[68]別れた同じ職場の元彼と、最近、とても気まずい状態になってしまいました。



<リクエスト>

半年前に別れた同じ職場の元彼と気まずい状態です。笑顔で接せられるようになっていたのに、急に彼が私を避けたり、顔を合わせると気まずそうにしたりし始め、その一方、他の女性には親しげに話しかける様子を見て、戸惑い、傷付き、怒り、嫉妬心が湧いてきます。私には他に好きな男性がいるのですが、お互い好きなのに別れた為、元彼にとって特別な存在でありたいというある種の執着心があると思います。それが何らかの原因になっているのでしょうか

(クリアさん)


<根本からの回答>

手放しは私も彼も自由になれる選択です!

好きなのにどうして別れなければいけなかったのかな?
今好きな人のことは、どれくらい本気になれてるのかな?
その人の存在と元彼の存在はどんな風にクリアさんの中でバランスを取っているのかな?

いきなり「???」で申し訳ないのですが、その辺をもっと聞いてみたいな、と思いまして。

好きなまま別れて、まだわずか半年しか経っていないとしたら、元彼が目の前で自分を無視したり、他の女性と仲良くしているのを見たりしたら、気持ちが揺れないわけはないと思うんです。
元彼のことが今も好きかどうかは別にしても、やはり愛着が残っているものと思いますし、同じ職場で感覚的に近くにいる存在ならば、心が別れた事を認識するのには時間がかかっても仕方ありません。

同じ職場の恋愛の場合、関係性が終わっても、毎日顔を合わせたり、会話もしたりするなど一緒に過ごす時間が多ければ、理性的には終わった恋も、感情的にはまだまだ終わっていないことも少なくないんです。
それでいて、大人ですから、職場ではなるべく失恋の影響を出さないように感情をコントロールしようとするはずですから、彼か彼女、あるいは両方がけっこうしんどい思いをすると思うんですね。

もしかすると、彼はこの半年、クリアさんに対して「別れたいい元彼」を演じてきたのかもしれませんね。
職場の雰囲気を崩すわけにはいかない、と思ったのかもしれないし、彼自身の性格がそうさせたのかもしれませんが、失恋による痛手、悲しみ、寂しさ、ショック、罪悪感、無価値感、怖れ、不安、嫉妬などの感情を抑えることがもうできなくなってしまったのかもしれません。

長いこと抑圧して熟成された感情は、かなり強い恨み辛みに繋がり、人間不信などの影響を色濃く残すことがあります。
だから、一種の復讐心のような形で(あてつけもその一種)、表出してきている可能性もあります。

また、彼がそういう状態かどうかは別にしても、クリアさん自身に「特別な存在でありたい」という気持ちがあるとすれば、なおさら、意識的・無意識的に彼を引き止める言動をしてしまうところってなかったでしょうか?
他の女性に意識が向かないように、無意識にでもアクションを起こしてしまうことってよくあるものなんです。

ただ、嫌いになって別れたわけじゃないとすれば、やはり「別れた後でも特別な存在」を求めてしまうのは、都合の良い、わがままな思いと分かっていても、やはりやってしまいますよね。

ただ、そうした心のすれ違いが修復不能なくらいに関係性を傷つけてしまうことってよくあるんですね。

そのためにも“戸惑い、傷付き、怒り、嫉妬心”を含め、元彼への気持ちをきちんと整理されること、すなわち、執着があればそれを手放し、お互いが自由な存在になれるようにしていくことがお勧めです。

もし今好きな人がいるのであれば、元彼の存在をしっかり横において、その彼と向き合う事、その彼との将来を描くこと、などはいかがでしょうか?

そして、職場の彼に対しては、仕事以外の話はせず、嫉妬してしまったら、都度「手放そう、この感情を神様に返そう」などと“その手には乗らない”作戦がお勧めです。
自分のネガティブな感情から自由になることで、また彼を受け入れる余裕ができます。
そうすれば、再度、信頼できる友人として関係を築いて行くことができるでしょう。

ただ、このプロセスはとても強い覚悟と忍耐と選択の力が必要です。
ここを乗り越えることによってクリアさんは更に凛としてしなやかな強い女性的な魅力を獲得されると思いますが、そのためにちょっと頑張る必要があります。
だから、決して焦らずに、自分のペースで、また、誰かの援助を借りながらじっくり向き合っていただけたらな、と思います。

参考になりましたら幸いです。

=お勧め!エクササイズ=

【パートナーがいらっしゃる方へ】

パートナーに「愛してる」を3回伝えてみる

きちんと向き合うために、意識のブレを修正するために。

【パートナーがいらっしゃらない方へ】

もし、何か(誰か)に執着していると感じたら、

私は○○から自由になります!

を10回声に出して言ってみよう!

男と女の心理学


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