昔の彼が気になって、今の夫を愛せないとき。

今の夫のことを好きになれない、とか、イマイチ愛せない、とか、将来が見えない、などのカウンセリングをよくします。
その時に「元彼」の存在が出てくることも少なくないんですね。

本当は元彼のことが好きだったんだけど、でも、今の夫が熱心だったから、そちらにした・・・とか、振られて辛いときに出会ったから・・・とか、今の夫の方がきっと愛してくれるし幸せになれるから選んだんだけど・・・とか。

けっこう、多いです。

「夫」ではなく「今の彼」という場合もありますが、「夫」の場合は“離婚”というテーマにもつながるだけに、ちょっと深刻さが増しますね。
「主人と別れたくはないのだけど、愛情を感じない生活も寂しい」となると、自分の中に湧き上がる虚しさや寂しさから浮気願望に発展することもあります。


そもそもどうしてそういうことが起こるのでしょう?

よく「結婚向きの彼」「恋愛向きの彼」という表現がありますよね。
結婚というと、やはり安定を求めたり、好きよりも好かれることを求めたりしがちで、やはり長い人生のことを思って「考えて」選ぶことが多いんですね。

結婚だけでなく、何にせよ、考えて選ぶと、気持ち的(感情的)にはロクなことがないものです(笑)

なんせ、「考える」時点で、気持ちを否定してるんですから。
思ってることと違うから「考える」わけです。

Aさんを素直に好きになれないから「仕事ちゃんとしてるし」「お姑さんとの付き合いも楽そうだし」「穏やかで優しいし」「私のこと好いてくれてるし」と理由を考えだしたわけです。
後で「やっぱり好きになれない」というのはごくごく自然に起こることですよね。

そして、そういう時って元彼の存在が余計に大きく見えてしまうのです。

もし、彼と結婚していたら・・・ってシミュレーションが再現なく繰り返されます。
もちろん、その思いはファンタジーですから、どんどん想像は膨らみます。
今の旦那さんとは味わえないものすべてをそこに詰め込んでしまうこともあります。

お話を伺っていくと、まだまだ元彼の存在が忘れられないんだな、というケースもありますし、逆に、今の夫と向き合えないから元彼の方に意識が向いちゃうんだな、というケースもあります(後者については先週触れた内容が参考になると思います)。

前者の場合、それがたとえ10年前だろうが、20年前だろうが、「手放し」て行きましょう。
その彼への思いが少しでも軽くなると、その分、今のご主人と向き合えるようになります。

意外に思われるかもしれませんが、「思考」を使った結婚の場合、必ず、後々「感情」を処理しなきゃいけない場面が訪れるものです。

「感情」って逃がしてくれないんです。何年経とうとも。

だから、もし、元彼が気になって今の夫を愛せない場合は、その元彼とじっくり心の中で向き合う時間を作ることをお勧めするのです。
とはいえ、一人でやると、どんどんあらぬ方向に思いが突き進みます。
だから、できるだけカウンセラーなど客観的な立場の人がいる場所を選ぶことをお勧めしています。

手放して行くアプローチについては、このブログで何度も触れている感じでOKです。

・元彼に別れの手紙を書く(もちろん、出さない)
・元彼に感謝の手紙を書く(もちろん、出さない)
・手放しの瞑想をする

等々。

そうして、元彼への思いを手放せるようになると、今のご主人への気持ちも少しずつ蘇ってきます。
おそらく、安心感、安堵感、というのが一番初めに出て来るんじゃないでしょうか。
次に感謝、の気持ち。
そして、愛情、この人が夫で良かった、という気持ちが出てくるかと思います。

そんな風に、もし、今の旦那さんに愛情が持てなくなって、元彼のことが気になりだしたら、改めて向き合う時期、と思ってみるといいでしょう。
そこで「気のせい」「過去のこと」「いけないこと」などと思って、気にならないふりをしないことが大事ですね!

どのアプローチも、よりその元彼への思いを募らせることになります。
「いけないこと」と思えば思うほど、思いは膨らみますから。

「じゃあ、どうして夫とのロマンスを取り戻すの?」
「夫にロマンスを感じられるの?」

と思った方は『(続)昔の彼が気になって、今の夫を愛せないとき。』へ。

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