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「なかなか出会いがないんですよね~」とか「いい人いないんですよね~」という相談というか愚痴を年に数万件は頂く私でございます(もちろん、大幅にサバを読んでおります)。
そういう時に全員に当てはまるわけじゃないけれど、気になるケースが散見します。
「いきなり本番でホームラン打とうとしていない?」
やっぱり練習試合で打てない選手が、いきなり公式戦で打てるか?というと、必ずしもそうじゃないと思うんですよね。
ま、ふつうならレギュラーになるのも厳しいところで。
吹奏楽の定期演奏会があるっていう場合もふだんからちゃんと練習するでしょう?
放課後になると管楽器のぼわーーー!という音が学校のあちこちから響き渡っていませんでした?
大人になって取引先にプレゼンする際も資料作りから、時にはリハーサルをやって練習しますよね?
友達に料理を振る舞おう!って企画をしたときも、事前に何度か試しに作って見ない?
で、恋愛に関してはどう???
いきなり本番一発勝負かけてない?
練習もせんと、いきなり本番でうまくやろうとしていない?
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ある女子が気になる職場の先輩とだんだん仲良くなって二人でご飯行こう!って流れになったんですね。
お店も決めて、彼が予約してくれて、さあ、当日。
朝からウキウキ、ドキドキしながら就業時間が待ち遠しいわけです。
ちゃんと勝負服に万が一の展開も考えて勝負パンツもちゃんと仕込んで来て、いざ、レストランへ。
そんな格式張ってない、カジュアルなお店だったのですが、目の前に意中の彼がいます。
二人っきりです。
もしかすると今日からお付き合いが始まるかもしれません。
となれば失敗などできません。
・・・で、彼女、そこでフリーズしてしまったんですね。
どうしていいのか分からなくなってしまったんです。
このお店は初めてだけど、似たようなお店には友達と散々行っているし、だいぶ前だけど元カレとも。
でも、久々の本命男とのお食事です。
すっかり平常心を失ってしまい、あまり食事が喉を通らなかったそうです。
もちろん、会話も一生懸命頑張って見るのですが、なんか空回り。
しばらく彼女がいない先輩も同じようにちょっとぎこちなく、誰が見ても「初デート中の二人」になっていたようです。
そして、何となく気まずい雰囲気のまま、「2軒目行く?」「は、はい。」とお店を出て、恵比寿の街を放浪するのですが、彼も彼女も事前調査もなければ、よく知らない街ゆえに難民化してしまいます。
何か話さなきゃ、と思いつつ、でも、なんかかみ合わなくて、そんな自分が情けなくて涙が出て来そうになったそうです。
きっと先輩は楽しくないんだろうな~
せっかくのチャンスだったのにな~
ふだんだったら恵比寿に詳しい友達にサクッとラインでも入れて情報を集めるのにそんなことも思いつかず、結局ガーデンプレイスあたりをぷらぷらして店も分からず、「やっぱ帰ろうか」の一言で解散。
はあああああ・・・・・。
落ち込み用はハンパなく、次の日は会社を休んで一日ベッドの中で一人大反省会を開いていたそうです。
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それでカウンセラーに相談したら、
「そりゃあ、練習もせんと、いきなり試合でいいプレーしようとしたって無理だわなあ」
ニヤニヤしながら言われる次第で、踏んだり蹴ったりですよねっ!(笑)
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恋が上手な人は男性でも女性でも、本命くんじゃなくてもよく異性と食事に行ったりしています。
職場の人だったり、ネットで会った人だったり、友達から紹介してもらった人だったり。
それも「デート」みたいなノリじゃなくて、ほんと普通にご飯に行く感じで。
去年結婚したある女子が言ってました。
「女の子同士でご飯に行くのも楽しいけれど、やっぱり男の人と行くと、自分が女だって分かるから大事。別にそれは好きな人じゃなくてもいいの。」
いわば、それが「練習」であり「練習試合」。
そういう時に「もし、こっちに気がなかったら失礼じゃないの?」なんて考える必要はありません。
向こうだって同じかもしれないし、仮に彼がこっちに気があるんだったら、「私を振り向かせてみなさいな」くらいの余裕持ってもいいでしょ?
そもそも彼が自分を気に行ってくれているんだったら、それだけでいい女度、グッと上がるでしょう?自信も付くでしょう?
ドキドキしないかもしれないけれど、逆にドキドキしてたらできないことが、そういう彼の前ではできるわけです。
「本命の彼氏と行きたいレストランに“下見”に行く」つもりでいいんですよ。
そこで「そんなことして彼が私のこと好きになっちゃったらどうするの?」なんて自意識過剰的思考はいらないです。
そうなったらそうなったときで、ちゃんと「No!!!」を伝えればいいこと。
「気のあるフリなんかしてその気になられたら困る」とか考えなくてもいいの。
ふだんは会社の紅茶をこっそり家に持って帰ってるくせに、そういうところだけは律儀にならないの!(笑)
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練習、のつもりで異性とご飯に行くと、ドキドキしないデメリットの一方で、利点がたくさんあります。
お店での振る舞いの練習になるだけでなく、会話の練習にもなりますよね。
特にふだん同性とばかり話している人は、異性とのギャップに驚くと思います。
「つまんねー話ばっかりしよって」と思うかもしれないけれど、それが本命の彼氏だったら一生懸命頷くでしょう?
練習でもそこは「そうなんだ。へえ。すごーい」を連発しておきましょう。
そうして、「異性とお食事するスキル」を磨いていくんです。
へえ、男の人ってそういうところに興味を持つんだ。
へえ、男の人ってそういう話し方をするんだ。
へえ、男の人ってそういう風に考えるんだ。
そういうのって、本やブログで知ったとしても、リアルに経験しなきゃ分からないでしょ?
そしたら、「根本さんの言ってたこと、意外とほんとうだったんだ」って私への尊敬度も上がるってもんですよー。
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ちょっと大人な話も。
同じことはデートや会話だけでなく、セックスにも言えます。
いきなり大好きな人とベッドインして楽しめるタイプですか?
それだけの経験値がある人ならいいけれど、もし、そこに自信がないのならば、なおさら練習も大事です。
この人なら寝てもいいかな~という人とチャンスがあったら関係持っちゃうのも悪いことじゃないと思います。
大人なんだし。(という一言でまとめてしまう辺りがめんどくさがりやですな)
もし、あなたが20歳そこそこだったらまだしも、それなりの年齢に達しているのであれば、相手もあなたに処女的振る舞いを求めません。
むしろ、それが逆に引いてしまう原因にもなるんです。
無理に、とは言わないけれど、大人の恋愛ってことはセックスも付き物なんだし、自主練しつつ、たまには練習試合をしておくことも大切なことだと思います。
色んな意味での本番で自分を見失わないためにね。
自主練のお供に
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