理想の人と出会えて結婚前提に付き合ってるんだけどー、彼に飽きられるんちゃうか？依存がでちゃったらどうしようとか思ってしんどいんです。

＊

「うまくやろう」とすることは変なプレッシャーがかかってしまってたいていうまく行かないのですけれど、そんな素敵な人を射止めてしまった暁にはあれこれ考えすぎてしまうのも無理はありません。
けど、そこで生まれる犠牲と我慢が重たくなって別れたくなっちゃうとしたら本末転倒ですよね。

＊

「なんでわしに男ができんのじゃ！！」とイラつきながらもそこは武闘派女子、ガシガシと婚活を進め「ロクな男がおらん！」と憤慨しながらもそこは武闘派女子、「わしは諦めへんでー！」と鼻息荒く突き進む、さすがは武闘派女子。
そして、「見つけたで！えらい上モン見つけたで！」と始めは喜んでいたのもつかの間、「あかん、わし、このままやったらあかん」と急に弱気になるのもよくある話ですね。

それぞれに事情はあるのですが、Ｍさんのケースを今回は見ていくことにしたいと思います。

さて、婚活を頑張っていらっしゃる方はＭさんのこのお言葉、

＞根本先生の本を読んだり、考え方を変え、自分磨きをしたりして、婚活を長い間頑張った結果、本当に理想の人と出会えて結婚前提に付き合っている者です。

これをぜひコピペして待ち受けにし、部屋中に印刷したものをペタペタと貼り付けておいていただければと思います。

もちろん、この文章の中で最も重要な書き出しの１０文字はフォント大き目でお願いします。

＞条件だけをあげたら本当に完璧な男性で、付き合ったばかりの頃は本当に幸せいっぱいで怖いくらいでした。

素晴らしい。ほんとうに素晴らしい。長い間頑張った成果をこうして受け取れてほんとうによかったです。

ええ、もちろん、ここで終われば何も問題はないのですけれど、「責めには強いが受けには弱い」とされる武闘派女子にとって、いざ、獲物を捕らえた後が問題なのです。

＞そんな素敵な人に飽きられないように、依存しないようにと意識して仕事などを頑張ってきた

これです。
そうそう、これです。

Ｍさんがどのようなスタイルで婚活をされていたのかは分かりませんが、「数打ちゃ当たる」「前進あるのみ」「一点突破全面展開」等々のポリシーにて突き進んできた方にとって、「上モノを捕まえること」が目標なのですよね。

で、なかなか捕まえられないから、捕まえることにますます情熱を燃やすわけです。

そうすると「捕まえた先」のことはあんまり考えていないのです。

「いい男を捕まえるために」頑張ってきたわけですから。

そうするといざ獲物を踏ん捕まえたあとにハタと気づくんです。

「ええーっとー、これからどうしたらいいんでしょうか？」

実はそんなカウンセリングも意外と多くあるんですよね。

婚活がうまくいっていざ「本交際」となったあとに手札がないような気がしてしまうのです。

そして、何よりも問題なのは「元々あった問題が浮上してくる」ということなのですね。

Ｍさんがふと意識した「そんな素敵な人に飽きられないように、依存しないように」という思い、逆に読めば「あたしは素敵な人に飽きられるし、そんな素敵な人が現れたら依存しちゃう」ということですよね？

なんで飽きられると思っちゃうんでしょう？
なんで依存しちゃうと思うのでしょう？

前科があるの？
何かしらトラウマがあるの？

「あたしなんて何のとりえも魅力もない女」とか思ってるわけじゃないですよねええええええ？？？？？

婚活がうまく行かなかった間にそういう思いを溜め込んできたの？
あるいは、昔から女としての自信がなかったの？
かつて依存しまくって痛い思いをしたことがあるの？
あるいは、依存をずーーっと禁止してきたの？

先日、Ｍさんと同じく長期にわたる婚活に終止符を打った筋金入りの自立系武闘派女子が「これからが怖い。せっかく手に入れたのに失うのが怖い」と珍しく弱音を吐いていました。

「なんか、自分の中に重たい鉛のようなものがあんねん。彼が今何してるのか、自分のことをほんとうはどう思っているのか、好意を示してくれるけどほんとうなのか、あたしと一緒にいる時間をほんとうに楽しんでくれてるのか、めちゃくちゃ気にしてしまうねん」

もちろん、その言葉を聞いた優秀なカウンセラーは彼女にこう告げるんです。

「へー、○○ちゃんも女子なんやねー。くくくくく（笑）」

もちろん、彼女はその愛情たっぷりの言葉に即座に反応されまして、目にもとまらぬ速さでネクタイを掴み、「あ？ワレ、今、何て言うたんや？」とドスの効いた声を浴びせかけるのです。（こわい）

「そう、それがイヤやってん。ほんま。自分の中から女子女子した自分が出てくるのがー。」

そこからはＭさんと同じように「ねえ、あたしって彼に好かれてる？彼ってほんまにあたしでいいと思ってるん？なあ？」と言って来たので、もちろん、優秀なカウンセラーは彼女にこう告げるんです。

「知らんがな。それは彼に聞きなよ」

もちろん、返す刀で「分からんから聞いてんじゃねーか！」と怒られましたけどね。

＊

話がだいぶ逸れてしまったような気がしますが、きっと気のせいなので粛々と話を進めたいと思います。

つまり、Ｍさんの中に「飽きられるのではないか？」「依存が大量に出ちゃったらどうしよう？」という思いがあるわけで、そうすると早速、この恋をうまく勧めるために「犠牲」「我慢」と言った行動に移るのが私たちなわけです。

そうするとふだんは自武女としてぶいぶいぶいぶい言わせてるみなさまも急に方向転換して「嫌われないようにする努力」を始めるのですね。

それってしんどいですよね？
それって苦しいですよね？
そんなことしたくないですよね？

そうすると「彼とお付き合いする＝我慢と犠牲の宝庫＝そんなんやだ＝別れたい」という気分になりますし、一緒にいたいから頑張ってるのに一緒にいるのが辛くなる、という大変矛盾した現象を作り出してしまうのです。

だって、彼とお付き合いしている間、ずっと頭の中で「飽きられませんように、依存が出て来ませんように」って思い続けるのって・・・いやですよね？

私たちはその「感情」から逃げ出したいんですよね。
何でもそうなんですけどネガティブな感情を感じたくないからそこにいたくないんです。
だから彼のことをどう思うか？なんてのは関係ないのですよね。

そして、そんな心理だったら自分らしさなんて出せませんよね。

当たり障りのない、従順で、大人しい彼女になってしまうかもしれないし、何でも彼の意向を気にして演技力で乗り切る彼女になってしまうかもしれないし、無理やり笑顔を作っていても全然心は笑えなかったり、会ってる間はかなり頑張ってるから「早くひとりになりたい」と思っちゃったりするし、いざひとりになればどっと疲れを感じつつ「反省会」を開くことになるでしょうし、「あたし、なにやってんだろ？」となって全然恋愛を楽しめなくなると思うわけです。

そうすると彼と一緒にいるときの気分があんまりよくないものですから（平均的に）、

＞だんだん嫌なところも見えてきて、ちょっとした違和感などが積み重なり、

という風に「逃げ出す理由」を見つけ出そうと心は動くわけですね。

そりゃあ、自分のイヤなところを見つめ続けてるわけですから彼のイヤなところも見つかるし、自分が我慢して頑張ってるわけだから違和感ありありになるのも無理はありませぬ。

実際、それで別れちゃう人もいるんですけど、そうするとね、あとからね、たいへんなる後悔をすることになるのですね。それはまた辛いことです。

別れてしまえば彼の前で我慢や犠牲をしなくてよくなるわけですから気分は楽ですよね。そしたら、そのフィルターを介さずに彼のことを思い出せますから「なんであんな上モノをリリースしちまったんだ？」と自己嫌悪に走ることになるのです。

そういうわけで、

＞最近は彼氏のことを考えると気分が重くなってしまうことも多く

ということになっちゃうわけですけど、この「重さ」の正体が何かは分かりましたよね・

まさに自作自演ってことです。

そして、注意しなければならないのは自立系武闘派女子というのはその性質上、こういう場面では自爆テロを起こしやすいってことです。

彼のことを考えると重たいので考えないようにします。
そこである人は別れる理由をでっち上げようとしますし、そのために捏造した事実を作り出そうとすることがあります。

「あたしのこと好きって言ってくれてるけどあれはあたしに気を使った嘘に違いない」
「待ち合わせのときスマホをいじっていたのは他の女に連絡するために決まってる」
「楽しそうにいろいろ話してくれるけど、ああやって他の女も口説いているに違いない」

つまり、自武女のみなさまは「火のないところに業火を上げる」という荒業をお持ちですのでご注意されたいわけです。

また、「彼に嫌われるように喧嘩を吹っ掛ける」なんてこともやりがちですよね？
わざと怒らせるようなことを言ってみたり、不機嫌になったふりして彼の気を引いたり、「あたしほんとイヤな女だわ」と思いながらも、彼の気分を下げるようなことをやっちゃうわけです。

もちろん、「彼のダメなところ探し」に加えて「あたしが彼女ではダメな理由」も気合を入れて探されることでしょう。

「あたしみたいな女はあなたには似合わない」

と言えるだけの理由なんて自武女であれば秒で見つかるでしょう。

さらには、その重たい気分から逃げるために「元カレ」や「元セフレ」等に連絡を取ることもあります。

これも自分を落とすための工作なわけですけれど、そんなことしても全然楽しくなくて虚しいだけだし、罪悪感だって抱えるから最悪なんですけど、「逃げる」ということが最優先になるのでついやっちまうわけです。

そんな風に自作自演で自爆テロという、親友に言ったら「あんたバカ？何してんの？」と怒られるようなことをやりがちですので、重々ご注意ください。

そんな風になったときはテロを企図する前にスパルタな親友・姉妹に相談するか、カウンセラーに「あほやなあ。笑」と言われにいくかを選択していただければと思うのです。

ひとりで抱え込まない！

ぜひ座右の銘として岩に刻んでいただければと思う次第です。

他にも人によっては「いやー、久々の恋だから何をどうしていいのか分かんなくてさー。えーっと、こっちからデートに誘うとかＯＫだったけ？土日の予定とか聞いてもいいんだっけ？昼間会うとか久々だからとりあえず服買いに行かなきゃいけないよね？メイクだってちゃんと練習しときたいし、えー、恋ってこんなめんどくさかったっけ？」という思いから腰が重たくなっちゃう人もいますよね。

＊

そんなこんなでＭさんがここにネタを投稿してくれたことは幸いだったのですけれど、やっぱそういうときはカウンセリングとか使ってね！という流れの話にしてみました。

で、カウンセリングとかだともうちょっとあれこれお伺いするのですけど、次のポイントについてああだこうだとお説教をかますと思います。

○なんで飽きられると思うのか？魅力なり価値なり、そして、彼からの愛情をちゃんと受け取れやコラ！

○そこで引っ掛かってる過去があるんだったら手放せんかい！

○どんな恋をしたいのか？どんな関係を築きたいのか？ってのを徹底的に描きだせや！

○彼の前で自分を出せるように練習せえや！

○犠牲や我慢せんでも楽に付き合える関係ってどんなんか考えろや！

○彼に言えない言葉がある？は？言えるようにトレーニングしたろか？

たいていどこのカウンセリングでも同じようなことを言われるかと思いますが、とりあえずこの辺を自分なりに考えてみるのもよいヒマツブシになるのではないでしょうか。

「自分らしく振舞ってあかんのやったらそれは相性が合わんかったっちゅうことや。だからそんなん気にせんとき。自分らしくおられへんのに一緒におったってしんどいだけや。これから先、ずっとそれが続くんもイヤやろ？それやったら自分をガンガン出してな、うまく行くかは神さんに任せたらよろしいっちゅうことや」

ということで、自分らしい恋愛ができるようにまずは自分自身の態勢を整えるところから。そして、それができるようになったら彼との関係を変えていくことにすればいいんです。

◎オンライン：6/2（日）11:00-13:00 特別心理学講座「どうしたらもっと自分の魅力や価値を受け取れるようになるのだろう？～他者評価と自己評価と潜在意識評価～」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/52773

◎オンライン：6/22（土）14:00-17:00 本気の手放しワーク・オンライン
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/52830

◎根本のカウンセリングスキルを伝授する根本式アクティベーション・カウンセリング講座
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/52425

★根本のセッション
★お弟子を検索する！

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう？」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください！もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません！（不採用になっちゃったらごめんなさい！何度でもチャレンジ可！です）

＞問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト（ネタ提供）」をお選びください。

また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。