自己肯定感低男である彼に私がしてあげられることは?



してあげられることっていっぱいあると思うんです。
でも、大切なのは「自己肯定感が低いのはダメだ」という思い込みを捨てることかもしれません。
彼をありのままに受容すること、ここから始めていきましょうか。

こんにちは!初めまして!
今、好きな人がいる26歳の女です。

出会ってそろそろ10ヶ月。まだ付き合ってはおりません。

最初はメール、だんだん頻繁に会う仲に。
会う度に「癒される」「僕と似てる」と言う彼。
「これは脈有り!告白も時間の問題だな」
と、思いきや…
何度会っても告白の気配はなし、手も繋いできません。
で、彼が弱気なところを見せ始め、話を聴くうちに、気づいたことが。

彼は所謂「完璧主義」要素が強く、ゆえに自己肯定感も持てず、不満はあっても感情的にもなれず、不安な日々を送っている…わぁ、素質満載!

さっきも言いましたが彼、私が考えを語る度に「似てる」って言うんです。

はい…私も、完璧主義風、しっかり者長女の、ビビりちゃんです。
人間怖い!でも好き!

だから、私も一緒にいると傷の舐め合いしてるみたいで落ち着くのかな…とか。

ただ私は、学生の時に人間関係で泥沼に落ちてしまった事もあり、相手を理解したくて心理学に関する記事とか本とかをかじるようになり、そしたら自分のことも少し見えてきて、今じゃ、調子のいいときは
「人生、楽しい方がいいに決まってる」
って思えるところまで開き直れたんです。

それでも、恋愛に関しては経験値なさすぎて躁鬱並みに不安定で。(外からはそうは見えないと思いますが笑)
それで、自分の今の不安(会いた過ぎるとか笑)をとりあえずなんとかしたくて再び心理学関係のサイトを読み漁っていたら、こちらを発見しまして!

過去の記事を読んでいて、とても良かったもので。
珍しくちょっと送ってみたくなったのです。

前置きが長くなりましたが、
きっと彼、もうちょっとだけ自信を持てたら、もうちょっと楽になれると思うんです。
自己肯定感低男君に、自称彼女候補が何かしてあげるとしたら、何ができるんでしょうか…。

もしネタになりそうだったら、使ってください。
それでは、また過去の記事を読み漁りに戻りたいと思います。
失礼致します!
(Aさん)

とりあえず、この本を自分用と彼用に2冊お買い求めいただく、というのはいかがでしょう!!!

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

一緒にワークをやっていったりするといいかもですよー!!

自己肯定感低男くん・・・いい命名ですねえ。頂きます!笑

こういう素質満載な男の子を見つけると、ついエサに見えて涎を垂らしてしまう自立系武闘派女子の皆さんは、とりあえずサクッと食っちまう、という暴挙に出ることもよくあるのですが、Aさんはちゃんと我慢しててえらいですね(笑)

何かしてあげたい!と思うでしょう?
彼がもっと自分を肯定できたら楽になるのになあ・・・
彼がもっと完璧主義を手放せたら楽になれるのになあ・・・

しっかり者の長女だったら尚更放っておけなくなりますよね。
そうじゃなくても、助けたい症候群な女子たちはついつい何かしてあげたくなっちゃいますよね。

できることっていっぱいあると思うんです。
でも、その前に2つ押さえておきたいポイントがあるのですね。

1つめ。
彼が完璧主義であるからこそ、得られてるものってない?という見方。

完璧主義な人は完璧主義であるがゆえに自信が持てず、自己肯定も苦手です。
こんな自分じゃダメだ、もっと頑張らなきゃダメだ、もっとちゃんとしなきゃダメだ、と自分に鞭を打って頑張っています。

でも、それゆえに例えば、仕事がきちんとできる、とか、人からの信頼を得てる、とか、将来の目標に向けて頑張ってる、とか、この10か月で人としてもめっちゃ成長してる、とか、あるのかもしれません。

感情的になれずに黙々と仕事をこなしていく職人タイプかもしれませんよね。

例えば、芸術系の人はけっこう完璧主義の人も多くて、それがゆえに誰も表現できない世界を自分らしい世界観で表現しているものです。

だから、その人は完璧主義であるからこそ苦しむ一方で、完璧主義だからこそ、素晴らしい仕事をしていたりするのです。

もし、彼がそれを手放してしまったら、失うものもあるかもしれないですよね。

長所と短所ってウラオモテで実は同じもの、という見方をよくお勧めしています。
怒りっぽい人だけど、バイタリティが旺盛で、どんどんみんなを引っ張っていくリーダーシップが取れる人でもある、とか、優しくて思いやりのある人だけど、優柔不断で何を考えているのか分からない人、とか、すごく明るくて元気で前向きで楽しい人だけど、私が悩んでいても全然共感してくれないし、分かってくれようともしない、とか。

彼が完璧主義で、自己肯定感が低いからこそ、得られてるもの、ないでしょうか?
そこに目を向けてみるのも大事なことだと思うんです。

苦しい面もあるけれど、完璧主義だからいいところもあります。
自己肯定感が低いのは自信を持ちにくいけれど、その分、いいところがあるものです。

2つめ。
彼はそれを望んでるんじゃないの?という見方。

私たちは良く人を自分の価値観で判断してしまいます。
「自己肯定感が低いのはダメだよ。もっと高くした方がいいよ」
って思ってしまうように。

それは自分が自己肯定感が低いのは良くないという価値観を持っているからなんですよね。

彼は望んでその状態にいるんじゃないかなあ?というのも大切な「受容」の見方です。
つい何かしてあげたい人は、彼を変えようとしてしまうことが多いものです。

「それって良くないよ。辞めなよ」って思ってしまうわけです。

でも、彼はその状態が案外気に入っているのかもしれないんです。

実は私たちが「変わりたい」と思っているのに「変われない」というのは、そうした「案外、今の状態が好きなんじゃない?」というケースもあるんです。

勝手知ったる我が家のように今の状態を感じてるんです。
この家、けっこうボロが出て来てるし、立て付けも悪いし、家具も水回りもちょっと古ぼけているけれど、なんか愛着があるんだよなあ、新しい家もいいけど、今の家も案外気に入ってるんだよなあ、という風に。

悩むのが好き、とか、悩んでるのが自分、というアイデンティティを持ってる人もいるんです。周りから見れば「それって苦しそうだなあ」と思うけれど、案外本人はそれが自分だと思っているから、傍目ほど苦しんでなかったりします。

それに自分を変えるって自分の意志ですもんね。
周りがぎゃーぎゃー言うても、全然響かないことも少なくないわけです。

だから、今の彼をそのまま肯定してあげること、をよくお勧めしてるんです。
それが彼だもんなあ・・・と。

そうして、今の彼に価値を見てあげて、そして、自分が彼を肯定してあげること、これも「彼にしてあげられること」です。

むしろ、「今の状態は苦しいよ!早く抜け出そうよ!」ということ自体がお節介というか、過干渉というか、いらんお世話であることもあるわけです。

だから、心理学やカウンセリングの世界では「相手を変えるのではなく、まず自分を変える」という話をするわけです。

そして、「彼がこうなったらいいな。こういう風になればいいのにな。」と思うことをまずは自分が実践していくわけです。

「彼がもっと自信付けたら楽になれるのになあ・・・」というのは、彼のことのように見えて、実は自分自身のことなんです。

だから、まずはAさんが自己肯定感をあげて、自信を付けることに意識を向けることをお勧めしたいのです。

そしたら、彼のことをもっと許せるようになると思います。

そういう彼にしてあげられること、実はいっぱいあるって言いました。

・価値を見て伝えてあげる
・この半年、1年で成長したところを伝えてあげる
・彼の話を聴いて共感してあげる
・彼を励ましてあげる
・「すごいねえ!」って言ってあげる
・寒くなって来たからデートの時にコーヒーを買っていってあげる
・疲れてるんなら何もしないで過ごす時間を作ってあげる
・美味しいお店に連れて行ってあげる
・一緒にスイーツを食べてあげる
・私の家に招いてご飯を作ってあげる
・彼の服を選んであげる
・大丈夫?ってちょくちょくラインとかしてあげる
・頭をよしよししてあげる
・彼の好きな場所に一緒に行ってあげる
・好きって言ってあげる
・自分から襲ってあげる
などなど、ほんとうにたくさんあります。

彼が喜ぶんじゃないかなあ?と思うことをどんどん与えてあげるといいんです。
自分のペースでね。
そうすることで、彼の「ツボ」が分かってきます。喜ぶツボ、笑いのツボ、、、つまり、彼のことが理解できるようになっていくんですね。

だから、自分が良かれと思うことを与えてあげることが基本なのです。

でも、その場合にも大切なのは自分自身です。
自分が元気じゃないと与えたくても与えられないし、自分の自己肯定感が低ければ、彼の自己肯定感をあげてあげることは難しいですね。

もし、「恋愛に関しては経験値なさすぎて躁鬱並みに不安定で」ってことなら、まずはAさん自身がまずは過去の恋を清算してみるのもアリですよね。

だから、なおさら、まずは自分、というわけです。

ということで、ぜひ、この本も参考になさってみるといいですよ

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

そう、結局は大いなるステマなのでした(笑)


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