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“好きな人には好かれず、そうでもない人から好かれてしまう”――恋愛あるあるのようなこの悩み、実はカウンセリングやセミナーでも本当によく耳にします。
でも、お話を丁寧に伺って心の奥を探っていくと、“ああ、だからか…”と納得できる理由が見えてくることが多いんです。
今回はそんな“あるある”の中から、特に多い5つのパターンと、そこから抜け出すヒントをご紹介します。
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根本さんのセミナーやお弟子さんのカウンセリング受けました!!
心の鎧が分厚すぎて、自分がどう感じいるのか、分からないところから、少しずつ自分の感情が分かるようになってきました!
離婚を経て三年がたとうとしてますが、自武女の自分が素直になったら、びっくりするぐらいの依存心まみれで、5歳の女の子が1人で生活しているような、寂しさ、不安感。
自分はどう感じたのかを大号泣しながら、大切にしていたら、少しずつ、安心し、寂しさや不安が和らいできました。ありがとうございます。
とはいえ、早く彼氏が欲しい!私も、愛されて幸せを感じる日々を送りたい!と願ってやまないです。私が好きになる相手は私のことを好きにならず、そんな相手にどハマりし、悶絶。
私を好きになってくれる相手もおりまして、きっと私を大切にしてくれるんだろうな!とは思うのですが、全く心が揺れず…拗れすぎなのかっ??
あーーーぁ、私は、自分を幸せにしてくれる相手を選んだら、浮気や不倫して、大好きな人のところに行きたいのに行けない!と悶絶し、しかも、その浮気、不倫相手は私を幸せにしてくれるほどのナイスガイではない。って人生か(想像力!笑)
だったら、大好きと思う相手を、ひたすらに想って追いかけまくって、相手にされず、別の女に取られ、心に敗北を刻み続けるボロボロの人生か。(想像力!笑)
離婚してなおこの2択しかないのかーーー!あかーーん!と絶望中です!
自分が大好きと思える人に愛されることを心底望んでいるのに叶わない今が苦しいです。
ツッコミどころ満載ですが、どこから手をつけましょ??ネタになったら幸いです。
(Aさん)
まいどお世話になっております。
弟子どものカウンセリングもご利用くださいましてありがとうございます!
いい変化を体感されていてよかったですー。
分厚い鎧もだいぶ薄くなってきた、という感じでしょうか。
その鎧ってのが「自立」を表しているものでして、その鎧の分厚さの裏には、それくらいの厚さを必要とするくらいの感情が抑圧されているものです。
だから5歳の寂しがってる女の子もいれば、きゃぴきゃぴ飛び跳ねてる女子も出てくるんじゃないかと思います。
Aさんはそんなめちゃくちゃお転婆で元気な女子にも出会えましたか?
それとも鎧の中のニコニコな5歳児はおままごとやぬいぐるみが大好きな女子らしい女子でしたか?
それで、カウンセリングでもリトリートでも「その分厚い鎧を着脱可能にしましょう!」というテーマを持つわけです。
子ども時代に辛い思いをする
→その思いを感じたくなくて防衛のための鎧を着る(自立する)
→その鎧では防御できない辛い思いをしたらさらに鎧を分厚くする(超自立する)
という流れなのですけれど、辛い思いをしたくなくて着込んだ鎧のおかげで、元気、インスピレーション、わくわく、ときめき、情熱、自由、楽さ、軽さ、喜び、感動、つながりなどの要素もまとめて隠されちゃうんです。
もちろん、まったくなくなるわけじゃないですけれど。
それで、思考的になって自分や周りをコントロールするようになるわけですが、感情(心)が伴ってないのでなかなか厳しい状況になるのです。
※思い当たるなあという方はこちらへぜひ
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で、そんな鎧も取れつつあるめでたい話で終わるわけもなく、「私が好きになる相手は私のことを好きにならず問題」でございますね。
これはカウンセリングやセミナーにおいても「王道中の王道」とも言える問題でして、何なら数日前にもそんなカウンセリングをしましたし、過去にも幾度か取り上げたことがあるかと思います。
「肉屋なのに八百屋の看板掲げてるんじゃね?」
「罪悪感から幸せになれない相手ばかりを選んでるんじゃね?」
などの話をしているかと思いますので、興味がある方はブログ内検索を駆使して探し出していただければと思う次第です。
で、今日はその辺にも触れつつ、「なぜ好きな人はあたしを好きになってくれず、好きになれない人ばかりに好かれるのか?」というテーマを深掘りしていきたいと思います。
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1)とりあえる魅力だけ受け取っておく。
>私を好きになってくれる相手もおりまして、きっと私を大切にしてくれるんだろうな!とは思うのですが、全く心が揺れず…拗れすぎなのかっ??
こういう状況にある方にお聞きするのは、その人たちはあなたのどこに惚れてくれてるの?という質問です。
もちろん、心が動かない人と付き合う必要なんてないのですが、せっかく好きになってくれたんだから、自分の魅力や価値は受け取っておこうぜ!という話です。
で、ここでのポイントは彼らが見てくれる自分の魅力に対して「まあ、そうよね。うんうん、分かる分かる。あたしってそういう女だもんね。おほほほほ」と素直に受け入れられるか?ということです。
「えー?あたしにそんな魅力ある?信じられなーい!」とか思ってしまうのであれば、謙虚に謙虚に「あたしは自分のことをあまり分かってない」と思った方が良いかもしれません。
そして、「そういう魅力も自分にあるのだな」と素直に受け入れていきましょう。
その上で、丁重にお断りしたらよいかと思います。
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2)恋に求めているものは何?なぜそれを求めるの?
「ときめき」であり「刺激」であり「きゃっきゃしたい」であり「むふふふふふふ」であり「ぐふふふふっふふふふふ」であり、いろいろと考えられるのですが、自分が恋に求めているものは何かを改めて書き出してみましょう。
例えば、こんなマインドがあります。
「退屈な毎日。仕事も別にしたいことじゃないけどこなせてるし、お給料をもらえるから続けているだけ。人間関係もそんな悪くないし。趣味もそれなりに楽しんではいるけど、だんだんマンネリしてきている。だから、ドキドキするような刺激が欲しい。」
「このままじゃダメだとは分かってる。何かを変えなきゃって。今のままじゃどんどんつまんない人生になってしまう。でも、あたしは待つ女だから自分からは動けない。何かきっかけが欲しい。」
まあ、要するに「恋=刺激物」なわけです。
だとすると自分を振り回してくれたり、思い通りに行かなかったり、自分の気持ちを考えてくれない自己中な人だったり、上から目線で強引に迫ってくる人だったり、他にも女がいる男だったり、何考えてるのか分からない人だったり、明らかに体目当ての人だったりした方が「とても都合が良い」のです。
安定した平和で穏やかな結婚生活を夢見る一方で、そんな生活に退屈を感じてしまう自分がいるのです。
じゃあ、なぜ「恋=刺激物」という図式が成り立つことになったのでしょう?
ドラマや映画の見過ぎ?笑
過去の経験から?
その図式が成り立っているのであれば、そのルーツを探ることが望ましいのです。
大丈夫と思っているけれど、実はまだ生々しい傷跡が心の中に残っているのかもしれないのです。
だから、それを解消していくことがテーマになります。
また、こんな理屈もあります。
もしかすると、過去の恋愛もたいしてうまく行ってなくていつの間にか「恋=うまくいかないもの」という図式があるのかもしれないですよね。
だとしたら「うまく行かない人」をまた好きになるのも自然の流れでしょう。
これも同じです。
過去の恋の棚卸をしましょう。
そして、まだ引きずっている恋の痕跡があれば、それを消していきましょう。
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「好きになってくれない人を好きになる」の、「好きになってくれない人」ってどういう人たちなのか?を見ていきます。
そうするとあるパターンが見えてくるんですよね。
「心理的距離の遠い人を好きになる」→親密感への怖れが強いのでは?
「不誠実でいい加減な人を好きになる」→自分を傷つけたい?罪悪感が強いのかな?
「その人には魅力的な彼女がいて、いつも惨めな気持ちになる」→無価値感が相当強くない?
みなさんの場合はどうでしょうか?
自分が好きになる人に共通する傾向を見つけ、そこから推測すると「ああ、やっぱり親密感への怖れが強いのか」ということに気づくでしょう。
だとしたら、向き合うべきテーマは決まりますね!
その感情を癒していくことを目指せばよいわけです。
その結果、「好きになる人のタイプが変わる」「好きになる人からちゃんと好かれる」「自分のことを好いてくれる人を好きになれる」などとパターンが変わります。
この辺はディープな世界の話なのでリトリートセミナーなどのグループセミナーに参加されるのが手っ取り早いと思います。
3)本命君を受け入れられる準備はある?(野良猫魂)
さて、案外多いのは「好きになってくれない人を好きになるのは、絶対、こっちに近づいて来ないから!安全でしょ?」というパターンです。
つまり、好きになってくれない人を好きになるのは、身の安全(?)のためなのです。
事実、「振り向いてくれないと思ってた人が急にこっちを振り向いてくれたんだけど、怖くなって逃げ出しちゃった」という事件もちょくちょく耳にするのです。
過去の恋愛・結婚等で傷ついている分だけ、愛されたいけど愛されるのが怖い!という思いが心の中を閉めるようになります。
だって愛されたら依存しちゃうもん!
だって愛してくれる人に去って行かれたらもう絶望しかないもん!
だとしたら、愛してくれない人を好きになった方が「安全」というわけです。
これまた過去の恋愛・結婚の傷が生々しく残っているわけでして、そこを解消していくことが第一歩になります。
4)その先には誰がいるの?
「あなたは大好きだったんだけど、相手はさほど自分を好きじゃなかったっぽい人」を探っていくんです。
このブログを通読されてる方ならお察しかもしれませんが、たいていそのルーツは父もしくは母です。
例えば、こんな感じ。
「お父さんは仕事人間で家のことを顧みず、お父さんのことが大好きだったあたしはいつも寂しい思いをしてました。もちろん、お母さんも妹もいて楽しいこともたくさんあったし、家族でお出かけすることもたまにはあったんだけど、お父さんはどこかぎこちない感じで、あたしのことはあまり好きじゃないのかな?と寂しい思いをしてました。」
これは素直な気持ちだけを拾い上げたもので、子どもとしては、寂しいし、悲しいから、お父さんのことを嫌いになったり、距離を置いたりして「これ以上、傷つかないように自分を守る」ということをします。
つまり、ここで鎧を着込むわけです。
また、お母さんがお父さんの悪口を言っていたり、ワンオペ育児は大変だー!と嘆いていたり、愚痴や不満ばかりを垂れ流す人だったりすると、お母さんのことも好きな自分としては、お母さんを守るためにお父さんを嫌いになったりします。ほんとは好きなんだけどね。
だから、素直な気持ちを隠してしまってることも多いのですね。
「好きなんだけど好きになってくれない人」のルーツが「お父さん」ということが分かれば、「お父さんからの愛を受け取る」ということをしたり、「お父さんへの素直な気持ちともう一度つながってみよう!」ということができたりします。
でも、これ、なかなか自覚しづらいことが多いのですよね。
お父さんのことは小さい頃から嫌いだった、と認識していたり、父が問題児で母やきょうだいを振り回していたのであれば、そんなお父さんのことが好きだとか思えないわけです。
鎧の裏に押し込まれてしまった気持ちなのですよね。
だから、そうして素直にファザコンであることを認めていくこともすごく大事なのです!笑
◎セミナー動画:心理学講座「ファザコンの心理学~父から愛された娘は幸せになれるのか!?~」
5)心の真ん中に誰がいる?
結局これも「お父さん」になっちゃうことも多いのですが、案外「元夫」や「元カレ」が鎮座してることも多いのです。
関係性は終わっているし、自分なりにも納得しているのだけど、「パートナーの席にお兄ちゃんが座ってるよ?」みたいなケースです。
先日もそんなカウンセリングをしましたね。
だとしたら、今の自分が探している彼氏は「浮気相手」です。
そしたら刺激的な相手の方がいいですよね?
振り向いてくれないくらいの人の方がちょうどいいですよね?(振り向いてくれたらほんとに浮気になっちゃう)
だから、お兄ちゃんにパートナーの席を空けていただく必要があるのです。
そうして、パートナーの席を空席にすれば、新しい人を入れやすくなるでしょう?
この辺は自分では当たり前になりすぎて気づいてないことが多いです。
ブラコン、ファザコンを自覚されてる人ならば「ああ、やっぱり?」と思われるかもしれませんが、それでも「えー、恋人とお兄ちゃんは別だよー」と思っちゃうでしょ?
また、もうとっくに手放したと思っている「元カレ」がでーんとパートナー席に鎮座してるなんておぞましいかもしれません。
けど、案外そういうことも多いので、ぜひとも検討していただければいいのです。
パートナー席を空けてもらうってことは要するに「手放し」ということになるのですが、これもまた潜在意識の話ですので、一人で取り組むのはちょっと難しいかもしれません。
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カウンセリングでそうした話を伺っていくと「なんだかんだ今は彼氏が欲しくないみたいだね」という結論に至ることも多いのです。
もちろん意識的には「ほしい!」ですし、「いい加減幸せになりたい!」とか「結婚したい!」と思うのですが、そうした思いの裏側には今日お話ししたような心理が隠れているんです。
そこには生々しい傷跡が残っていたり、まだ誰かを追い求めていたり、パートナーの席に誰かが座っていたり、その心理を読み解いてみれば「なるほどー」という状況が見えてくるものです。
だから、まずは自分の心を掘り下げていくこと。
そして、思い当たる原因にぶち当たったらそこと向き合っていくこと。
必要に応じて癒したり、手放したりしていくこと。
そうして「心を整える」ことをしていきませんか?
そしたら「ヘラクレスオオカブト君があらわれた!」というイベントも起こりやすくなるでしょう。
◎潜在意識のパターンを手放す、癒す、解消するならばこちらへどうぞ!
5/3,4,5 自分らしい生き方を模索し、実践していくリトリートセミナーへようこそ!。
ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
◎ライフワーク・グループコンサル~これからあなたは自分の才能を活かしてどう生きるべきなのか?~
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●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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