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パートナーとの心の距離がどんどん近づいてくると、ある瞬間に「これ以上近付いたらヤバい」というできごとが起こります。
今回のAさんにとってそれは「転勤&同棲騒動」なわけですが、そこで想像を絶する怖れが出て来たりするんです。
そのラインのことを「もう後戻りできない一線」と言います。
さあ、ここをどう越えていけばいいのでしょう?
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神戸での罪悪感セミナーありがとうございました。その後の話がしたくて連絡しました。
罪悪感のせいで色々と困ったことが起こっているなあというのは変わりません。
ただ、抗っても仕方ないので、「罪悪感あるなーなかったら良いけど、あっても別に大丈夫。今までも抱えてきたんだから。」と思えるようになったのは、自分の中の成長だなと思っています。
あと、先生の例の尊書をまだ拝見させて頂いておりません笑。それほど罪悪感を直視するのが怖いようです笑。もうすこし時間がかかるかもしれませんが、まあその時まで待とうと思います。
ただ、待ってくれないことも起こっています。
彼との同棲です。会社の転勤で彼が住む区へ移動することが決まりました。まさかです。今の住んでいる場所からも片道1時間かければ通えなくはないエリアです。
ただ、彼の方から、同棲してもいいよと話がありました。
わー潜在意識はえぐいことしてくるなって感じです。
顕在意識は、人と距離を縮めるのが怖い野良猫を発揮しています。なんなら関係を破壊してやろうかという気持ちにも一瞬なりました。
会社の転勤なので、夏までに決めないといけません。あと2ヶ月くらいです。どうしよう。。。ただただ怖いです。家事も苦手だし、家庭環境も最悪で育った、でも結婚はしたいし。
彼は結婚前に同棲したい主義らしいです。え、合わなかったら別れるの?それも無理―!
若人にご指導ご鞭撻をお願いします。
(Aさん)
そうね、貴重な若人ですもんね(笑)(笑)(笑)
でも、最近、平成生まれの方にお会いする機会も増えてきたんですよね~(そりゃそうか)。
まあ、
>ただ、抗っても仕方ないので、「罪悪感あるなーなかったら良いけど、あっても別に大丈夫。今までも抱えてきたんだから。」と思えるようになったのは、自分の中の成長だなと思っています。
そうそう、これはほんま成長っすね。
「あっても別に大丈夫!」と思えるようになったのはとても素晴らしいことですし、上手に罪悪感とお付き合いできるようになってきたのかな、と思います。
あ、例の本ってこれですね。もちろん(笑)
↓
「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
さて、「あと2か月くらい」ということは、もうすでに今頃には決まっているかと思うんですけど、要するに
「親密感への怖れが強くて近付けなくて野良猫魂を発揮しそうになっているけどどうしたらいい?」
という話ですよね~。
さて、このような親密感への怖れを抱く若人並びに○○なお姉さま方も読者の中には多いと思いますし、それこそ野良猫男子と呼ばれている方々も、この文章を読まれて戦々恐々とされているんじゃないかと思うんです。
ちなみにそんな野良猫男子兼ロックマン氏の心理を男性側から描いた実話もあります。
みんな、奴に呪いを送りまくればいいと思う!そうだそうだ!
↓
https://watashijiku-life.com/pemalink-77-1676
さて、「これ以上近付くのはヤバい!怖すぎる!」という思いが出てきて、関係をぶっ壊そうとハンマーを持ち上げてしまったときに何をすべきか?という話をさせていただこうと思います。
ともかく「何が怖いの?何を怖れてるの?どうなるのが怖いの?」という風に「怖れ」と向き合ってみるのがいいです。
・嫌われるのが怖い
・悪行の数々がバレるのが怖い
・関係を潰しちゃうのが怖い
・屁がクサいのがバレるのが怖い
などなどの怖れが浮かぶか、あるいは「うーん・・・・よく分かんねえ・・・」と感じるのかは人それぞれだと思うのですが、私が知る限り、こんなマインドが出てくることが多いように感じています。
(これ以上近付いたら)『もう後戻りできない』
Aさんの目の前には一本の線が引かれているんです。
そして、そこに小さな字でこう書いてあるんです。
「もう後戻りできない一線」
これは怖い!めちゃくちゃ怖い!ここから一歩踏み込んだらもう後戻りできない!ヤバい!わけですね。
じゃあ、何で後戻りできないのがそんなにも怖いのか?というと、
・この人と一緒にいるって覚悟を決めなきゃいけない!
・これ以上好きになったら彼なしでは生きられなくなるかもしれない!
・彼にめちゃくちゃ依存しちゃったらどうしよう!
・もしダメになったら立ち直れなくなっちゃうかもしれない!
・まだこの人のことをずーっと愛するってコミットできてない!
・もし、この人って決めた後にもっと素敵な人が出てきたら困る!
・一緒にいて彼が私のこと嫌いになったら死んでしまう!
といった怖れがわんさか出てくるわけです。
多くの野良猫仲間、並びにロックマン同志たちは、それを怖れて「もう後戻り的ない一線」を死守しようと、逃げたり、のらりくらり交わしたり、笑ってごまかしたり、音信不通にしたり、シャッターを降ろしたり、いきなり豹変して怒りだしたり、曖昧な関係に持って行こうとしたり、あらゆる手を使うわけです。
で、さらに言えば、なんでそんな怖れがあるわけ?という話になると、Aさんもチラッと書いてくださった「家庭環境が最悪だった」とか「かつてめちゃくちゃ傷つく失恋をした」とか「私は罪悪感の塊だ!」などと言った理由が挙がってくるのです。
そうした怖れがてんこ盛りなところに会社からの「You,転勤しちゃいなよ!」と彼の「同棲しちゃおうぜ!」というダブルパンチがやってくるんですから、Aさんの潜在意識はほんとドラマが好きみたいですね~♪♪
ねえ、みなさんも笑えないですよねえ~♪♪
で、そういう時は「逃げ腰」になるので、どうしたって怖ればっかり見るんですけど、意外と心はシンプルなので、
「で、正直な気持ち、どうしたいの?」
と聞いてみると、ひととおりウダウダしたあとに「そりゃあ、彼のこと好きだし・・・ずっと一緒にいられるのはイヤじゃないし・・・」という見かけによらない恥じらいを見せたりするんですよね(笑)
で、あたしのホンネって何なん???というところがやはり一番のポイントでして、そうした怖れや罪悪感がわんさかある一方で、でも、好きなんでしょ?愛してるんでしょ?というところに注目してみるといいんです。
もちろん、怖れが強すぎて「好きかどうか分かんなくなっちゃった」という健気な女子もいますけれど、ちょっとその怖れをどけて見れば、けっこう純粋な恋心が出て来たりするものです。
だから、根本先生にそういう相談をすると、ニヤニヤしながら、
「まあ、そんだけ怖いってことは、それだけ彼のことが好きってことなんだねえ」
としたり顔で言われてしまうので要注意です!(笑)
そうなんです。
もう後戻りできない一線まで来ちゃったということは、そして、その先に進むのが怖いと感じるならば、Aさんの心は
「だってぇ、彼のことが好きなんだしぃ、ほんとはこの線越えて先に行きたいのよー」
というところにあると思うんです。
でも、そんな経験は思い切り初体験だから、まるで処女の頃のようにドギマギして、緊張して、不安になってしまうわけです(覚えてますか?自分にもそんな懐かしい時代があったということ。)
なので、どうしよー!やばいー!と思う一方で、「ほんまはもっと近づきたいのよね。彼のことがそれだけ好きなんだよね」という思いに素直になってみることをお勧めしております。
こういう時に昔の人は素敵な言葉を残してくれました。
「年貢の納め時」
からの、
「まな板の上の鯉」
(ちなみに根本先生は今、「恋」と「鯉」を掛けております。うまい!と座布団を1枚進呈するタイミングです)
心理学では、そういうのを
「サレンダー」
と呼びます。
実際、同棲するかどうかは別として、やっぱり自分の気持ちには素直になった方が良くね?というお話です。
そして、その怖れを抱えたまま、彼と一緒に住み始め(その一線を越えて)、一緒に解決していけばいいのです。
「パートナーシップはすべての傷を癒す」という格言もあります。
どうやらAさんと彼にとってはどちらに転ぶにせよ、新しいステージにすでに入ったみたいですね。
武運の長久を祈ります・・・。
※この「もう後戻りできない線」は1本ではなく、何本もあるという噂がまことしやかに流れております。
※また、この一線は「ビジネス」や「妊活」でも出てきます。
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