも可能なわけですね。

叔父叔母という近い存在にお金持ちがいるということは、それだけお金持ちマインドをインストールしているんですよ。

でも、今は両親への愛が壁になってそのマインドを使ってないだけです。
スマホにインストールしたけど全然使ってないアプリみたいなもんですな。

ということで、両親への愛を確認し、大人として叔父叔母へのイメージを刷新すれば、この問題って案外早くカタが付くんじゃね?と思うんですけどね。

じゃあ、叔父叔母が亡くなってたり、出禁になってたり、話ができる状態じゃなかったりした場合はどうしたらいいんでしょう?

基本は同じです。

叔父叔母の生き方や価値観、生活スタイルやお金に対する意識などを「子どもの目線」ではなく「大人の目線」で見るようにしていくんです。

今までは親越しに子どもの目で叔父叔母を見ていたわけですが、一人の大人として、直接叔父叔母を見るイメージです。

その辺の情報はお母さんや他の親せきから引き出せるものもあるかもしれませんが、どうしたって彼らのフィルターがかかってしまうので正確かどうか分かりません。

けれど、改めて叔父叔母の気持ちを理解しようとする試みは自分の意識を大いに変えるのに役立ちます。

そういう意味で、叔父叔母に感謝の手紙を書いてみるのもいいかもしれません。

もし、素直に感謝する気持ちだけじゃなく、複雑な気持ちが出てくるのであれば、それを処理するいいチャンスになりますね。(そういう気持ちは御恨み帳に書き出せばよいのです)

そして、両親への愛について確認するためには、そんな惨めな思いをしつつもちゃんと自分たちを育ててくれた両親に感謝の手紙を書くのもお勧めです。

そうすると、叔父叔母に対して感じていた様々な感情を想像することもできるでしょう。

それが分かるだけでもちょっと心は安心するはずです。

そして、この感謝の手紙は「子ども」として両親を見るのではなく、「大人」として改めて両親を見つめる行為でもあるんですよ。

この「子どもの目線で親を見る」というのはほんと習慣になってしまってるので、この問題に限らず、仕事、恋愛、結婚、生き方、価値観等々、あらゆるところで出てきてます。

大人目線で親を理解することってすごく大事なんですよね。

それは許しにもなりますし、精神的に自立することも意味します。

要するに、両親のことも、叔父叔母のことも「大人の目線で見る」ということがカギになってくるのです。

そんな風に意識を変えていくことができれば、徐々にお金持ちに対する抵抗は減っていくと思います。

そして、なんだかんだお金持ちに愛された自分もいるわけですから、今いる近隣のお金持ちにも愛される自信が湧いてくるでしょう。

それってけっこういい人生になるんじゃないかと思うんですけどねー。いかがでしょうか?

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