パートナーとの出会いの心理~なぜ、あの人と出会えたのか!?~



「おぉ、よう、そういう男見付けてきたねえ~(^^)」

という会話をカウンセラーやらセミナーやら懇親会の席で頻繁にリピートしております(笑)

それは
「今、気になる人がいるんだけど野良猫やねん」
とか
「なんか今付き合ってる人もダメンズの匂いがプンプンしてきて」
とか
「やっぱりこの間出会った人ってロックマンなんでしょうか?」
という会話の流れから、
「それってどんな人なの?」
って具体的に話を聴きだしたのちに私が放つ言葉です。

「よう、見つけてきたねえ~(^^)」

結婚生活がうまく行かない、とか、彼氏ができたんだけど思ってたのと違った、何てときに「あれ?私、選び間違えた?変なの捕まえちゃった?」なんて疑問が生まれてくることがあります。

誠実だと思っていたのに、ふと見たラインの履歴は別の女の子とのやり取りで埋められていたり、まじめな人だと感じていたのに消息不明な日時が溢れていたり。

そういうことが1回でもあると、

「私、男を見る目がない」

なんて感じてしまったりするものです。

ちなみにこの手の話は恋愛や結婚だけでなく、仕事(転職活動)や家から、ボーナスをはたいて買ったバッグまで枚挙に暇がありません。

そして、一度でも「失敗」を体験すると、次からは失敗したくないので慎重になるものです。

また、結婚という人生最大とも言えるイベントに関しては間違いや後悔や失敗は犯したくないもので、婚活絡みのご相談には「この人でいいんだろうか?」という疑問や不安が山ほど出てきます。

マリッジブルーのカウンセリングもたくさん請け負ってきました。
「この人でいいんだろうか?」という。

でも、その背景にあるものは「私でいいんだろうか?」という自己不信が隠れているものです。

「出会いの法則」というのがあると私は思っています。

それは自分自身の状態に相応しい相手がふっと目の前に現れる、というシンプルな法則です。

パラレルワールドという見方もできますが、同じ時空間を共にしていても、自分が発する波長と合わない場合、出会うことすらありません。

それを象徴するお話を以前聞いたことがあります。
ある婚活パーティに参加したAちゃん。
彼女は友達のBちゃんに誘われて大阪のとある会場に向かいました。
Bちゃんは婚活パーティの常連で、今まであまりいい出会いがなかったようで、今回も「どうせ、いい男はおらへんと思うけどな」と何度も繰り返していました。
当日になっても「がっかりさせたらごめんな」「どうせ、こういうパーティに来る男はたいしたことないねんけどな」などと思わず「じゃあ、行かなきゃええやん?」と言ってしまいそうになるほどネガティブ発言を繰り返していました。

結果、そのパーティはAちゃんにとって当たりでした。
すらっとした長身の銀行マンや、誠実かつ真面目そうな会計士、さらには、ワイルドな風貌のフリーカメラマン等、「こんど、ぜひ飲みに行きましょう」と誘われまくったのです。
連絡先を交換しての帰り道。
Bちゃんに「どうだった?なかなかいいパーティだったね」と伝えると、Bちゃんは顔を曇らせて「えー?どこが?今回も最悪だったわー。ろくなのおらんかったわー」と愚痴り始めました。

Aちゃん「すらっとした銀行マン、いたでしょ?」
Bちゃん「え?そんな人おった?全然出会わなかった」
Aちゃん「ちょっと固いけど、誠実そうな会計士の人は?」
Bちゃん「そんなんおらんて。なんかニートみたいな人ばっかりやったわ」
Aちゃん「すごくワイルドな感じのカメラマンもいたじゃない?」
Bちゃん「ええー?そんなのいてないいてない。どこにいたの?」

そんな大きなパーティじゃないですよ。
なのに、Bちゃんは彼らと全然出会っていないのです。

どうして???
なぜ???

それが自分が発する波動・エネルギー・雰囲気が引き寄せている現実なのかもしれません。

例えば、元カレに強く執着しているとき、仮に素敵な彼が目の前に現れたとしても、意識は元カレに向いていますから、その存在に気付けなくなります。
変な話ですが、仮に誘われたとしても「冗談でしょ?ありえない。何か騙そうとしてる」と感じてスルーしてしまうのです。

また、自己否定が強く、自分の価値をひどく下げている時もまた、その波長に同調する相手が現れます。
それは自分の価値を下げることを手伝ってくれる人!
いやーっ!!!と思うかもしれないけれど、自分のことをひどく否定しているときに、あなたの価値を見てくれる人に出会っても、その人のことを信じられません。
だから、そういう人が仮に現れてもスルーしてしまい、自分を否定してくれる存在の方に引き寄せられていくのです。

だから、結局のところ、自分が幸せになれるパートナーと出会うためには、自分の心の状態を整えていくことが大切だと思うのです。

ここで大事なのは「自分の心の状態が整っている」ではなく「自分の心を整えようとしている」というベクトル(方向性)なのです。

毎日の生活の中ではうまく行かないことや気分を害するできごとが起こります。
その時に、ああ、やっぱり私はダメだー、最悪だー、と落ち込み、その上さらに、傷に塩を塗り込むように自己否定を繰り返していたら、それは自分を責める方向に、自己肯定感を下げる方向にベクトルは向いていると思うのです。

そしたら、その時出会う人もやはり・・・ですね???

一方、落ち込むことがあっても自分なりに元気になろうというベクトルを持つことができれば、、、自分をサポートしてくれたり、応援してくれたりする人と出会いやすくなるのです。

というか、本当は私たちは常に出会っているんです。
それが「出会い」として認識できるセンサーがポイントなんです。

自分を愛し、成長させようとしていると、そういうセンサーを常に磨いていることになりますから、そんな自分の波長に見合う人が現れます。

ある人はこんな体験をしています。
「取引先の営業マンが食事に誘ってくれたんです。ふだんなら適当に愛想を言って断るんですけど、なぜかその時は『ま、いいかな』って思えたんです。
もちろん、1対1じゃなくて、グループだったんです。それで、友達に声を掛けて3対3くらいでご飯に行くことになったのですが、なぜか当日その2人がドタキャン。
そしたら、彼の方も一緒に行く仲間が来れなくなったようで、いきなり2人でデートすることになりました。
私、そういう場で話をするの苦手だし、人見知りなので盛り上げることなんてできないのに、なぜかその時はすごく楽しめたんです。
それでいつしかとても惹かれるようになり、お付き合いすることになりました。」

偶然だろうと思えるし、また、不思議なことが連なって面白いとも言えるのですが、私はこういうのを「なるようになったんだねえ」と思っています。

私たちは自分の思考と感情がずれていることが良くあります。
「本当は素晴らしい価値をたくさん持っているのに、全然それを受け取れていない」というのもそうだし、「本当はいい女なのに、女性性を否定している」というのもそうだし、「本当は天然で自然体で生きるのが相応しいのに、人の目を気にして頑張りすぎている」というのもそうです。
また、「本当はもっと自由に生きたいんだけど、いろんな抵抗や怖れがあってそれができない」というのもズレだし、「本当は積極的に動き回りたいんだけど、自分に自信がなくてそれができない」というのもズレを生みます。

その「ズレ」というのが心に与える影響はとても大きく、それゆえに、ほんとうは自分には相応しくない異性に惹かれてしまうのです。

それで、恋愛相談にいらっしゃってるクライアントさんに対して私は

「ほんとにしたいことって何なの?」
「今の仕事って自分に合ってると思う?」

なんて一見、関係ない質問をたくさんしてしまうわけです。

自分を知る、自分の魅力を知る、そして、自分を愛する、自分をありのままに肯定する、そんな心がけが出会いや恋愛や結婚に直結してるって信じられますか?

そうして、自分らしさを見つけて、自分らしく生きて行こうとするときに、それにふさわしい出会いがあるんです。

リトリートセミナーに参加してくれた方とはその後も定期的なオフ会や突発的な飲み会というイベントでつながりが続いています。
そういう場で「その後はどうなん?」という話をして、そこからちょっとしたカウンセリングになることもありますし、単なる酒の場でのグダグダ話になることもありますが、そんな場で、最近もまた彼氏ができただの、結婚が決まっただのという話を耳にしました。

そして、どうしてそんな人と出会えたの?どうしてその人に決めたの?という話をしていくと、今日ご紹介したような「自分を整える」という話を繋がって行くように私は思うのです。

野良猫を手放せた人たちもとても多いです。
でも、野良猫が大好きで手懐けてしまった人もいます。

どっちが正しい、ではなく、どっちが自分らしいか、ではないでしょうか?

さて、そんなお話や考え方、在り方についての実習を今度、大阪で開催する恋愛セミナーでお伝えします。

大阪:11/2(木)19:30-21:30 安東秀海&根本コラボセミナー『もう失敗しないパートナー選びの法則』(梅田)
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/21319
また、人生を変えるきっかけが欲しいという方はリトリートセミナーもお勧めです。

https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/21162


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