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夫の不倫が刺激になって女が活性化しレスを解消するのはたいへん良いことなのですが、その気分だけに任せておくと気が付けば昔の状態に戻ってた、なんてこともまたよく起こります。
そもそもなんでこんな問題が起きたのか?について振り返ることは、夫婦の絆を強めるためにも重要なことだと思うのです。
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ろくに課金もせずにリクエストばかり送っていてすみません。
心の整理をしていると、あれこれ聞きたくなって送ってしまいます。
今回は不倫後の夫とのセックスについて男性心理も含めて聞きたくて送らせて頂きました。
旦那が職場の女性と数ヶ月不倫し、清算し戻ってきました。
「気持ちは全くなかったが激務で判断力が鈍っていたりストレスが溜まっていたので誘われるまま関係を持ってしまっていた」とのことです。
私が気付いた訳ではなく、彼が罪悪感に耐えられず?自白してきた形です。
確かに激務ではあったし、不倫開始前にはほぼレスになっていたし(私が拒否していた)、それまでは女絡みのトラブルもなかった等々で、離婚しないことを決め、彼も関係改善のために行動してくれたのが嬉しく、私の冷えていた彼に対する愛情も性欲も復活して、発覚当初は割と燃え上がりました。
が、やはりそれからあれこれ問い詰めてしまった故に、
「こうして彼の上に乗ったらあの不倫女と自分が一緒ではないのか」「あの不倫女に対してもこんな表情を見せたのか」「他の女のこともこんな風に抱いたのか」など思ってしまい、彼とエッチしたい気持ちと同時に憎しみや嫌悪感も湧いてきてしまいます。
処女厨のような思考と言えば伝わりやすいですかね…。
童貞で結婚したわけじゃないんですけどね…。
だからといって彼を拒否したりセックスを避けたりしたら、彼の罪悪感を更に刺激してしまうんじゃないか、傷付けるんじゃないか、またレスになったら同じことになってしまうんじゃないか…と思ってしまいます。
したい、という本能に任せて回数を重ねたら、嫌悪感や憎悪もだんだん薄れていくのでしょうか。
純粋に彼を受け入れられるようになりたいです。
(Aさん)
その処女厨みたいなことってやっぱりあるあるなんですよねー。
今も不倫や離婚騒動からの夫婦関係の改善話をいくつかお聞きしている最中なんですけど、いろんなときにふっと思い出してしまうし、考えてしまうし、妄想がどんどん広がったりするので、想像力豊かなんだからぁ~♪うふふふとかやっております。
夫氏が罪悪感から不倫を自白してきたということはほんとうに「浮気」だったんだろうと思いますし、離婚する気はさらさらなく、罪を償いつつ夫婦関係を継続していきたいって気持ちでいらっしゃると思います。
そして、妻の方も自分の言動を振り返って反省し、再構築していく気持ちになっていれば、いずれ「あの事件があったおかげで夫婦関係がずっとよくなった」という思いを得ることができます。
ただ、そこまで至るプロセスには怒り、不信感、嫉妬、惨めさ、寂しさ、焦り、不安、無価値感、罪悪感等々、様々な感情が蠢くものですから、その感情を感じるのがイヤで距離を取りたくなっちゃうことだってあります。
特にセックス(親密感)については色々な感情を思い出すことがやっぱりあって、そうした葛藤についてはAさんと同様な思いをたくさん伺います。
そして、Aさんも感じていらっしゃるようにその感情を感じるのがイヤで拒否すればまた同じことを繰り返されてしまう、という怖れもあるものですよね。
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あとAさんの夫氏はどうか分からないのですが、妻たちからは「なんかもう終わった気になってるようでムカつく」という話もよく伺います。
罪を告白し、謝罪し、再構築を約束した時点でホッとしたような表情をしてやがる。
レスが解消し、セックスができるようになったらもうあのことはなかったような態度をしてやがる。
あたしがこんなに苦しんでるのにすました顔して体を求めてくるのがムカつく。
これはほんと男女の違いの象徴的なできごとでして、一般的に女子(女性性)は感情が豊かなものですから、感情とつながる「過去の記憶」に支配されるものです。
一方、男子(男性性)は思考が優位なものですから、過去というよりも未来に目を向ける傾向が強く、そこで男女で視点が異なるんですね。
男:「もう済んだことだろ?気にするなよ」
女:「でもまだ気持ちの整理がついてないのよ」
なんてやり取りが頻発するわけですね。
特に不倫問題ともなりますと、妻としては「女」の部分がたいへん強く刺激されるものですから、平常時より感情の動きは大きくなってより感情に振り回されやすくなりますし、劣等感や無価値感から嫉妬心も増大する一方で、彼の心を取り戻したくなって性欲が高まったりして、愛情を確かめたくてしょうがなくなったりするんです。
もちろん、そこでは姿の見えないライバルの存在がありまして、そこで競争心も刺激されて「あの女以上にいいセックスをしなければ」みたいな心理になることもあります。
中にはその女の性癖を夫から聞き出してその技術を上回るべく頑張ったり、毎日のように体を重ねようと精力的に行動したりする妻も珍しくないものです。
そして、事後になんかすごく虚しくなったり、そんな自分に腹が立ったり、とても惨めな思いをしたりするんですよね。
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で、やはり再構築にあたっての必須科目と言えば「自分軸」なわけです。
夫軸はもちろんですが、女軸にならぬよう、「あたしはあたし」をより強く意識する必要があるものです。
>「こうして彼の上に乗ったらあの不倫女と自分が一緒ではないのか」「あの不倫女に対してもこんな表情を見せたのか」「他の女のこともこんな風に抱いたのか」など思ってしまい、彼とエッチしたい気持ちと同時に憎しみや嫌悪感も湧いてきてしまいます。
なんて思ってしまうのもバリバリ他人軸ですよね?
とはいえ、まあそんな風に思ってしまうのも仕方がないものですから、そこで「あかん、あかん、自分軸、自分軸や」と意識を切り替えていただければと思うのです。
それと同時に、こうした気持ちになるということはやはり女としての自分がたいへん傷ついていらっしゃるということでして、その傷を癒してあげることも大切なことです。
今回のできごとで正直、何を感じましたか?
例えば「こうして彼の上に乗ったらあの不倫女と自分が一緒ではないのか」と思ったときにどんな感情が出てきますか?
その憎しみや嫌悪感はどれくらい強く湧き上がってきますか?
そして、そんな自分のことをどう思っていますか?
私のセッションルームでは時折叫び声が上がるのですけれど(!?)、それはそこで感じている気持ちを思い切り吐き出してもらうからなんですね。
幸い大阪も東京も少々の大声ではご近所迷惑にならない環境ですので「ムカつく―!」「悲しい!」「悔しい!」「寂しい!」と叫んでもらっても大丈夫なんです。
でも、そうしていろいろと感情を解放していくと「どうせ・・・」「いつも・・・」みたいな言葉が出てくるようになるものです。
つまり、そうした思いの裏側には「慢性的な問題」というものが隠れており、今回の例でいえば「女としての自信のなさや自己否定」「親密感への怖れ」「セクシャリティのブロック」などがよく表面化してくるのです。
だから、その慢性的な問題を解消していきましょうということになるんです。
でも、その問題ってのは他ならぬ自分自身の問題なわけですから、その慢性的な問題に向き合うということは自分軸の確立に一役買ってくれるものです。
「ああ、元々あたしは女の部分を否定して嫌って来たな。女としての自分を愛してあげることが今の課題なんだ」と気づいてから、不倫女に対する嫉妬がかなり減った事例もあります。
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その上で、カウンセリングの中では「そもそも論」を扱っていくのが私のスタンダードとなっております。
>不倫開始前にはほぼレスになっていたし(私が拒否していた)
>私の冷えていた彼に対する愛情も性欲も復活して、発覚当初は割と燃え上がりました。
という一文から察するに、不倫発覚前の夫婦関係というのはそれなりに寒い状態だったということでしょうか?
この「復活」という文字がたいへん象徴的でして、今は「女」という敵に刺激を受けまくって愛情も性欲も復活してますけど、その敵を倒してしまえば、再び夫への愛情も性欲も冷めてしまう可能性があるってことなんです。
だから、私としてはこちらの方が重要なんじゃねえか?という見方をするんです。
要するに今はキャンペーン期間みたいなもんでして、終了日が定まってないけど期間限定みたいな状態なんです。
なぜ、夫に対する愛情が冷えてしまったのか。
なぜ、夫とのセックスを拒否していたのか。
つまり、不倫の前の状態がなぜそうなってしまったのかを振り返る必要があるんですね。
まあ、原因はそれだけではないと思いますが(夫氏は激務だったし)、「夫が誘われるままに不倫をしてしまう状態」にあったことは間違いないですよね。
じゃあ、なんでそんな状態を“作ってしまったのか”という点に着目をしたいわけです。
夫に対して不満や寂しさを抱えていたり、家事育児優先で夫を粗大ごみのように扱っていたり、はたまた自武女あるあるネタでいえば夫に対する競争心を強く持っていたり、そもそもセクシャリティに蓋をしていたり、出産後は母モードが主流になっていて女であることを放置していたり、夫の愛情にあぐらをかいて召使のように扱っていたり、親密感への怖れを爆発させていたり、まあ、そうなっちまうにはそうなっちまうだけの土壌があったと考えるんですね。
とすれば、そっちの方が根っこの問題ですから、キャンペーン期間中にその問題と向き合っておいたほうがいいでしょうし、今は夫婦で比較的対等に話ができる状態かと思いますから今までよりも突っ込んだ話ができると思うのです。
そんな話ができると新たな絆が生まれて以前よりも近しい存在になることができますから、まさに「問題を乗り越える」ということができますね。
しかし、そうした振り返りをせずに「とりあえず愛情も性欲も復活したし、セックスも充実してきたから大丈夫」なんて思ってしまうと、ほんと小手先のテクニックで状況を改善したけど本質的な部分は何も変わってない、ということになりまして、ね?そうするとどういうことが起こるかは賢明な読者のみなさまならお分かりになるでしょう!笑
不摂生がたたって体調を壊して病院に行って薬をもらって飲んだら症状が改善したけど、そもそもの不摂生な生活を改めなきゃ再発しちゃうでしょ?ということです。
こういう起きて欲しくない問題の裏側には、自分でも見たくない問題が隠れているものでして、できれば避けて通りたいのですけれど、私としてはカウンセラーのサポートを受けてでもがっつり向き合った方が将来のためなんじゃねえかと思う次第です。
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>したい、という本能に任せて回数を重ねたら、嫌悪感や憎悪もだんだん薄れていくのでしょうか。
確かにセックスはたいへん強力なヒーリング効果があるものですから、回数を重ねていくうちに嫌悪感や憎悪などの感情も薄れていく可能性はあります。
が、同時にセックスしたいという気持ちも薄れていく可能性もあり、気がつけばセックスを拒否するかつての自分が戻ってくるかもしれません。
繰り返しになりますが、この「したい」という本能みたいな気持ちはほんとの意味での本能とは言い難く、女という存在に刺激された感情と見るものですから。
だから、この線で行くにも「ふたりだけのかけがえのないセックス」というものを創造していくことが望ましいのです。
例えば、「以前は自分を出すのが恥ずかしかったけれど、この事件をきっかけにそんな自分を手放して、思い切り大胆に振舞えるようになった」とか「今までは遠慮して受身になっていたけど、どんどん積極的にセックスを楽しむようにした」とか、「お互いにどんなセックスをしたいのかを話すようにして、それを実現していくようにした」とか、「1回のプレイで何回もイケるように感度をあげるべくふだんから努力してる」とか、気分に任せるだけでなく、意図的にセックスを充実させるような「変化」が求められているのです。
そうすることでより強い夫婦の絆ができあがっていくのです。
まさに「ピンチをチャンスに変える」とはこのことですよね。
実際、夫婦関係の再構築に挑まれているクライアントさんは「セクシャリティの解放」と「親密感への怖れ」と向き合い中ですし、また別の方は「夫との対等性」について取り組んでおられます。
この事件をきっかけにより幸せな夫婦関係を築けるよう、自分を見つめ直すことがおすすめってことなのです。
ということで、、、、そろそろ課金しまくる時期に来てるんじゃねえかと思うのですけどどうっすか???笑
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