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例えば、怖いという気持ちを隠すために、誰かへの依存心を満たすために、ネガティブな理由を“嫌だけど”使ってしまうみたいです。
ネガティブな理由も役に立っているので手放しがたいのです。
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したいことがあるのに、こうしたらいいって分かっているのに、でも、なかなかできないこと、やれないことってありませんか。
そして、そのときに出てくるネガティブな理由があるわけです。
(もちろん、それは言い訳に過ぎないって自分でも気づいているのだけど、そしてそんな自分も嫌なんだけど)
例えば、
「お金がないから」
「時間がかかるから」
「どうせうまくいかないから」
「もうこんな年だから」
「性格が悪いから」
「自分は頑固だから」
「コミュニケーションがうまくないから」
「仕事ができないから」
「自分は人と違うから」
などなど。
もちろん、それを何とか解消しようとあれこれ取り組むんだけど、なかなか手放せないわけです。
もう、さっさとやっちまえよ~!って思うんだけど、、、その理由が足を引っ張るんですよね。
そこで、起こってることがすべて正しいという目線で見てみると、自分がその理由を“積極的に”必要としてるんじゃね?という見方ができるわけですね。
すなわち、その理由がとても役に立っている、ということが良くあるんです。
一番わかりやすいのは「その理由があるおかげでやらなくても済む」です。
え?やりたいのに?した方がいいって分かってるのに?
それをやるのが「怖い」「勇気がいる」という気持ちがある場合、どれだけやりたいことだと思っても、やはり怖いことはしたくないので心理的に回避したくなります。
でも、逃げるのはちょっと恥ずかしいし、何よりもやりたいって思ってるわけだから、それなりの大義名分を必要とします。
そこで「お金がないから」「忙しくて時間がないから」という理由が見つかります。
「おぉ!これは使える!だって確かにお金かかるし、時間も取らなきゃいけないから!」って。
そうすると伝家の宝刀のごとくその理由にしがみついてやらなくて済むようになります。
こういうときは「怖い」自分をまずは受け入れ、許すこと。
「怖いよね~、逃げたいよね~」って。
実は「怖い」というのは「魅力を感じてる」って証拠でもあるんです。
「どうでもいい人に告白するのと好きな人に告白するのとどっちが怖いでしょう?」というのと同じ。
だから、怖いってことを認めることは同時に「魅力を感じている」ということを認めることになるのでものすごく大切なことなんです。
大義名分的な、あとからとって付けたような理由ではなく、ほんとうの理由に向き合うと気持ちはなぜか楽になり、腹もくくりたくなります。
もちろん、「お金がない、時間がない」という理由も今回初参戦ならいいんですけど、けっこう使い倒してる【やらない理由】であることも多いんですよね?(ドキッとするでしょ?)つまり、何かと「お金がないからできない」って避けてることが癖になっちゃう人もいるんです。
でも、本当にないの?って言われると・・・つらいわけです。
でも、お金がないのが本当の理由じゃないから、仮にお金にめどが立ったとしてもやっぱりできないんです。
本当の理由は別にあるから。
それが「怖い」ということであれば、その怖れを認め、受け入れるだけで、不思議とそのやりたいことに向き合えたりします。
そして、魅力を感じてるんだから怖いわけだから、もっともっとそのやりたいことに魅力を感じる方向にもっていくといいんです。
そのことについてもっと調べたりしてもいいんですが、やはり人に会うのがおすすめですね。
最低でもそのやりたいことをやってる人に5~10人は接してもらいたいです。
その出会いが勇気を与えてくれることも多いし、10人もいれば1人くらいは今の自分と同じ状況を体験した人がいるかもしれないからね。
そうしてモチベーションを上げていきます。
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ネガティブな理由が役立つ理由、その2は、依存心から来るもので、誰かに助けてもらいたい、誰かにやってもらいたい、誰かに背中を押してもらいたい、さらには誰かに責任を取ってもらいたい、という思い。
要するに一人でやりたくないってことなんですね。
「お金があったらできるんだけどな」
「仕事がもう少し楽になったらできるんだけどな」
などの理由を背景にしないことで、誰かの援助を待っていたり、「お金は私が出してあげるからもうやんなよ」とか「一緒に行ってあげるからもうやろうよ」って言ってくれるのを待ってるような感じ。
自分の選択に自信が持てなかったり、責任を取りたくなかったりする気持ちが背景にあります。
このパターンだともし何かのきっかけでそのやりたいことをしても、結局は相手のせいにしてやめてしまったり、逃げてしまったりするので、あまりいい状況ではないんですよね。
本当にそれ、したいの?
本当にほしいの?
そんな自分自身への問いかけが必要になってきます。
つまり、一人でもやる!って思いにならないと踏ん切りつかないし、やりきることってできないんですよね。
だから、そういう目的でネガティブな理由を使っている場合は「ほんとうはやりたくないんだな、そこまでやりたくないんだな」と手放しちゃう方がいいんです。
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ネガティブな理由が役立つ理由、その3は、純粋にやりたくない、という本音を隠すため。
ただ、これ、自分でも本当にわからなくなっちゃってることが多いんです。
「いい年だし、もう結婚しなきゃと思うんだけど、ほんとはまだ結婚なんてしたくないのよね。でも、そんなこと言ってたら周りにバカにされるから、とりあえず、忙しいことにしといて、婚活はしないようにしとこ」みたいな感じ。
世間体を気にしてる、人の目を怖れてるので、その理由が役立ちます。
お母さんの「そんなに仕事ばっかりして~。いつになったら暇になるの?行き遅れちゃうよ」なんていう小言も、「だって忙しいし、今、必要とされてるんだもん」という理由で防御可能です。
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ネガティブな理由を使うには、その背景に本当の感情(気持ち)が隠れています。
そこに素直になることから始めてみると、向き合いやすくなるかもしれませんね。
ただし、素直になることに抵抗があると「私、素直じゃないから」なんて理由をまた持ち出して向き合えなくなるんですけどねっ!(笑)
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☆根本本。