優しくて、安心できて、真面目で、無口な男はすごく頑固なのですね。



安心できる彼の突然の別れ話。しかも、今までのような説得工作は通用しません。
男性が優しく、女性が強い時代。そんな事例が増えているんです。
相手を支配することを手放して、自分自身を見つめる時です。

カウンセリングで夫婦・恋愛などのご相談を頂いていて、別れ話が晴天の霹靂だったり、え?まさかあの人が浮気!?だったりするケースでよく見かけるお話です。

「彼、とても誠実で真面目なんです。すごく優しい人で、私の言うことは何でも受け入れてくれたし、あまりしゃべらない人でしたが一緒にいてとても安心できるんです。だから、彼がこんなことを言うとはほんと信じられませんでした。」

今の時代、男性が優しい(弱い?)ので、自然とこういう事例が増えていきます。
一方、その分女性は強く、明るく、たくましく、前向きになっていきますね。

そんな優しい彼。
今までは何でも彼女のことを受け入れて来てくれたのに、「別れる」と言い出したら、それだけは譲らない、非常に頑固な姿勢を見せます。


こういうタイプの男性は自分の気持ちよりも相手の期待に応える方を優先させてしまうんですね。
だから、自分の中に湧き上がる感情になかなか気付けないんです。

そして、ある日、臨界点を超えて「別れたい」という表現になるのです。
だから、彼がそういう気持ちに気付いたときは「かなり本気」なのですね。
それで彼の態度は思った以上に頑なになります。

ちゃんと説明してよ、と要求しても、無口で優しい彼は「うまく表現できない」&「彼女を傷つけたくない」ので、その理由を聞いてもちゃんと説明できません。
それよりも彼女の方が口が立つので何も言えなくなってしまいます。

はたまた
「君のことを嫌いになったわけじゃないんだけどもう付き合えないんだ」
「好きだけど好きじゃない」
などのあいまいな表現がとても得意で、思わず期待してしまいますね。

それで「本当の気持ちはどうなの?」という風に詰め寄ると、どう言っていいのか分からずに黙り込んでしまいます。

さて、こういう彼と付き合う(結婚する)と優しいんだけど優柔不断ですから、彼女が実権を握り、リードしていきます。
そして、滅多にNoと言わずに従順な彼をどこかで自分の思い通りになる存在(時には忠実なペットのような)とみなしてしまうのです。
だから、彼の別れ話や浮気話はほんと信じられないんですね。
まるで飼い犬に腕を噛まれたような痛みを感じたりするものです。

こういう状態になると完全にシャッターを降ろして頑なな態度を取ります。
中には今までとあまり変わらない態度で接して来る人もいて「やり直す気かな?」と思って聞いてみれば「別れたい」と改めて言われてまた傷ついたり。
だから、なかなか説得工作は難しいですね。

優しいのは優しいですから、すごい罪悪感に捉われてもいるでしょう。
だから、彼に近づくとますます罪悪感を刺激してしまうので、まずは距離を置くこと(放置プレイ)をお勧めすることが多いです。

そして、自分自身を見つめていきます。
自分が本当にどうしたいのか?
を突き詰めて言ったり、今、起きていることの意味や目的を探っていきます。

彼の愛情に胡坐をかいていたのであれば、謙虚な気持ちを取り戻します。
時には「彼に別れ話をして欲しかった理由を30個探そう!」とか「彼が浮気してくれて助かったこと、気付いたこと、学んだことを30個探そう!」とか若干えぐい課題に取り組むこともあります。

そして、彼への執着心を手放していきます。

時には、彼とやり直したいと思いつつも、ずっと我慢していた怒りや不満などが噴き出て来ることもあります。
その感情も丁寧に手放していきます。

できることはいっぱいありますね。
そうして自分に意識を向けていくうちに「なるようになって」いくのです。

そして、最後はその態度に「ありがとう」と思えるようになっていきます。
たくさん気付かせてくれて、たくさん学ばせてくれたことに。

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