[48]せっかく心を開いたのに、かえってむかつくことをしてくるのはなぜ?



<リクエスト>

いつもいつも ありがとうございます!

恋人に心を開きたい、と思い、好きなことはもちろん、やきもちなどの気持ちも正直に言ったら大変喜び、わざと私の前で他の女性と仲良くして、私が悲しむのを確認し喜ぶ、というガッデームなことがありました。心を開くとそこめがけて殴ってくるような人の心理は?

(soyaさん)


<根本からの回答>

一言で言えば「怖れ」です。
え!?へ!?は!?と思われるかもしれませんが、それは「怖れ」なんです。
しかも、彼の怖れでもありますけれど、soyaさん自身の怖れでもあるんです。
別名「(神様からの)テスト」と言います。

私達は何か新しいことにチャレンジすると、必ずと言っていいほど、このテストがやってきます。soyaさんのケースならば、

「ほんまにあんたの心、開いてるん?ほら、これでも開き続けられるか?おらおら」

といった少々スパルタな責め方みたいですね・・・。

皆さんも「こんな仕事は嫌だ!辞めるぞ!・・・と思ったら、上司に褒められた」とか「もう自分をいじめるのはよそう!と思ったら、直後に酷い自己嫌悪に襲われる出来事に遭遇した」とか「新しいことを始めようとしたけど、三日坊主に終わっちゃった」とか、そういう経験ってありませんか?

新しい流れに踏み出すと、必ずといっていいほどアゲインストの風(向かい風)が吹いてきます。
それはコミットメントを試す神様のテストと言うもので、心を開けば、そこを目掛けてテストがやってくるんです。

だから、閉じていた心を開いても、いきなり良い成果ばかりはやってきません。
むしろ、彼が「大変喜んでくれた」こと自体、とても素晴らしいことで、逆に「私が心を開いたら、その分彼の心がガチッと閉じた」なんてケースもよく耳にするくらいです。

だから、彼がわざと嫉妬させたり、悲しませるようなことをするのは、それだけ本当に心を開き続けられるのかを、神様が彼を通じてテストしてきてるようなものだと解釈できるといいですね。
それくらいsoyaさんのコミットメントが試されているのです。

だから、「そんなにやきもちを焼かせるんやったら、もう心なんて開かへんわっ!」とやってしまうと、それは「ほーら見ろ!」と思う壺に嵌ります。

「ふーん、その手には乗らねーぜ!」とばかりに、心を開き続けるのが大切なことなんです。

そして、彼も“NEW soyaさん”が怖いのも事実なんですが、それまで何となく彼は抑圧されてきたんでしょうか?
ちょっと復讐っぽい臭いもしますけど・・・。
今まで彼を悲しませる/寂しくさせる/やきもちをやかせる、といったことはしてませんよね?

ただ、それはさておいても、やきもちを焼いてくれるsoyaさんがかわいい/面白いんじゃないでしょうか?
だから、つい調子に乗ってしまうのかもしれません。

だから時と場合には「調子に乗んな、ボケ」とばかりに、ツッコミ返しをすることも大事ですよね。
それも「心を開く」ということのはずですからね。

さらに言えば「そんなにアタシを焼かせるようなことばかりして楽しいの?すごく哀しい・・・」と甘えてみるのも効果的。
そんなsoyaさんにきゅんとなって、彼もますます素直になってくれるかもしれません。

(俗に前者が「ムチ」、後者が「アメ」のアプローチですね)

さて、そんな風に向かい風、すなわち、抵抗勢力にあったときに大切なのは、「なぜ、それをしたのか?」という初心なんです。

soyaさんはどうして心を開けようと思ったのでしょうか?
殴られるたびに「その初心」を思い返して、心を新たにしてみてください。
「鉄は熱いうちに打て」といわれるように、心を開ける目的を常に見つめなおさせられている、そうして、気持ちを改め、鍛えているんだ・・・などと解釈してみると、やる気が出てきて良いかもしれません。

事実、こうした心の抵抗(=怖れ)を乗り越えないと、なかなかほんとうの成果は得られませんね。

さて、今日はさらに彼に心を開き、与える一日にしてみましょう!

=お勧め!エクササイズ=

【パートナーがいらっしゃる方へ】

今、パートナーに「してあげたい」と思っていることはありませんか?
“良かれ”と思えるもので、“でも、まだしていない”というもの。
それを勇気を出して与えてみてください。

さらに今までよりレベルアップしたものでも構いませんので、新しい自分にチャレンジしてみませんか?

そして、もし、神様からのテストがやってきたら、「よし、来たか!」と受け止め、乗り越えてみてください。
きっとまた新しい道が開いてくるはずです。

(特に最近マンネリしてるカップルにはお勧めです!!)

【パートナーがいらっしゃらない方へ】

あなたが“もし、真実のパートナーがいたとすれば、何をしてあげたいか?”を考えてみてください。
そして、それを、できる範囲で、身の回りの人たちに与える一日にしてみましょう。

soyaさんに習って「あたしも心を開きたい」と感じるのであれば、身近な人たちにも「心を開く」ことを意識してみてください。
パートナーが出来てからやろうと思ってもなかなかすぐにはできません(むしろ、かなり難しくなります)。
普段できていることだからこそ、大切なパートナーにも与えられるんです。

男と女の心理学

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