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「パートナーシップはすべてを癒す」という格言があります。
パートナーが抱える罪悪感を「許し」を与え続けることで癒してあげることが可能です。
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いつも根本先生の書籍やブログを拝見し、日々心の勉強(主に恋愛)をさせていただいております。
私は今まであまりいい恋愛をしてきませんでした。大好きな人には彼女にしてもらえず、、身体だけの関係で終わったり、返ってこないお金を貸してしまったり、最初は大切にしてもらえても、尽くしすぎて?大切にされなくなったり、、、。
以前取り上げてらっしゃった罪悪感の記事を読み、過去の恋愛対象となった男性全員にに出さない手紙を書き、自分自信を大切にできなかった自分を許し、また一途に好きになれた自分を誇りに思うといった内容を書きました。
終わったあと、心がすごく楽になり、これまでは過去の男性のことを思い出すことがありましたが、現在ではほぼ考えることがなくなりました。
また、自分のしたいこと、欲しいものを自分に与えていると、自分の意思や感情を感じやすくなり、ワークの力に感動しています。
今回は、今付き合っている彼氏が持つ罪悪感について質問です。
彼は、いわゆる自立男子だと思います。仕事をバリバリこなし、毎日忙しい人です。付き合うと同時に仕事の都合で、地元を離れ、やや遠距離なので、会うのは地元に帰って来る月1~2回程度。
そんな彼から、
「何もしてあげられないし、君の期待に応えられてない自分が嫌。向こうにいるときは、仕事のことしか考えられないから、君を思い出さないときもある。でも会ったらやっぱりいいなーと思うし、このままでいいのかと思うときもある。
今後仕事をどうするかも考えていないし、君がどうとかじゃないが、結婚も考えていない。今の僕には君を幸せにはできない。だから、別れた方がいいと思っている。もし、俺が地元を離れてなかったら、ずっと付き合ってたと思う。」
と言われました。
たしかに、会う頻度は多くはないし、イベント事を楽しむこともないけど、遊びに行くために付き合っているわけではないし、私は彼が好きだから、今のままで満足しています。
結局、また考えようということになったのですが、そこで質問です。
彼は、私になにもしてあげられていない(私からすると、いてくれるだけで十分なのですが)ことに対して、罪悪感を持っていると考えられますが、他人の罪悪感を癒すことは可能でしょうか?(例えば、彼にワークをしてもらう?)罪悪感を無くすには、別れるしかないのでしょうか?
(Sさん)
(前半部分について)おおーー、すばらしいですねえ!!
そのお手紙はとても素敵かつ見事かつ自信につながるものですね。
ご報告もありがとうございます(^^)
基本原則として「彼氏に大切にされないのは自分が自分のことを大切にしていないから」であり、だからこそ、自分を大切にしましょうね~!(沖縄風のイントネーションでどうぞ)というのがまずはテーマになって、そういう話になると「自己肯定感をあげましょう」ということになり、
この本がお勧めですよ!
↓
「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
とステマがさりげなく紛れ込むのが私のブログです。はい。いつもありがとうございます。
だから、お手紙で彼らに対する思いを吐き出すだけでなく、
>一途に好きになれた自分を誇りに思う
この一文を入れられたSさんがとてもすごいのです。
さて、その上で今の彼。
だいぶ、今までとは毛色が違いますよね?
それがSさんの成長であり、変化であるって気付いてますよね?
さて、Sさんの惚気話に戻りましょう。
>何もしてあげられないし、君の期待に応えられてない自分が嫌。
自立男子がよく口にする常套句の一つと言っていいでしょう。
男性はそもそも「役に立ちたい」生き物なので、役に立てていない、ということに罪悪感を持ちます。
また、その存在そのものに価値を感じられていないので「何かしなきゃ」「頑張らなきゃ」「期待に応えなきゃ」という思いに縛られてしまいがちです。
女子は「ただいてくれるだけでいい」て思うんですけど、その思いってなかなか通じないですね。私も昔はそうでした。
だから、そんな自立男子はハードワークするし、何かに対して一生懸命尽くしたり、貢献したりってことを考えて「役に立とう」とします。
そして、役に立てていないときに「自分なんていなくてもいいのでは?」という発想に至ります。
その辺は「ただ話を聞いて欲しいのに、何かとアドバイスを挟み込んでくる男子」にも見られる傾向ですね。
それは男女の違いの一つです。
また、
>向こうにいるときは、仕事のことしか考えられないから、君を思い出さないときもある。
これもまた男性心理によくあるもので、女性はマルチタスクなので複数のことを同時処理できるのに対し、男性はシングルタスク故、目の前のものしか意識することができない性質があります。
ちなみにこの辺の男女の違いについてはこちらの本に詳しいです。
↓
「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」
で、結局のところ、
>でも会ったらやっぱりいいなーと思うし、このままでいいのかと思うときもある。
ということで、
「僕は君のことがやっぱり好きなんだ。離れていると寂しいし、もっと一緒にいたいし、君を幸せにしたいと思う。それが十分にできないことがもどかしいし、このままでいいのか?と自問自答してしまう」
ということを彼は言いたいわけですね。
だから、まったくもって変な話なのですが、
「何もしてやれなくて罪悪感を感じる」
という男子の言葉は、正確な意味としては、
「君のことだ大好きだ~!!めっちゃ好きだ~!!!もっと一緒にいたいのでちゅ」
という風に解釈するのがいいんです。
だから、女子としてその言葉に対する返信は、
「ただいてくれるだけでいいの!なんで分からないの!ボケ!ちょっと表出ろや!」
ではなく、
「そんな風に思ってくれてありがと(はあと)嬉しいわ。でも、私はあなたに会えるだけで嬉しいし、一緒にいられるだけで何もしなくても幸せなのよ」
です。
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で、よく「罪悪感の量は愛に比例する」という説を唱えている根本くんですから、それくらい罪悪感を感じてるってことは、それくらい彼はSさんのことが好きだってことですよね。
まー、愛されてるわねー。
暗い夜道は嫉妬に狂った武闘派女子に襲撃される怖れがありますから気を付けてね。
ま、返り討ちされるんでしょうけれど。
でも、ほんとパターンが変わったでしょう?
今までにない恋愛ができてる上に、こんなに愛されてるわけですからー。
で、彼の持つ罪悪感なんですけど、別に癒さなくてもいいんじゃね?と思います。
彼は役に立ちたい、と思ってるわけですし、Sさんのことが大好き故にその思いが出てくるんですから。
ましてや自覚ないでしょうからワークなんてしないでしょうし、そんな罪悪感の話をしたらへそ曲げるでしょ?
そしたら、せっかくいい気分で貴重な出会いを楽しんでるのに雰囲気壊れちゃいますよね。
そこは彼に何度も何度も伝えてあげるんです。
「一緒にいられるだけで幸せ」(腕を絡めてギュッとする)
「何もしなくてもいてくれるだけで私は嬉しいの」(首に手をまわして自分からチュー)
「そんなことよりも、ね、しようよ」(手を引いてベッドに倒れ込む)
そうして、彼は「そんな俺でも必要とされてる!何もできないのにこいつは俺を愛してくれる!なんていい女なんだ!うひょー!!!」っとますます硬度も高まろうってもんです。
あとはそこからラブラブな時間を過ごせばいいんです。
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パートナーの持つ罪悪感を癒すのはセラピーでもカウンセリングのテクニックでもありません。
クサい言い方になりますけど「愛」です。
彼が罪悪感を持ってることを「問題視」するのではなく、「愛の表現」として受け取ることです。
そして、「そんなあなたが素敵」「一緒に居ることが私の幸せ」「あなたに会えて幸せ」などのクサいセリフを目を見上げながら、ちょっと恥ずかしがって言えたらいいんです。
※注1)武闘派女子の皆さんはつい相手の目を見るとそこでメンチを切ってしまう(ガンを飛ばしてしまう)傾向がありますので注意してください
※注2)武闘派女子の皆さんはつい相手の目を見ると相手を石に変えてしまうことがありますので、ますますご注意ください
もうちょっとちゃんとした話をすると(笑)、罪悪感を癒すのは「許し」ですよねー。
だから、彼を許し続けることで、彼の罪悪感を消していくことがあります。
「お前に何もしてやれん」という彼に「それでいいのよー。私は十分してもらってるよー」って許しを与えてあげるわけです。
そうしているうちに徐々に彼の中の罪悪感が溶けていきます。
それが「結婚も考えられない」→「結婚してぇ。嫁にするならこいつしかおらん」という思いを生み出す可能性もあるわけです。
その辺の心理も解説しているDVDはこちらです。
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