頑張って夫婦関係を修復してきたのに夫の一言でガラガラと崩れそう。


実はそれは第一段階終了を示す合図。
今日からMさんは第二段階に入り、新たな学びを得ることになるのです。
起きてることはすべて正しく、何も間違っていません。

***
夫婦ともバツイチの再婚です。子供はいません。
夫はロックマン要素・野良猫要素ありの仕事中毒タイプ、お仕事は確かにエリートといえる分野ですが、定期的に「仕事辞めたい!」となるのでそのたびに私は専属カウンセラーのように話を聞き、一度は本当に退職して二人で起業したこともあります。
夫は半年でネをあげて、縁あって元の会社に戻りました、私はその後5年間、仕事を一人で頑張りましたが、体を壊して辞めざるをえなくなり、今は専業主婦です。
そんな二人、激しく求められて結婚した割に結婚後すぐに「オレほんとは性的に淡泊な人間だから」「仕事がしんどすぎるから」「お前が前ほど熱心じゃないから」などの理由によりどんどんセックスレスになっていき、まったく触れ合わなくなって10年超えです。
セックスレスである事をのぞいたら仲のいい夫婦ですが。。
悩み続けて心理学の勉強もたくさんしました。自分の夫に対する態度を反省しました。家事がテキトーになっていたことも反省しました。夫の話をさえぎって自分の意見を言っていたことも反省しました。夫なりに愛してくれたことに感謝の気持ちを伝える努力もしてきました。
自分の親との関係性を見つめなおして受け入れる努力もしてきました。どんなになっても、やっぱり夫を深く愛しているからなのです。それを伝える努力もしてきました。
ところがここにきて、
「小さい時、夜起きたら父親と母親がセックスしてるんじゃいかという恐怖をいつも感じてた、そのせいで、生活の場である自分の家ではセックスする気にならない」と告白されました。
その上、どうやら外では風俗など利用しているらしいことに気がついてしまいました。(ネットの検索履歴などを偶然目にした、頻度などは定かではないですが)(風俗が浮気になるのか?は置いといて)
それから私は妄想嫉妬に苦しみ、長年のレスがつらくてたまらなくなってしまいました。
何なんですか、父母のセックスがトラウマ??って!私はこれからどうしたらいいんですか?これまで必死で学んで再構築しようとしてきたものは無駄だったのですか?
一気にガラガラと崩れ去ってしまいそうです。この心の中のドス黒い爆弾をどうやって処理したらいいんでしょうか?
こんな私にいまさら「つける薬」はあるんでしょうか?根本先生、ぜひネタにしてくさい!ペコリ
(Mさん)
***

お怒りもごもっともですね。
私に「つける薬」でしょうか?
それよりも旦那にいっぱい薬をつけてやりたいんじゃないでしょうか。

レスの原因の一つに「生活の場である自分の家ではセックスする気にならない」というのもあるんです。
家は生活空間であり、セックスがタブーであるという意識があると、「仕事とセックスは家庭に持ち込まない」というルールが成り立ってしまうんです。

「煙草を家の中で吸ってはいけない → ホタル族」
「セックスを家の中でしてはいけない → 風俗」

※韻を踏んでみたんですけど、お気づきでしょうか?(念のため。あ、いや、気付いていらっしゃらないならスルーしていただいて構いません・・・)

そもそもセックスって「秘めたもの」ってイメージがあるでしょう?
だから、それを「明るく笑顔溢れる家庭」でするのって違和感が出てきちゃうんです。
場末の暗い雰囲気の中で怪しげな2人が寄り添いホテルに消えていく・・・それがセックス・・・。みたいな。

だから、レスのカウンセリングでお伝えしてるのは「デートしてラブホ行ってみたら?ラブホに抵抗あるならきちんと予約してシティホテル行ってみたら?」って提案です。

実際、家では気が紛れることも多いですね~。
それで私のクライアントさんで「自宅内レス」って方もいます。
ホテルとか車の中(!)とかなら全然できるのに自宅だとできないって人。
「ま、できてるからいいじゃん。」と問題にはなってません。

さて、実はレスの話は余談なんですね。
ここから本題。
もったいつけた本題って厳しい話が多いって知ってました???(笑)

起きたことはすべて正しいこと、って言います。
修復を一生懸命頑張っているときに旦那の一言で「がらがらがらがらがら」と崩れてしまう・・・という話もよくお伺いします。

でも、それも「正しいこと」であり、「良かったこと」なんです。
だから、私はそういう話を聞くと

「おめでとう。良かったじゃん」

という風にお答えします。

>私はこれからどうしたらいいんですか?これまで必死で学んで再構築しようとしてきたものは無駄だったのですか?

こういう風に感じるということはそこから気付けるんです。
こうした自分の反応から、本心が見えてくるんです。

「何のために再構築をしたかったのか?」
「どうして一生懸命頑張ってきたのか?」

彼のためじゃなかったんですよ。
自分の欲(エゴ)のためだったんです。
だから、それは愛じゃなかった、ということです。

がーーーーーーーーん!!!

そう、愛だと思ってたけど、自分が修復してレスを解消したいという「欲」だったんです。

期待していたんですよね。
これだけ頑張ったらうまく行くだろう、と。
でも、それって信頼じゃなくて期待なんですね。

とはいえ、Mさんに起きたことはふつうのことです。
皆さん、同じ道を通られます。

レスを解消したり、夫婦を修復したりするときにやっぱり「好き」だし、「仲直り」したいじゃないですか。
だから、頑張るし、何とかしようとあれこれ考えるし、人によっては「人生最大の努力」をする方だったいます。

そして、心理学やいろんな人のブログで「これも自分が望んだことなんだ。自分を変えなきゃいけないんだ」って思って、ファッションやら態度やらいろいろ変えていきます。
それができたMさんって素晴らしいんですよ。
そこまでもなかなかできないものですから。

ただ、それは「よりを戻したい」「レスを解消したい」「一緒にいたい」という、あくまで自分の「欲」であり、「期待」であり、「希望」が動機なんです。

始めはそれでいいんです。
今までのMさんは何も間違っていないんです。
だから、旦那さんの言葉で気付かされるんです。

「あ、私は自分を変えようとして来て、実は旦那に変わってほしかったんだ」って。

旦那さんを変えようとしてた、旦那が変わることを期待していたから、旦那の言葉でショックを受けるんです。

もし、自分のためにやっていることであれば、旦那の言葉に振り回されることはありません。
境界線引いて、「旦那は旦那、あたしはあたし」て意識を確立してますから。

でも、その旦那の言葉でショックを受ける、というのは、夫婦関係改善プロセスでいえば「第一段階終了」ってことになんです。

つまりMさん、間違ったことをしてきたわけではなく、この旦那さんの言葉でガーンと壁にぶち当たることで気付きを得て、次のすてーっぷ、「第二段階」に進むのです。

※なお、何段階目まであるんですか?って聞かないでくださいね。このブログの筆者は往々にして今思いついたことをさぞ心理学の定理みたいに語る悪い癖があります。したがって、「今から第二段階です」とか言いながら「第三段階って何?」なんて考えていない可能性が高いのです。

その第二段階って何か?っていうと、DVDとかセミナーとかブログとかで私が言ってる「手放せるほどの愛」って奴ですね。
「真実の愛」と言ってもいいでしょう。

やってることは今と変わりません。でも、心は違います。

家事をちゃんとするのは夫婦関係修復のため、ではなく、それが自分の喜びであり、旦那さんを喜ばせたいから。
(だから、もし喜びでなければ再びテキトーに戻しましょう)

夫の話をさえぎって自分の意見を言わないように努力するのは、それが自分の喜びであり、旦那さんに安心して話をしてほしいと私が思っているから。

夫に感謝の気持ちを伝える努力をするのも、それが自分の喜びであり、いい夫婦関係を築くためには大切なことだと私が思うから。

自分の親との関係性を見つめなおすのも、それが自分の幸せのためであり、これからの人生を生きやすくするため。

先日「魅力を伝えても受け取ってくれない恥ずかしがりやの彼をどう攻略すればいいのか?」という記事を書きました。

「受け取ってくれないことを前提に魅力を伝えたらいい」
「受け取ってもらえるってのは与える側のエゴに過ぎない」

そんな話を書きました。

愛を伝えるのも同じなんですね。

「私はこれだけあなたのことを愛してるのよ!受け取ってよ!」ってのはそもそも愛ではなく、欲ですよね。

だって「受け取ってもらうため」に愛するんですか?
「受け取ってもらえない」なら愛さないんですか?

彼の態度に関係なく愛は存在しますよね?
彼が受け取ろうが、受け取り拒否しようが、愛しちゃってるんですよね?

『だから、旦那さんはこの問題に一切関係ない』

ってことなんです。

つまり、Mさんが第二段階に進まれて学ぶことというのは、旦那さんと自分の間に明確な線を引くこと。
すなわち「執着を手放す」とか「癒着を切る」という段階で、「私は私、夫は夫」という境界線を明確化することです。

「私がしたいからする。夫の反応は関係ない。」という自己責任(アカウンタビリティ)に基づいた行動に変えていくことなのです。

これはね、ほんとうに楽になります。
旦那さんの反応をいちいち気にしなくていいし、期待しなくていいし、ね。
しかも、滾々と愛は沸いてくるので、受け取ってくれなくても嬉しい、みたいな変態の境地に入っていきます。

もう「愛してるって言わせてくれてありがとっ!ちゅっ!」みたいな境地。

「境界線を引いて自己責任に基づいて行動する」というとすごくかっこいい(難しい)ように思うでしょ?でも、現実はアホです。

「今日も一緒に居られて嬉しい~!!!きゃー!!!」とか一人踊ってるんですから。

レスの解消もその延長上にあるんです。
「家だと両親のセックスを思い出して怖くなっちゃうのね~。じゃあ、デートしましょうよ。2人で濃密な時間過ごしましょ。気持ちよくさせてあげるから・・・。うふ」
って彼をラブホに連行できます。

自分が主体の人生を歩み始めると、「さあて、どうしたらあのビビりな男をラブホに連れ込めるかしら?」ってことを考えられるようになります。
もちろん、「自宅をラブホ風に改装してしまう」というウルトラCのやり方もありますが、少々コストがかかりすぎる上に、落ち着かなくなるリスクも伴いますね。

仕事帰りに思いっきりオシャレしてデートしようかなあ~
休日にちょっとハイキングとかに連れ出して疲れさせて「ちょっと休んでいく?」ってホテルに連れ込むってのもアリだなあ。その辺のルート調べておかなきゃ。
でもやっぱり案外旦那みたいなタイプにはムードが大事だから超ロマンチックな映画を一緒に見てその後2,3杯飲ませてホテルに連れ込むかな~

まるで20代の男子みたいな頭の中ですけど(笑)、レス妻にはそれくらいの想像力(妄想力)が必要です。
だって「あまり、どころか、全然積極的じゃない相手とどうしたらデキるか?」というテーマにおいて、20代男子と皆さんとは同じでしょう?

Mさんの文章を見ているといわゆる「自立系武闘派情熱女子」に属することは間違いないようです。
ご本人はどれくらい気付いているか分かりませんが、勢いで押すと相手は引いてしまうものです。
バランスの法則って奴です。
自分が必要以上に熱くなってしまうと、相手は冷めてしまうんですよね。

Mさん自身、与えたい人で、人のために一生懸命頑張るタイプだと思うんですね。
そうするとついつい自分のことを後回しにしてしまいがちなんです。

「相手のために」は得意だけど「自分のために」は苦手ではないですか?

だから、こういう問題解決も「何とか相手に自分の愛を与えて解決しよう」となさるんです。
でも、流れ的にそれだとうまくいかなかった頃と何も変わっていないんですね。

つまり、私→夫への流れが強すぎて関係がうまく行ってない場合は、私←夫の流れを構築するのがいいんです。

つまり「受け取る」ということ。
「信頼して待つ」ということ。

どちらも超苦手なジャンルだと思いますが、ちょっと考えてみてください。

<宿題>
1.ご主人はあなたのどこが好きで結婚し、今に至っているのでしょう?その好きなところを30個以上リストアップしてください。

2.旦那さんが今までMさんのためにしてくれたことを100個以上リストアップし、一つ一つに感謝してみましょう。(これは伝えなくてもいいです)

3.旦那さんはどんな風に妻を愛する人ですか?その愛情表現方法を5パターンほど見つけてください。(例えば、言葉で伝えられる人は愛情表現として「愛してる、って言葉で伝える」というものがあります)

4.Mさんが頑張って夫婦関係を修復しようとしている間に、ご主人、Mさん自身それぞれどんなところが変わりましたか?それぞれ20個以上見つけ出しましょう。

とりあえずは第一段階終了試験だと思って取り組んでみてください。

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