「考えすぎ、を卒業する。」

*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

怖れ、不安、緊張、焦り、自己否定、嫉妬、怒り・・・そんな感情を“感じてしまっているのに、感じたくないとき”に、私達はすごくすごく考えてしまうものです。

温泉に浸かってぼけーっとしてるとき、私達は何も考えませんよね。
とろけるようなマッサージを受けているとき、何も考えたくなくなりますね。

「考えすぎてるな」と気付いたら、「私は何かの感情から目を背けようとしたいのかも・・・」と思ってみてはいかがでしょうか。


考えることって悪いことではないんですが、しばらく考えて分からないことは、たぶん、もう少し考えてもやっぱり分からないものです。
それに気付いていてもなお、考えが止まらない時は、私達は分からないことを分かっていながら考えているのかもしれません。
やはり、感じたくない感情があるのです。

ただし、考えることが楽しいならば、OKです。

さて、そんな考えすぎな状況から抜け出すには、一つは、その隠したい感情と勇気を出して向き合ってみることです。
怖れもその中に入ってしまえば、不思議と安心してしまうことが多いんです。(怖れという感情の性質上、向き合うまでが一番怖いんです)

向き合うにも一人では大変なので、誰か信頼できる人に側にいてもらう、できれば、話を聞いてもらうのがいいかもしれません。これもまた、ちょっと勇気がいることですね。

また、別のアプローチは、ボーっとできるような環境、場所、行為に身を置くことです。スポーツ、カラオケ、サウナ、温泉、ドライブ、趣味、仕事などなど夢中になったり、力を抜ける場所があると良いですね。

そして、また、誰か安心できる人、存在を近くに感じること、誰かとの繋がりを感じることも、この考えすぎる状況を手放せるようになります。
自分を愛してくれている家族、大切に思ってくれている友達など。

また、長期的な目で見れば、考えすぎてしまう自分を変えていきたいですね。
それには、自分をもっと信じてあげること(すなわち、自信をつけていくこと)が一番だと思うんです。
その一歩目は今の自分を知ること、そして、その自分を受け入れること。

例えば、「自分がおばかで、このテーマについては考えることができないわ」と素直に白旗を揚げられたら、途端に楽になったりします。
これは諦めではなくて、自分を許し、受け入れていることになるんです。

そうして、その答えを自分で考えて出すのではなく、とても大きな存在に委ねる(心理学ではハイアーマインドといいます)ことができると、思考ももっと有効に使えるのではないでしょうか。

直感や感覚は万能です。思考を手放して、それらに委ねられると、すごく楽になりますよ。

心の処方箋