(ライフワーク本、実践レポ)もうこれからは迷うことなく私らしいライフワークを生きていこうと思います。




つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法

ありがとうございます~!!
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素晴らしいレポ!

私は長いあいだずっと仕事について悩んできた。できることなら、生きがいになるような仕事につきたかったが、そういう仕事に出会えずいつも迷っていた。
本書では、ライフワークのことを「『仕事だけ』ではなく、もっと広い意味合いで『自分らしく幸せに生きる生き方』」そのものととらえている。そういうことなら、仕事も含めてこれからどう生きていけばいいのかが分かるにちがいないと信じて、本書に書かれているとおり「7日間のプログラム」にしたがって実際に取り組んでみた。

〔1日目 自分に許可を出す〕
ライフワークを生きたいと思っても、私はまだ具体的にどうしていいかわからなかった。それに、やりたいことをやるとしても、世間的に認められない生きかたではダメだとも思っていた。「オトナなんだから〇〇すべき」とか「そんな自分に都合のいい考え方ではいけない」といった常識や親の価値観にも縛られていた。
「1日目セクション」を読んでよくわかったが、私はまだ「やりたいことをやっていい」という許可を出せていなかったのだ。それで「どうすれば、自分に許可が出せるのか?」という方法は、このセクションに書かれていたのでそのとおりに実践してみた。
さらに章末にあるワークは十分時間をかけてノートに書き出した。

〔2日目 ライフワークに必要な自己肯定感を高める〕
私は現在失業中だ。そういう自分を「すばらしい」と思うのはなかなか困難である。しかし「できることを受け入れ、できないことを受け入れる」のが「自己肯定感をあげる方法」だという。私はどこに勤めてもすぐに辞めてしまうが、それが自分なんだなあ、それでちっともかまわないよと自分にやさしく言い聞かせた。同時に、いま会社へ行かなくていい状態はとても幸せなので、それもそのまま受け入れることにした。
本書に沿って、他人の目など一切気にせずにただひたすら「自分はどう感じているか? 何が好きか?何が嫌いか?」ということにフォーカスしていくと、心が次第におだやかになっていった。
このセクションには「好きなものを知られるのは恥ずかしい?」という項目があったが、そのとおり、私はものすごく恥ずかしかった。すると「恥ずかしい、という感情の裏には何が隠れているか?」について解き明かされており、それがかなりショックだった。そうだったのか、だから私は好きなものをすなおに認められず、むしろ禁止していたのだなあ。
また、「最高のものを自分に与える」という課題があり、しかもそれをお金をかけずに実践するやり方が記されており、これをすぐに試してみたところ、お、スゴく効果あり!
いいねえ、気分がぐっと持ち上がった。
ほかにも、自己肯定感をあげるための方法がたっぷり紹介されている。そのうちのひとつが「感謝する」ということなのだが、私はずっと苦手で避けていた。しかし、そういう抵抗を感じたときにどうしたらいいのか?というアドバイスまで書かれている。そういった細やかな配慮に、著者である根本先生の思いやりが感じられ、感謝できない自分を責めることなく「それが私なんだ」と受け入れられた。

〔3日目 ライフワークを生きるための材料を集める〕
このセクションでは、自分のライフワークを見つけるための具体的な方法がさまざまな角度から取り上げられている。ただ非常にボリュームがあって、書かれているとおりに実際考えたり書き出したりするのにかなり時間がかかる。また、ポジティブな感情だけではなく、ネガティブな感情に対しても向き合っていく。このネガティブな要素にも着目するというのが本書のユニークなアプローチだと思うが、やってみるとなかなかつらい。これまでイヤだからフタをしてきた部分をほじくり返さないといけない。
さらに私は、「自分が抱えている問題から才能や魅力を見つける」という課題でつまずいてしまい、とうとう読み進めることができなくなった。で、結局それから10日間中断してしまった。しかし、そのあとに再開したときは、意外にもスムーズに突破することができた。
そのときは「才能の見つけ方のヒント」の箇所がストンと腑に落ちて、自分の才能や魅力をたくさん書き出すことができてすがすがしい気もちになれた。
また、読むのを中断していたときも、「自分に対する問いかけ」や「お勧めの言葉」は別の用紙に書き写して毎日つぶやいていたので、その効果もだんだん実感できてきた。
こうして本書にしたがってすべてのワークをやり終えたころには、「自分がいちばんやりたいことは何か?自分がもっとも満たされるものは何か?」が次第に明らかになってきた。
それは「仕事」ではなかった。では「趣味」かというとそれもしっくり来ない。趣味よりもっと重みがあって大切なもので、私がずっと以前に知っていたものだった。

〔4日目 ライフワークを描く〕
4日目セクションにさっと目を通すと、「ある場所」で取り組むといいと書かれていたので、まずはその場所を選んでみた。ネタバレになるのでどういう場所なのかは伏せておくが、場所選びの段階ですでに気分がよくなってきて、そこへいそいそと出向いた。
そしてついに「ライフワーク・ストーリー」の作成に取りかかったが、……意外にも自分でウンウン考えたり悩んだりする必要はまったくなかった。というのも、本書ではいくつかの段階を踏んで徐々にレベルアップして、最終的にライフワーク・ストーリーを描けるようなしくみがちゃんと用意されていたからだ。
私はこれまでライフワークを文章で書くなんて全然やったことがなかったが、本書の内容にしたがって簡単にできるワークから順番に取り組んでいくうちに、いつのまにか最後にはストーリーが出来上がってしまってとても驚いた。しかも楽しい!
そして、そこに至るまでの各段階では非常に豊富な実例、選択肢やスタイルがあげられており、それらがたいへん大きな助けとなった。自分に当てはまるところや魅力的なところにマーカーを引いてみると、ながめているだけでも内面が生き生きしはじめてきて、それに触発されて自分のライフワークがふっと思い浮かんでくるのだ。
さて、ライフワークを実現するためのパターンは二通りあるという。ひとつは「目標達成型」で論理的に計画を立てて実行するもの。もう一つは「天命追求型」という実行スタイルで、目標設定よりも感覚や直感を重視するものだ。
私はずっと以前から計画を立てるのが非常に苦手で、かつ気分のムラが大きく、壮大な目標を掲げてはまったく実行できずに挫折することばかり繰り返してきた。
ところが「天命追求型」のパターンであれば、「ライフワークを生きている自分が感じている感情を先取りするだけ」で、夢が叶ってしまうらしい。え?
目標とかめんどくさい計画がいらんの?! そんな一見ユルいやり方でどうして?
このたいへんそそられる「天命追求型」パターンが、随所で紹介されているのでとてもありがたい。
それにはじめてわかったが、「計画や予定を立てられない」ということに劣等感を持つ必要はまったくなかったのだ。それは単にタイプがちがうというだけで、自分は「天命追求型」なんだとわかってホッとした。いつも私は「突然なにかが降って湧いてきてバタバタ動く」のだが、そういうタイプの人はムリに計画を立てなくていいわけだ。
本書では「ライフワーク・ストーリー」を実現するために「行動指針」も作ることになっているが、この行動指針も目標設定型と天命追求型のそれぞれに向いた作り方を解説してくれている。

〔5日目 心理的ブロックを取り除く〕
このセクションでは、ライフワークを生きるときに出てくる代表的な心理的ブロックが紹介されており、それを解消するための方法が記されている。
じつは、昨日書いたライフワーク・ストーリーを今日読み返してみると、かなりイヤな気分になった。「そんなことが実現するわけないよ。これまでなにをやっても長続きしなかったのに……」という苦い思いが湧いてきたのだ。
しかし、5日目セクションを読んでみると、そういうネガティブな感情が大きければ、それだけライフワーク・ストーリーが魅力的な証拠なのだという
では、そういうネガティブな思いが湧いてきたときにはどうするのか?
そんなときは「心との対話」がとても大事で、その具体的なやり方がわかりやすく解説されていた。それは、やさしさや温かみがこもった口調で語られており、ありのままの自分を受け入れるとはこういうことなのかとしみじみ思わせられた。
その次に、どのような行動を取ればいいのか?
「行動する」ということは、私にとって非常にやっかいだった。なぜなら、私はなかなかやる気が出ないからだ。なにをするにしてもめんどくさい。たとえライフワークを生きるためであっても、とにかく「めんどくさいし、しんどい」。経験がないことをはじめようとしたらなおさらだ。この年季の入っためんどくささにどう対処したらいいのだろうか?
そうしたら、なんとこの難題にもどうすればいいのかがちゃんと提示されていた。あまりにも意外なことで、とくに天命追求型に対するアドバイスにはびっくり仰天。ネタバレ防止で具体的に書けないのが残念だけど、あ、それだったらできる!動ける!と私にもすんなりできてしまった。
「やる気を出すにはどうしたらいいか?」に対する回答は、ネットで検索すればありふれた答えが山ほどヒットするが、本書に書かれているような心の本質に迫る方法は皆無である。さすが延べ数万人をカウンセリングしてこられた根本先生ならではの効果的な方法だ。そして、それはそのままモチベーションを維持する方法でもある。すごい!
さらに大きな壁として立ちはだかる「お金の問題」。私が描いたライフワークはかなりお金がかかるものだった。いま失業中で食費すら切り詰めているのに、いったい生活費以上にどうやってお金を工面したらいいのだろう?
しかし、だれもが悩むお金に関しても、本書は「ライフワークを生きるにふさわしい心の在り方」はもちろんのこと、それに加えて地に足の着いた堅実なプランも提案してくれている。実例もたくさん紹介されている。それらを熟読しているうちに「お金が問題」なのではなく、「『〔お金が問題〕と思い込んでいる心』が問題」なのだと気づいた。そして、お金に振り回されること、すなわち「お金軸」を手放し、ライフワークを実践していけばきっとなんとかなるはずだと思えるようになってきた。

〔6日目 ライフワークを生きるマインドを整える〕
いちばんはじめに、ライフワークをサポートしてくれる「チームづくり」をするようにと書かれていて、正直なところ、いやコレは苦手だなあととまどった。
けれども、そのメンバーの選び方は予想外なものもあって驚き、それならば私にもできそうだった。「喜びを分かち合える仲間を増やす」ということも、ほとんど友だちがいない私にはハードルが高いけれど、これからでいいのでそういう意識を持ってひとと関わっていこう。
まずは、思い切って妹にメールを出した。自分のライフワークをいきなり話すのは勇気が必要だったけれど、ありのままを書いて、「できれば応援してください」とお願いしてみた。しかし返事は来なかった。私はとてもがっかりした。
だが、こんなケースをどうとらえたらよいか?ということが「5日目セクション」に書いてあったのを思い出した。「ライフワークを生き始めたとき、身近な人がどういう反応を示すか?」とか「周りからの嫉妬にどう向き合えばいいか?」など、一見ネガティブな反応をする人の心理や、それに対して自分はどう考えればよいかということがちゃんと示されていた。
妹はここしばらく無休で働き続けている。そういう無理をしているのはきっと自己肯定感が低いからだろう。そんな状況では気もちにゆとりがなくて、姉ののんびりした夢などを応援する気になれなかったんだと思う。
ちょうど「6日目セクション」の課題のひとつに、「ライフワークが実現した前提で生きる」というものがある。まだ実現していない今の段階で、「ライフワークを生きている自分だったら、こういうときどうするだろう?」という意識で生活してみるという提案だ。
これにしたがって、今自分がすでにライフワークを生きていたら……と想像すると、とても豊かな気分になり、妹のことでクヨクヨしていた気もちがスッとやわらいだ。そして、妹にいたわりと感謝の気もちを伝えるメールを送ることができた。
また、「ライフワークが実現した前提で生きる」ということには「ライフワークを生きている自分がするであろう行動を今、できる範囲でやってみる」ことも大切で、実例として根本先生がじっさいにやっていたその「行動」が明かされていて、これにはちょっと驚かされた。あ、そういう思いを込めてそんな行動をすると、ちゃんとライフワークが実現(ベストセラー作家になること)するんだなあと感心した。
そして、モチベーションを維持する方法も紹介されており、しかもそれは「実は一番簡単な成功の方法ではないか」とまで記されていたので、これは絶対にやってみようと決心した。
ネタバレ回避で具体的に書けないことばかりだが、「うまくいかないことにもワクワクするようになる方法」という画期的な発想も紹介されていて、これにはもう思わず唸ってしまった。だれにでもできる最強の切り札とも言えそうだ。

〔7日目 ライフワークを生き始める〕
本書に取り組みはじめてもう17日間が過ぎた。途中、自分と向き合うことがしんどくて中断していた時期もあったのだが、その難所を乗り越えてからはワークもスムーズにこなせるようになってきた。
今日もまず、「4日目セクション」で作成した「ライフワーク・ストーリー」を読み返してみたが、……その夢が実現したときの「至福の悦び」がまるでいい香りのように立ちのぼってきた。ああ、きっと大丈夫!
私は将来必ずその場所へ辿りつけるはずだという思いに満たされた。

そして、ライフワークの実現を支える仕事(本書ではこれを「適職」と呼ぶ)について、これまで不安を感じていたけれども、いや、これからはライフワークを生きていくのだから、適職の仕事をやっていてもきっと「過去とはちがう感じ方」になるだろうという予感がした。
今日はいよいよ最終日。まさかこんなに短いあいだに、自分のやりたいことがくっきり浮かび上がってくるとは思いも寄らなかった。そして、まだ実現していないというのに、すでに「実現後の悦び」を実感できるなんて!
この本、ちょっと怖くなるほど効果がある。
いったいこの変化は何なのか?そしてこれからどうなっていくのか?という疑問に対して、この「7日目セクション」はちゃんとこたえてくれていた。
驚いたことに、このような変化は「すでにライフワークを生きている」から生じているようだ。さらにライフワーク・ストーリーをブラッシュアップすることも、先生の実例をあげて記されていた。
それに加えて、励みや道しるべになったのが「人生はこのように変わっていく」というテーマで、じっさいに「ライフワークを生き始めた人たちの変化」が10例も掲載されていたことだった。
7日目の章末ワークは、私にとって取っつきにくいものだった。しかし「私らしいワークでいいや」と肩の力を抜いて、6日目セクションのチームメンバーを思い浮かべながら、最後のワークを書きつづった。

〔そして8日目〕
知らず知らずのうちに、私はもうライフワークを歩み出していた。その道は、ウキウキというよりむしろ、だれかに静かに寄り添い見守ってもらえるような雰囲気に満ちており、私はすっかり安心しきってゆっくりマイペースで一歩一歩進むだけでよかった。
これまで長いあいだ、私はなぜこの道を見失っていたのだろうか? その理由は本書を読み終えた今、はっきりとわかった。
それは、「仕事=だれかに認められること」と思い込んでいたからだ。「だれもが認めるりっぱな仕事しか価値がない」とかたくなに思い込んでいたためだった。しかし、本書を読んでようやく気がついたが、それはそもそも「両親に認められたい」という思いが元のカタチだったのだ。それはまた、私が両親を深く愛していたからでもあり、両親もまた私に愛を注いでくれていた証拠でもあった。
しかし、ここに来てやっと私は「自分の人生」を歩みたいと思った。何のために生まれてきたのか? その答えを自分で探り当てたいと思ったのだ。
そして、……見つかった!
こんなに早く辿りつけたのは、7日間シリーズの前作「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」のおかげでもある。あの本で自己肯定感をアップできていたため、自分の思い込みが「他人軸」であることに気づいて、それを手放すことができたのだ。

そして、本書のエピローグ「8日目以降の過ごし方」を読んでいるときに、ハッと気づいたことがあった。それは、いまもう「すでに叶えられている夢がたくさんあった」ということだ。
本書を読むまえはまったく自覚がなかったが、いま自分のライフワークが現れてきて、これからどうしようと具体的に考えていたら、「え?もうすでに手に入っているものもたくさんあるじゃないか!」と気づかされたのである。
少なくとも6割ほどはもうすぐそばにあった。つまり、目の前に「ある」のになぜかそれらが「見えていなかった」のだ。あって当たり前になってしまっていて、それらの価値がわからなかった。
だから、……それに気づくだけでもう幸せであり、ずっと以前からすでにライフワークを生きていたわけだ!
ああ、こんなどんでん返しがあるなんて、最後の最後にまた大きな気づきをいただいた。

根本先生、またしてもすばらしいご本をありがとうございました!
この本のおかげで、私はやっと自分のライフワークに辿りつくことができました。
もうこれからは迷うことなく私らしいライフワークを生きていこうと思います。
(MAさん)


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