離婚したて男子の傾向と対策とその口説き方について。



離婚したてほやほやの男子は助けたいモードを持つ女子からすると垂涎の獲物なのですが、いきなり飛びついてしまうと大やけどを負ってしまうケースが多いものです。
予めこんなタイプがあることを理解した上でエサを撒くのがお勧めです。

根本さんこんにちわ。物心ついた時からバリバリの自武女やらせてもらってます、Aです。
3年前は社内恋愛婚約破棄でズタボロだった私にアドバイスをありがとうございました。おかげで今も生きています。
婚約破棄により、もう恋愛はできない!と悲しみに暮れていた私もさすがに飽きて獲物を求めていたところにレアキャラが登場しました。
新しい獲物は「ザ・離婚したて男子★」です。
私もバカだなと思いますが、ゴルゴ13とマザーテレサを足してぐちゃぐちゃにしたタイプの女なのでこんな傷だらけの獲物は見逃せません。
「いつでも相談してね」なんて真面目なトーンで相談に乗り睡眠削って話に付き合ったりもしてたんですが、この間酔った勢いもありキスしてしまいました。そのキス事件以降、彼が急にこちらへしっぽを振ってくるようになり「これは秒読みやな」と祝杯の準備をしていたところで急にシャッターを下されました。
原因は彼の未練話です。
「元嫁が俺の嫌いな〇〇したんだって」とSNSを見ては落ち込み電話をかけてくる彼。
元気な時は「はいはい未練でちゅね。そんなの来年の今頃には忘れまちゅよ」と相手ができていたんですが、こっちだっていくらテレサとはいえ疲れてる日もあるし好きなのでムカつきます。
婚約破棄以降は「自分だいじに」をモットーにやってきました。
なのでその日は「今日はごめんちょっと話聞けない。ヤキモチ焼いてるみたい」とまあまあ可愛く彼の話を切り上げました。
そしたらその1回で見事にシャッターを下されました。
それ以降彼は電話もメールもスルー。
言い方が悪かったのではないかと1度話す機会を得ましたが「Aちゃんの器が無限にみたいに思ってしまった。ごめん」と言い残しまた巣穴に戻っていきました。
自分に無理をさせたくなくて限界が来る前にストップをかけたつもりでした。それなのに。
突然巣穴にこもった5歳児が出てこなくて困っています。
てか、どうすりゃ良かったの?自分も彼も大事に思っての事なのに。なんなの?やっぱ我慢すべきだったの?なんで私って結局こうなの?避暑地みたいなもの?快適なのは当たり前?でも長期滞在はちょっとできない、みたいな?
もう無力感でいっぱいです。
根本さん、私もそろそろ5歳児を教育して穏やかに暮らしたいです。自分を大事にしつつ彼とうまくやる方法はないんでしょうか?
ほんともう嫌なんです(涙)
(Aさん)

そういえば「離婚したばかりの5歳児」については今まで触れたことがなかったなあ、と思って2ミリほど反省しております。

最近は離婚件数も増えているので、一旦婚活市場から去ったはずの男子が華麗に戻ってくることも多く、婚活相談の際には「バツイチなんて、一度飼育済みだからけっこういいよ!」なんて話をすることも多いんです。

実際、バツイチ男子もバツイチ女子に負けず劣らず人気で、かなり市場価値は高いものですが、誰もが華麗に舞い戻るわけではなく、それはむしろレアケースで、ズタボロになって戻ってくるメンズも多いことを注意喚起せねばなりません。

Aさんのような王道を行く武闘派女子の場合、そもそもが「ダメンズ系」「野良猫系」「ロックマン系」などの「傷ついた男たちシリーズ」に目がないわけで、離婚してボロボロになった男子なんてのは、ライオンから見れば手負いのインパラにしか見えないですよねえ。

そりゃ、おいしそうだ。

さて、バツイチ男子については私も各方面の武闘派たちから様々な情報が入ってきますので、それなりに研究をしてきました。その結果、次のようなタイプがいるようです。

◎浅漬け型円満離婚系

バツイチ男子でこのタイプを見つけたら、ほんまラッキーね!というくらいのレアキャラです。
実際はお互い仕事が忙しすぎて「こんまんまじゃ結婚した意味なくね?」となって何度か話し合って離婚したケースが多く、何となく「恋愛みたいな感じで終わった」という場合です。
結婚期間は長くても数年なので、「元嫁」という呼び方も違和感を感じるくらい「元カノ」的色合いが強いです。

だから、この場合はふつうの恋愛と同じように付き合っていけますね。
ただ、全然元嫁に調教されていないので、バツイチらしい「女性あしらい」は身に着けていないことが多いです。

◎長期熟成型円満離婚系

一方で、結婚10年以上にも関わらず円満に離婚するケースもありますが、この場合は「すっかり冷え切った上での離婚」ということになります。
ただ、奥さんがそれなりの経済力があることが前提で、離婚の際に金銭面(財産分与)等で揉めなかったことが要因でしょう。

「気が付けばもう5年以上も同居人だったわ」というようなタイプ。
これはどちらかに彼女、彼氏ができたり、転勤・異動・転職、あるいは子どもの入学・留学など生活環境の変わり目に「もうこのタンス古いわねえ。捨てようか。あ、こっちにも古いのあったなあ、捨てよ、あ、旦那か。ま、ええか」って感じですね。

ただ、結婚生活の長さ=恋愛ブランクの長さでもありますから、結婚してすぐ市場に舞い戻って来たタイプではなく、かつ不倫とかもしてなかった場合、けっこうな恋愛ブランクがあるので、それを狙う場合は新たな「調教」が必要になります。

さらに、このタイプはそれなりの資産があるケースも多いのですが、「女性に対して興味を失っちゃってる」というケースもあります。奥さんに対して絶望しかなかったのでしょうか。元々あんまり興味がなかったのでしょうか。

だから、このタイプを狙う場合は冷凍庫から取り出した牛肉の塊を自然解凍するくらいの余裕をもちましょう。

友だちから始まるのもいいですし、「女って怖くないでしょ?嫌な生き物じゃないでしょ?」ということを教えてあげる必要もあります。
だから、武闘派の皆さんはいきなりかぶりつかないように注意が必要です。
即シャッターを下ろされる危険があります。

◎一見俺様だけど実は罪悪感バリバリ系

プライドが高い男性は離婚の際も「うちは円満離婚だよ」ということを強調することが多いのですが、ちょっと話を伺ってみるとけっこうな罪悪感に塗れていることが多いものです。
そもそも男性は罪悪感を感じやすい生き物なので、仮に奥さんの浮気が原因だったとしても、「俺がちゃんとしてなかったから嫁は他に男を作ったんだ」という風に、自分の責任に収めようとします。
(男性は罪悪感を使って愛情を表現しようとする傾向があるものです)

で、そういう方は「俺、もう離婚のダメージなんて残ってねーし」という態度をとり、「どう?次の彼女になっちゃう?」なんて早速狩りを始めたりするんですけれど、内側に罪悪感がたんまりあるので、いわゆるロックマンや野良猫化することが多いです。

つまり、親密感への怖れをバリバリ持ってるわけですね。

だから、すぐに体の関係になるんだけど、その後は続かない、、、とか、会うと仲良しなんだけど、そこから距離が縮められないってことが多くなり、武闘派女子のやる気を非常に喚起してくれる存在です。

このタイプの攻略についてはロックマンや野良猫対策をこのブログで山ほど書いて来てるので過去記事を弄ってください。

とりあえず「彼の心を癒す女神様作戦」でいくか、「彼を誘惑して振り回す峰不二子作戦」でいくか、「無邪気に彼の心の中に飛び込んでいくアイドル作戦」でいくか、「土足で彼の心の中に入り込んで引っ張る姐さん作戦」でいくかは決めた方がいいですね。

なお、この「 」内の作戦については、内容はすでに書いていますが、言葉は今思い付きで作ったのでググっていただいても何も出てこないと思います。すいません。

◎絶賛ハートブレイクにつき未練たらたら系

バツイチ男子と言えばコレ!と言うくらい確率が高いのがこの未練たらたら系ですね。
最近は武闘派女子の増加により、結婚しててもじゃんじゃん男作っちゃったりする人も多く、その結果、ポイ捨てされる男が後を絶たないわけです。

となると、捨てられた男は一見「俺は大丈夫だぜ!」と振る舞っていても、「○○ちゃああん」と夜な夜な泣いて暮らしているわけですね。

ま、Aさんの今回のターゲットはこの色合いが強そうです。

で、まあ、一言で行ってしまうと「お前、うぜーんだよ。めそめそすんなよ!」とブチ切れそうになるところ、何とか抑えて付き合ってあげてるAさんは立派なんですけど、このタイプってやっぱりややこしいんです。

Aさんがテレサモードを発動して優しくする
→「Aちゃんありがとう。ねえ、聞いて聞いて、元嫁がね・・・」と元嫁話をがっつり聞かされる
→Aさん、テレサモードを維持して「つらかったね~」と受け入れる。
→「Aちゃん!君はすごいよ!素晴らしい女性だよ!それで元嫁がね・・・」とさらに元嫁話を聞かされる。
→Aさん、テレサモードを何とか維持しつつ「もう忘れようね、あたしとの次の恋に行こうよ」と誘いかける。
→「Aちゃーん!ほんと君に出会えて幸せだ!元嫁がね・・・」と全然あたしの話を聴き入れず、自分の話ばかりしてくる。
→Aさん、テレサモードを破棄し、ゴルゴ13モードを最強に設定、「てめえ、ふざけんじゃねーよ!ちょっと表出ろや。ぼっこぼこにしたるわ」
→「うっ、うっ、、うわーん、ママーーーー」とさらに女性恐怖症が募る。

まあ、たいていこんな感じでしょ?

で、今回彼がラッキーだったのはAさんがゴルゴ13モードに切り替える寸前にシャッターを下ろしたことですね。まあ、ぺらっぺらのシャッターですけど。

このタイプの場合、じっくり話を聴いて気長に癒してあげようという聖女みたいな女性を間にかまして、癒されたところを狙うのが一番かなあ、と思っているんです。

だから、さりげなく話を聴いてくれる武闘派ではないカウンセラー(すなわちうちの弟子たち以外)をお勧めするのが賢い選択かもしれません。

けっこう、男は未練を引きずりやすいもので、その癖、思考で行動するので次の女子を探してみたりして(それは無意識に自分を癒してくれる女性を求めてる)、女子としては大変迷惑極まりないわけです。

もちろん、結婚年数や未練度によりますが、まるで当て馬のように扱われることもあるので、注意が必要です。

「あたしが癒してあげよう(はあと)」みたいな思いももちろんあると思いますけれど、元嫁の存在が思った以上に巨大化していることもあって(それは彼の妄想だけど)、あっさりベッドインはできるのに心はこっちを向かないってケースも多いです。

◎本音は「女なんてもう信じられない!」隠れ女性不信系

堂々とこのタイプを宣言する男子はまだいいんですけど、ほとんどが表向きはこれまでのタイプに属しつつ、裏にこの女性不信が根付いている人も意外と多いです。

特に「頑張っていい旦那さんをやってきたのに浮気されましたあ!!」てタイプは間違いなくコレで、仕事ができたり、優しかったり、ジェントルマンだったりする一方で、ちょっと距離が近づくとすぐに野良猫になったりするものです。

だから、彼の振る舞いのスマートさに「なんで奥さんは浮気したんだろう?」とか「なんで奥さんは勝手に実家に帰っちゃったんだろう?」と思うような人も多いですね。
たぶん、お母ちゃんや元カノたちとの付き合いで女性不信を極めてきたのかもしれません。

このタイプもまた難攻不落なわけですが、女性不信になるということは、決して女性が嫌いなわけではないので、「あたしは大丈夫よ~。信頼してもらってもいいわよ~」というテイで振る舞っていけば、勝手に手の内に落ちることも多いです。

この女性不信系についてはバリバリの武闘派であられる皆さんからすれば、普段通り漢らしく振る舞っていれば大丈夫なので、案外楽に付き合えるものです。
ぜひ、一緒に銭湯からスナックに流れて絆を深めて頂きたいものです。

★結論★

そういうわけで、自分らしく振る舞えばいいよ!というのが今日のオチです。

え?これまでの流れと脈絡がない?

そりゃあ、相手をどう分析しようが自分らしく振る舞うことが一番幸せだと思ってるので、結論はコレに決まってるんですよ(笑)

ライオンは獲物が巣穴に潜ってしまったら、掘り返して獲物を食らうんですよ。
5歳児の機嫌を伺っていたら日が暮れてしまいますよね。

だから、Aさんも堂々と「何しとんじゃ、われ!」といつも通り突撃したっていいんです。(それが自分らしかったら)

そもそも相手が傷ついているからって遠慮していたらトンビやハイエナにさらわれます。

我慢して気を使ってやるのも向いてないでしょう?疲れるでしょう?

あまり「このタイプはどう攻略したらいいの?」という戦略を立てるのは、それが至上の喜びでもない限り、あまりお勧めしないんです。

だって、面白くないし。

だから、時にはテレサモード、そして、決め所でゴルゴ13モードを発動して、好きに、自由にやっちゃえばいいと思うんですよ。

で、何か引っかかるなあ、と思ったら、「これって婚約破棄の古傷か?」みたいな感じで自分の心に目を向けるのがいいでしょう。

それと同時に「あたしはいい女だし」という自信を深めていくのがお勧めです。

じゃあ、なんでここまでツラツラと彼らの心理を分析して来たかって?

単なる趣味です。はい。

以上。

★とりあえず武闘派女子にとっての恋愛の心得を学んでおきましょう。

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