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ほんとうに直したいの?
もし、直さなくてうまく行くって分かっても直したいの?
そんな意地悪な質問をよくしているカウンセラーです・・・。
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Kと申します。
根本さんの記事やセミナーのおかげで、だいぶ生きやすく、幸せになりました。本当にありがとうございます。
男好き?小悪魔?な部分を治したい、というのが最近の悩みです。
職場や習い事で、気に入った(けど恋人にしたいわけでない)異性に心をオープンにし過ぎて、あの手この手で優しくしたり、甘えて懐いたりしてしまうのです。
もう誠実でとても大事な恋人が自分にはいるのに…
先日、もっと仲良く話してみたいなぁと感じていた職場のXさんに「Kさんには恋人がいるから、Kさんと僕が付き合うとか、そういうゴールがないのに話をして仲良くなる意味がないと感じてしまう。僕は恋人がいなくて、ただ異性と仲良くなる以前の部分が満たされてないから。もちろんまた楽しく話したいけど」といわれ、ショックでした。
そこで己を振り返り、付き合う気もないのに、計算高く振舞う自分がいて、それをあちこちでやっていると気づいて怖くなりました。
誠実で真面目な恋人に対し、悪魔的な自分が後ろめたくなります。また、 男好きな己を制御できなくなる時がくるのでは、と自分を恐ろしく感じます。
こんな私を斬っていただけたら幸いです。
(Kさん)
もし、そんな小悪魔で男好きなところがなくなったらどうなると思います?
安心して恋人とのロマンスにもっと没頭できそう?
それと同時に欲求不満で何かにそのエネルギーを向けてしまいそう?
よく「○○を直したい」とか「△△なところをなくしたい」というご相談を頂くのですが、たいてい、○○や△△によって苦しめられている自分がいて、それがなくなったらどれだけ楽になるか、どれだけうまく行くか?というメリットばかり考えちゃいます。
けれど、当然だけど、その要素がプラスに転じてることもあるわけで、そこを見落としてしまうことが多いのです。
また、そういう「なくしたい」「直したい」って思いって、たいてい自己否定が伴っていることも多くて、否定から何かを始めても気分はよくないからなかなか結果が伴わないってことも少なくありません。
さらには、Kさんは違うかもしれませんが、そういう思いって「他人軸」から生まれてくることも多いですよね。
「誰かに言われたから」というまんま他人軸の場合もありますし、「人に嫌われてしまうから」などの怖れや不安から変えたいと思うこともあるんです。
それって他人軸なんですよね。
だから、「本当にそれ、なくしたいの?直したいの?」って素直な根本先生は聞いてしまうわけです。
それで、Kさんには、そんな小悪魔的なところをなくしてしまうのってワクワクする?楽しい?面白そう?って聞いてみたくなるのです。
もし、それがワクワクするんだったらうまく行きます。
けれど、あまりワクワクしないんだったらお勧めはしないです。
だってほんとうにやりたいことじゃないからね。
例えば、そういう小悪魔的な振る舞いができるってことのメリットもたくさんあるんですよね。
男性にちやほやされるだけじゃないですよー。
男性の気持ちが分かる、男性の会話を楽しめる、男性を喜ばせることができる、というメリットもあるはずです。
そうすると、それは仕事を始め、いろいろな場面で役立つことも多いですし、何なら男性向けのサービスを提供する仕事であれば、大いに活躍が期待できますよね。
さらには、そうした要素って、大切な恋人氏に対しても発揮されてると思うんですよー。
以前、プレイガールなクライアントさんが「そろそろ落ち着きてぇ」と相談に来られまして、その気はないのに男に色目を使ってる自分や男にちやほやされて内心喜んでる自分を嫌悪されてたんです。
今では愛する旦那様をサクッと見つけて結婚して、そのプレイガール時代の名残はありませんが、「一人の男性に今までのあれこれテクニックを使うのが楽しいし、結婚ってこんなにもハッピーなんだ!って実感してる」って先日もほざいていました。
彼女がしたことってのは徹底的な自己肯定です。
Kさんは女性に敵視されたりすること、あります?
よくそういう女性は同性から嫌われることもありますが、その彼女もそういう面があったんですね。
でも、どんどん自分を肯定していったら、逆に女性ファンが増えたんですよね。
それで女性から恋の相談されたり、「どうしたらあなたみたいに魅力的になれるの?」って聞かれたりすることが短期間にぐーんと増えたんです。
だから、私がKさんにお勧めするとしたら、「え?なんでそれをなくしちゃうの?もったいなくね?全然それでいいと思うけどなあ」という自己肯定です。
ま、1行目にそれを書いちゃってもいいんだけど、そうするともう終わっちゃうので、ここまで引っ張って来たわけです。
その文章力に我ながら酔っています、はい(笑)
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自分がそういう人間であることを知っておくことはとても大切です。
例えば、モテる男性・女性は自分がちょっとでも相手に気を向けると惚れられることを知っています。
だから、相手との距離感を取るのがとても上手になります。
もちろん始めからうまく行っていたわけではありません。
色々な異性と付き合って泥沼化したり、その癖で大好きな人を失ったりする経験があって、だんだん距離感を学んでいったんです。
で、そういう知識や経験はKさんも十分お持ちだと思うんですね。
だとしたら、「自分は勝手に男を口説いちゃう癖がある」ということを知っておけばいいんです。
ただそれだけ。
ほんとそれだけ。
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ただ、そういう要素を知っていて、さらにそういう関係を望んでいないにも関わらず、相手をその気にさせてしまうとしたら、その背景には何らかの心理的要因が隠れています。
例えば、ちやほやされて安心感を得る、という意識がある人もいます。
これは明らかに他人軸な心理なのですが、ちやほやされることで自分の存在を確認するわけです。
これは誰にでもある要素ですけどね。
その場合は、「安心感ってのは人からもらうのではなく、自分で創り出すものなんだぜ!」ということを自分に教えてあげる必要があります。
そのためには自分自身の気持ちを大切にすることがまずは必要です。
自分が何を感じているのか?本音は何なのか?自分がしたいことは何なのか?という思いと同時に、ちやほやされていなければ自分がいなくなってしまう、という不安と向き合うことです。
ふつうはその不安は潜在意識に押し込まれて意識されません。
「もし、ちやほやされなくなったら何が困るの?」という問いかけをして、その不安を掘り起こすのも一つの手です。
また、異性がこちらを好きになることで異性への復讐を果たしている、というケースもあります。
これは潜在意識に男性不信・女性不信が隠れていて、プレイボーイ、プレイガールたちにはよく見られる心理です。
そのルーツをたどれば、父・母への葛藤にたどり着いたり、過去に自分を傷つけた恋人たちが浮上してきたりします。
となれば、そいつらを許し、手放しましょう!という課題が見つかります
さらには、実は今の恋人に不満があるんだぜ!というケースももちろんあります。
いい恋人だし、愛しているんだけど、何か不足感がある、というもの。
いわゆる浮気の心理における「不足原則」が働いしているのです。
それから、プレイボーイ、プレイガールの心理によくある「一人に絞ってしまうのが不安」というマインドが働いていることもあります。
保険を求めて他の異性にちょっかいを出していくわけです。
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という風にちょっとその背景を掘り下げてみると、Kさんの中にも何らかの感情的なしこりが見つかる場合があります。
とはいえ、それは自己肯定をした上で取り組むことが大切なわけで、そんな自分じゃダメじゃー!!と否定的に始めてしまうと自分いじめにしかなりませんね。
ということで、「計算高くてもいいじゃん、モテるんだからええことやん、そういう自分がいるってことをちゃんと知って肯定しときなはれ」という話でございました。
・・・。
「○○を直したい」と相談しても「その必要なんてないじゃん」という結論を出すのが最近の私の仕事かもしれません(笑)
でも、ほんとそうで、そこに費やすエネルギーがあったら、もっとやりたいこと、好きなことにエネルギーを注いだら?(Kさんなら、もっと恋人を愛することにエネルギーを向けたり、ライフワークを見つけたりしたら?)と思ってしまうのです。
ということで、そんな人間関係を築くならこれらの本。
↓
>「敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法」(フォレスト出版)
>「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
セミナーで解決するならこの辺りがお勧め!
東京:5/27(日)10:00-18:00
大阪:8/4(土)10:00-18:00
「根本裕幸の1DAYセミナー~問題を解決して幸せな自分になる~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/23795
東京:6/15(金)10:00-16:00 夫婦問題を解決して幸せな関係を築くための1DAYセミナー(神楽坂)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/24351
東京:6/16(土)13:00-16:00
大阪:6/30(土)13:00-16:00
「自立系武闘派女子のための恋愛講座~私に相応しい恋と結婚について考える~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/24355
7/7,8 札幌リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/24249
ふふふ。久々の更新なので宣伝がいっぱいだっ!!(笑)