[117]罪悪感や傷つきたくない気持ちから、温かい言葉からも怖くて逃げてしまいます。



<リクエスト>

私は20才年上の男性に片思いをしています。あるきっかけで私から彼を避けてしまい、暫くお互いを避けていました。そのうち彼が声をかけてくれるようになり、とても安心しました。でも、何度彼が温かい言葉をかけてくれても、私は怖くて逃げてしまうんです。向き合えないんです。
彼を傷つけた罪悪感、傷つきたくない気持ちが強いのだと思います。どうしたらこの罪悪感と恐怖を手放し、彼と向き合えるのでしょうか?

(AMIさん)


<根本からの回答>

コミュニケーション、許し、自信、そして、つながり、が鍵!

傷つけた罪悪感、もう傷つきたくない思い、これを感じてしまうと、一歩も近付けなくなってしまいますよね。
頭では分かっているのになかなか動けなくなってしまったり、逃げてしまったりするものです。

その「きっかけ」というのが大変興味深いところなのですが、一方で、AMIさんの文面から察するに、とても気を使う方なのかな?という印象も受けるんです。
緊張からなのか、普段からそうなのかは分かりませんけれど。

そうすると、ちょっとしたことでも不安になったり、怖れを感じてしまう敏感な心をお持ちなのかもしれません。

さて、しばらくお互いを避けていたのに、再び、彼が声をかけてきてくれたのはどうしてなのでしょうね。
AMIさんに魅力を感じたから、それとも、彼にも罪悪感があったからなんでしょうか。

二人の間で解決していくとすれば、その罪悪感や怖れについて、心を開いてコミュニケーションしていくことです。
何度も何度も話し合う、それが一番大切なことなんです。
そうすると、自分で思っていることと、相手が思っていることの違いに気付くことができます。
怖れという感情はさらに怖れを増幅させ、罪悪感もどんどん自分の中で膨らませてしまいます。
そうすると、実態は小さい感情だったのに、心の中ではとんでもない大きさになってしまっていることも少なくないんですよね。
コミュニケーションを通じて、その誤解を解いていくことができるんです。

でも、それができない方、できない状態も少なくありません。
そういう場合は、こうしてその気持ちを誰かに話していくこと。
話すことは手放すことと言いますが、じっくりと話を聞いてもらうだけで、心はすーっと軽くなっていくものです。
友人、家族、カウンセリング。どんな方法でもいいので、まずはその怖れや罪悪感を誰かにお話されてみてください。

さらに、その上で私達は「パターン」というものの見方をします。
罪悪感を感じやすい人、怖れを抱え込みやすいパターン、などと表現されるのですが、もしかすると、AMIさんの中には過去の家族関係、人間関係、さらには恋愛などを含めて、そんな感情を抱く要因がたくさんあるのかもしれません。

その要因を一つ一つクリアにしていくことも大事ですね。
例えば、お父さんとの関係はどうだったんだろう?とか、過去の恋愛で痛い目にあったことはないだろうか?とか、カウンセリングではそういう点から心を見つめていくことも多いですね。

もし、機会がありましたら、そんな機会(無料カウンセリングもありますので)を利用されてみてはいかがでしょうか?

その上で、罪悪感を越えるには、自分自身を許していくこと。
また、怖れを手放すには、自分を信頼したり、彼や周りの人との繋がりを築くこと。
こうした流れの上で解消させることができます。

だから、何とかなるものですから、諦めないで向き合ってみてくださいね。

参考になりましたら幸いです。

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