彼のことが好きなの?それとも優しくされることが好きなの?



彼のいいところだけを切り取って「好き」だと思っていませんか?
ということは、ほんとうに彼のことが好きなのか?優しさに惚れてるだけなのか?そこはとっても重要なポイントです。

根本大先生様
いつもブログの更新を今か今かと待ち構えている、自立系情熱マグマ武闘派女子です。

今回の相談は、散々振り回されてポイされた男のことを、脈がないとわかっていながらも中々吹っ切れないという悩みです。

その人とはバイトで知り合いました。当初はあちらからグイグイアプローチされ、1ヶ月ほどで急速に仲良くなり、お互いの家にお泊まりなどをしているうちに、私は彼のことを好きになりました(キスはしたがセックスなし)。
しかし、その後、何の前触れもなく、彼がデートをすっぽかしたり、連絡が来なくなったりしてしまいました。

その後なんとか一度会う約束をしました。しかし、会うまでに何時間も待たされた挙句、会ってる時には、他の女に告られたとか、他の女とキスしたとか、他の女の家に泊まった泊めたなどの話をされました。そして最後は軽くじゃっ!と言って別れられました。

このように、完全に彼の気分に振り回され、現在は脈がないと分かっているのですが、私は当初の優しかった彼の面影や思い出に執着してしまいます。そして、最初と今の彼のギャップについていけず、自分の気持ちに整理がつきません。

早く気持ちの整理をつけなければと思うのです。しかし同時に、こんなに私を雑に扱ってくるクズ男にまだ未練がある自分が情けないです。そして、また数日後には連絡を取ってしまいそうな自分が怖いです。

何度も何度も振り回されても、好きが消えない自分のドM具合と、自分の気持ちの重さに自分でも辟易しています。
この失恋の乗り越え方を教えてください。

根本先生の太平洋のような広い心に、愛を込めて。
(Aさん)

こんにちは。宇宙より狭い心を持つ根本です。皆さん、お元気ですか?(笑)

情熱マグマ系女子としましては、

・常に恋をしていたい。
・常に追いかける獲物が欲しい。
・常に狩場を求めている。
・武器を磨くことに余念がない。
・簡単にうまく行くことを望まない。
・茨の道を突き進むことを喜びとする。
・困難な状況ほど燃える。

という傾向がありますので、まあ、そりゃあ、ドMなことになりますよね。

いやー、むしろ、ずっと優しかったら気持ち悪くなるでしょ?

「ねえ、そろそろ逃げるよね?そろそろ態度変わるよね?そろそろ悪態つくよね?そろそろ借金とかの話が出てくるよね?そろそろ他の女の影が見えるよね?」と次なる展開にワクワクしてるのだろうと思います。

こういう話を根本先生にすると、鼻くそをほじくりながら

「まあ、そういう人が好きなんだもんね。しょうがないわなあ」

と言ってあっさり終わっちゃうんですけどね。

でもまあ、それはけっこう本音であって、雑に扱ってくるザコだろうが、好きなもんは好きだし、未練があるもんはあるわけで、その気持ちに蓋をしようが、嘘をつこうが、隠そうが、やっぱり意味はないわけです。

あるもんはある、って認めるしかないんですよね。

彼はまあ、野良猫かロックマンの一種だと思うのですが、親密感への怖れをたんまり持ってらっしゃるわけですね。

それで、野良猫の野良猫好き、ロックウーマンのロックマン好きっていうように、「ほな、Aさんはどないやねん?あんたも野良猫女子やおまへんか?」というわけで、そこからAさん自身の親密感への怖れを扱っていくことになるのです。

そこでよくする質問があるので、ぜひ棚卸のつもりでやってみると良いですぞ。

1.過去の恋愛を全部書き出してみる。

2.その中でインパクトの強い恋について改めて振り返ってみる。

3.幼少期~思春期はどのような親子関係だったのかを振り返ってみる。

4.そこから親との距離感について考察する。

時々、親じゃなくて兄弟姉妹や性的被害が原因となってることもありますけれど、基本は「過去の恋」と「親との関係」でイケると思います。

で、ここまでは今までお話ししたことと重複すると思うので、別角度からも攻めてみたいと思います。ドMのAさんとしては攻められるの好きだと思うので(はあと)。

>私は当初の優しかった彼の面影や思い出に執着してしまいます。そして、最初と今の彼のギャップについていけず、自分の気持ちに整理がつきません。

こういう経験がある方も少なくないと思うんです。
また、夫婦関係でも離婚の危機を迎えてる方に似たようなことをおっしゃる方も珍しくないです。

始めはとても優しくて居心地がよかったのに、気が付けば雑な扱いをされるようになります。しかし、当初の優しい彼のことが忘れられず、

「今の彼はほんとうの彼じゃない。彼はほんとは優しい人なの」

と思い込もうとするんです。それが執着を引き起こします。

でも、今の彼もほんとの彼に間違いはないんですよね。
どこかで誰かとぶつかって中身が入れ替わったわけじゃないと思うんです。

そういうときに、ドMのAさん向けにSっ気のあるセリフにてお伝えすると、こんな感じになるんですな。

「Aさんは彼に惚れてるわけじゃないんねん。優しくされることに惚れてるねん。それくらい、優しさに飢えてたってことなんやけどな。」

まあ、「違う、違う、そうじゃない!」と歌い出しそうになるかもしれませんが、核心はここにあると思います。

そして、「逃げると追いかけたくなる心理」もそこにあります。
始めの頃のガンガン来てくれる頃は防戦一方だったと思うのですが、その後、彼がスーッと引いていくと、よっしゃ!と腕まくりして追いかけたくなるのです。

そういう意味で、ほんとうに彼のことが好きなの?彼そのものに惚れてるの?という疑問が出てくるわけです。

これは「優しさ」だけじゃないですね。
ある人は「外見」に惚れますし、ある人は「お金」に惚れますし、ある人は「体の相性」に惚れます。

惚れてるのは「彼」のようでいて、彼ではなく、その彼が与えてくれる「私が欲しいもの」だったりするのです。

そこを切り分けることがとっても大切です。

もし、彼のことがほんとうに好きだから、彼を愛したい、というのであれば、真っ先にすべきは今の雑に扱ってくる彼のことを愛することです。

「優しい彼」だけを切り取って愛そうとするのは都合がよいというか、現実的ではありません。

「お前は顔と体はいいけど、性格がよくないよな」と言われたら悔しいし、辛いし、嫌でしょ?

人はそういう風に「ここは〇、ここは×」と採点して、×の部分を斬り捨てるか、改善を求めるかしてしまうのです。

愛するってのは彼の〇も×も受け入れて認めて愛してあげることを言うわけです。

そういう話をした上で「どうします?」ってお聞きしたいんですよね。

「で、姐さん。それでも追いかけますか?それとも、この辺で、ズバッと斬り捨てますか?」

どちらにせよ、執着を手放すって言うんならコレがお勧めです。

★DVD『本気の手放しワーク』
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/27607

その一方で、優しさに飢えていたり、どうも自分で自分を愛せねーんだな、ということであれば、これもお勧めです。

★ワークショップ『自分を愛する、ということ』
東京:1/14(月祝)13:00-16:00
大阪:2/16(土)13:00-16:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/27420

うまいことステマを2発かましたところで、話を続けたいと思います(笑)

女性性が豊かな方には苦手なことなんですけど「決める」ということがとっても大切ですよね。
「決断」と言ってもいいです。

決断って凄い言葉なんですよね。

「決めて、断つ」わけですから。

だから、そのAさんのことを怖れ多くも雑に扱ってくる彼に対して「どうする?」って自分で決める必要があるのです。

それまでは彼に、というよりも、自分の気持ちに振り回されるのも仕方がないことですし、別にそれは悪いことではありません。
情熱の女子は常にドラマを求めるわけですから、感情的な刺激は望むところですよね。

そもそも私のクライアントさまには「決められない女たち」がかなりの勢力を保っています。

「そうなんですよね。もう決めなきゃいけないんですよね。でも、決められないんですよね」とウダウダするわけです。

でも、長いことウダウダしていた彼女たちは「これぞ!」と決めたら早いです。ものすごく早いです。

なので、「まあ、決められるまではウダウダしてたらいいよ」ってよくお伝えします。

Aさんも彼のことをどうするのか?

もうええわ、と手放して次の獲物を探しに行くのか、それとも、追いかけるのか。

そこをはっきり決めると楽になれます。

少なくても「私が決めること」ということを自覚していれば大丈夫です。

あとは自分を信じてあげてくださいね。

そんなモヤモヤした恋の悩みをスカッとさせるセミナーはこれだ。

★大阪:1/20(日)10:00-18:00
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