自分軸を確立しつつ旦那を手放し中なのですが、彼の女子スタッフへのムカムカが止まりません!これ、何なんですか?



旦那軸から自分軸へ、そして、自分を自由にするために「手放しワーク」を実践中。
そんなときに起こりがちな「頑張って早く解決しようとしすぎて潜在意識にいろんな感情が溜まってそれを投影しちゃう事件」についてご説明します!

根本先生、はじめまして。
旦那との関係について悩んでいる時にブログに出会い、メルマガにも著書にも大変お世話になっております!
旦那の手放しを進めているのですが、その中で湧いてきている感情についてご相談です。

旦那は8歳年下、家族と絶縁している20代後半ロックマン男子経営者です。
結婚直後に彼が浮気(未遂?)し、そこからモラハラ、風俗、暴れる、帰ってこないなどの問題が頻発、ついに別宅を借りて出て行く…と振り回されているうちにすっかり旦那軸になってしまいました。
離婚の話も頻繁に出てはいるのですが、私のメンタルを削る発言をしつつ離婚には踏み切らない彼にほとほと悲しくなり、もういいや、自分を大事にしよう!と思い、ずっと拒否していた別居を受け入れたのですが、毎日何かと連絡があり、何かを持ってきたり、ご飯を食べようとしてきたりします。
私自身は、本当に手放しができて自分軸を取り戻せたら離婚するか続けるか自然と決まるだろうと思い、旦那のいない間に私は私、旦那は旦那のアファメーションに取り組み中です。
そのおかげで少しずつ旦那軸じゃなくなってきている気はするのですが、代わりにムクムクと沸いてきている気持ちがあります。

男女の関係になっているかは不明ですが、旦那の事務所の女子スタッフにムカムカが治りません。
彼女とは私も顔見知りで、私と旦那が揉めていることも知っており、同棲している彼もいます。
その彼との関係に悩んでいると号泣して、旦那の別宅に上がり込んでいるところを目撃してしまいました(近所なんです…)
以前はきっぱり残業せずに帰っていたのに、今ではほぼ毎日夜中の1時まで旦那と一緒に飲んでいる状態です。そしてそのお代は全て旦那持ち…
旦那が誘っているんだと思いますが、彼女にイライラしてしまうのです。
お恨み帳も書きましたが、腕が先に痛くなってしまいました。
旦那が私に連絡してきたり会いにきても「今日は彼女がいないからでしょ」というひねくれた思いが心のすみに湧いてきます。
すごく卑屈な感じがして嫌なのです。
手放しの途中だからでしょうか。何かアドバイスいただけるとうれしいです!
(Yさん)

(1)ほんとうはそんな旦那のことが嫌いになれないの?
(2)そんな旦那さんへの復讐心が果たされていないの?
(3)夫婦生活が失敗したことがめちゃくちゃ悔しいの?
(4)その全部???

なんてお見立てをしてみましたけれど、いかがでしょうか?(ここで皆さんから投票してもらうのも面白いかもしれないけれど)

まあ、認めたくないかもしれませんけど、

「もし、その女子スタッフに嫉妬しているとしたらなぜ?」

って考えてみませんか?いい感じにサケがまずくなると思いますよ!!(笑)

まあ、順番を追って話をしていきましょう。

いくつかのポイントがあります。私も整理しがてらまとめてみようと思います。(早速こんがらがってきてますので笑)

どれも引用させてもらっている部分です。

A.旦那は8歳年下、家族と絶縁している20代後半ロックマン男子経営者

B.振り回されているうちにすっかり旦那軸になってしまいました。

C.離婚の話も頻繁に出てはいるのですが、私のメンタルを削る発言をしつつ離婚には踏み切らない彼にほとほと悲しくなり、もういいや、自分を大事にしよう!と思い、ずっと拒否していた別居を受け入れたのですが、毎日何かと連絡があり、何かを持ってきたり、ご飯を食べようとしてきたりします。

D.そのおかげで少しずつ旦那軸じゃなくなってきている気はするのですが、代わりにムクムクと沸いてきている気持ちがあります。

Aの部分から言えることは、彼は「家族は欲しいけれど、家族の距離が怖いし、家族なんて作れるはずはないと思っている」という意味で、野良猫気質も存分にある方だと思います。

なのでYさんと夫婦になった途端に「家族」としての歴史が始まるわけで、そうすると彼はだんだん居心地が悪くなって距離を置こうとします。それが浮気(未遂?)だったり、風俗だったり、挙句の果ての「別居」だったりすると思います。

けれど、Cにもあるように、「家族ほしいけど家族怖い症候群」の彼は付かず離れずの距離感がいいわけです。

だから、離婚というカードをちらつかせながら、家にご飯を食べに来たり、連絡を取ってきたりして、二度と傷つかないように防衛線を張ってるわけですね。

で、Bのように、そんな彼に振り回されていたYさんですけれど、8歳下の旦那さんってことはやはり「母性」もだいぶ刺激されちゃうんでしょうか。

こればかりはもう少し話を伺ってみないと分からないんですけど、彼のことをお母さんのような目で見てしまったり、何かと面倒を見る癖が付いていたりはしないでしょうか?

まるでお母さんのような目で彼を見てしまっているとするならば、彼は息子ですから何かと受け入れようとしますし、理解しようとするでしょう。見捨てることなんて当然できないわけですよね。

となると、そうした関係はよく「癒着」を作ります。
切っても切れない、ずーっとくっついてしまってる関係性ですね。

で、この癒着が芽生えてくると付かず離れずというよりも、離れようとすると近づいてきて、近づこうとすると離れて、それが延々と繰り返される気持ちの悪い、いやーな状態になってきます。

例えば「もう別れよう!」と思った途端に彼から泣きつかれて翻意してしまったり、やっぱり彼とやり直そう!と思ったら彼に女の影がチラついたり、で、その影がものすごく気になっちゃって余計に彼に意識を奪われたり、あ、いかんいかんと彼を切り離そうとしたら、彼がまた再び目の前に現れたり。

「ほんとどうすりゃいいのよ!!」と叫びだしたくなるくらいハードなわけですね。

それがまさに癒着の状態なわけです。

で、今日はまたちょっと違う角度のお話をしたいと思います。

Yさんは彼のことを男として好きなのか、母性を発揮してしまってるのか分からないのですが(たぶん、両方あるよね)、とにもかくにも彼に混乱させられて自分軸で生きることに目覚めるわけですね。

で、「私は私、彼は彼。彼のことなんて関係ねーよ、コノヤロー!」などと叫びながらアファメーションをされているわけです。

でね、そうするとむくむくとこんな気持ちが湧き上がってくることがあるんです。

「彼のことを好きでいてはいけない。彼を手放さなければならない。早く彼から自由にならなければならない」

いわゆる「義務」ってやつですね。もちろん、思考的な判断から生まれます。

「自分軸を取り戻し、早くん楽になりたい。
彼と離婚するのかどうかの結論をすっきり出して、次のプロセスに進みたい。」

そういう思いを抱くのは悪いことではないのですが、それは同時に先ほどの「義務」を発生させる場合があるんです。

で、彼のことを好きでいちゃダメで、早く手放さなきゃいけないと思い込んでしまうと、彼のことが好きな気持ちは抑圧されることになります。

つまり「ほんとは彼のことがまだまだ好きだし、ほんとは彼と一緒に暮らしたいし、ほんとは彼と離婚なんてしたくないんだよねー」という気持ちが抑圧されて、潜在意識の奥の方にどんどん押し込まれていきます。

そうすると表面上は楽になるんです。
「ああ、彼がいなくても大丈夫かもー」って。

けれど、彼のことが好きな気持ちが潜在意識に押し込まれていくと、それが「投影」として外側の世界に映し出されるようになるんです。

「あんたのほんまの気持ちはどないやねん?」と神様がテストしてくるかのようです!こわっ!

もし、ほんとうにYさんが旦那のことを手放せていたら、その女子スタッフに対してそんなムカムカすることはないと思うんです。
(でも、それもまたあまり現実的な話に感じられないのは、それくらい旦那を手放すのは難しいからなのです。)

だから、「もしその女子スタッフに嫉妬しているとしたらなんでだと思う?」ってお聞きしたんです。

もしかしたら、ずーっと我慢していた自分がいて、旦那に合わせてきて、頑張ってきたにも関わらず、全然うまく行かなかったことを怒っているYさんがいるのかもしれないですよね。
そしたら、その女許すまじ!だし、旦那のことも当然許せないので、復讐心がむくむくと湧き上がってきちゃうかもしれません。

さらに、よく離婚に関しては「やり残したこと」が結婚に執着する原因だったりします。

「いい奥さんになりたかったのになれなかった」
「旦那のことを助けてあげたかったのにできなかった」
なんて風に、やり残したことがたくさんあると、それが執着となってしまうわけです。

いわば、夢半ばで結婚生活を諦めなきゃいけないとしたら、やっぱり辛いですよねえ。そして、そんな自分を責めたくもなりますよね。

だから、そんな風にあきらめたり、自分を責めたりしないように、「失敗」を受け入れられないってことが多いのです。

つまり、表面的には自分軸を確立するべく、離婚だって受け入れようとしているのですが、その一方で、潜在意識に別の感情が抑え込まれ、それが女子スタッフを通じて見えてきてしまうわけですね。

投影ってめんどくさいでしょ?笑

だから、その辺の気持ちをまずは正直に受け止めることが大事だと思うんですね。

その女子スタッフにどんな感情を投影しているのか?何を見ているのか?
旦那さんに対してほんとはどうしたいのか?どうありたいと思っているのか?

その気持ちを受け止めた上で、行動を選択していくとよいと思うんです。

Yさんがおっしゃっているようにこうした現象は手放しプロセスの最中にはよく起きるものです。だから、焦らず、無理せず、「ああ、そういうこともよくあることよねー」と思いながら手放しを勧め、自分軸を確立していくと、ある日突然楽になったりします。

ひとつひとつ進めていきたいものですね。

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自分軸を確立し、手放しワークを進めていくときの落とし穴
 

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