かつては可愛かった後輩に最近ムカつくんです。



自分の設定している枠をはみ出ることを相手がしてる時にムカつきます。
だから、あなたを怒らせる相手はあなたの枠、器を広げてくれる存在なのです。
ムカつくだけムカついたら、その恩恵を受け取りましょう。

今日はリクエストにお応えしたいと思います~!

********************
怒りについて。
会社の後輩(女性)に毎日イライラムカムカします。
唯一の後輩なのですが、とてもしっかりしていて、私がやってほしいことを察して動いてくれて、最初は「よくできた子だな~」と好意的に思っていたのですが、最近は何をしても怒れてしまいます。

目の前に座っているので行動が全部見えてしまい、隠れてコソコソ手紙やイラストを描いている、私用携帯やIPODを充電している、大あくびばかりしている、などいちいちむかつきます。
仕事がんばっててもそれはそれでむかつきます。(負けたくないんです)
一番むかつくのは、何か話しかけても(天気とかたわいのないことでも)すぐに否定してきて、自分の正しさや知識をひけらかしてくるところでしょうか。
かと言って何も言えず、いい先輩のフリしてるんですが…

頭に血がのぼって毎日しんどいです。
気にしなければいいのに、と思いつつ、気になって仕方ありません。
そのうち、悪質ないたずらをしてしまいそうです。。
怒りが収まるには、どうしたらいいのでしょうか。
(匿名さん)
********************


一つの理由として、その後輩が成長してきたんです。つまり、ちゃんと仕事ができるようになり、匿名さんの「競争相手」として十分な実力を付けてきたからムカつくんじゃないでしょうか。

逆にその後輩も自信を付けてきて、先輩の言うことを聞くだけでなく自分なりの意見を言いたくなってきたんでしょう。
だから、いちいち匿名さんの言うことを否定するし、私すごいでしょうアピールをされるのかもしれません。

反抗期って子ども時代だけじゃなく、私たちは色々なところで経験をします。
先輩と後輩にもそんな関係があって、最初はかわいい子がだんだん自己主張してウザくなったりするものです。
今までは可愛かったところも憎らしく思えることだって珍しくありません。

匿名さんと後輩との関係もまた新しい段階に入ってきている、と言えるんです。

親子関係でも上司と部下の関係でも起こることですが、だいたい子どもって親の苦手なところを付いて来るものです。
綺麗好きのお母さんに汚す息子、きっちり仕事する上司に適当な部下。
コントラストが見事に出ます。

まさにバランスの法則ですね。
だから、反抗期に入ってくるとお互いに相手がシャドウになります。

匿名さんにとっては後輩がまさにシャドウなんです。
だから、怒りが出まくります。

でも、実はこの「怒り」が出る理由はごくごく簡単で、自分の思い通りにならないからなんです。つまりそこには結構「ニーズ(欲求)」や「期待」があります。

綺麗好きなお母さんは息子が汚すと怒ります。
それは「きれいにしておきたい」というお母さんの思いを、息子が踏みにじった(と感じている)からなんです。

つまり自分が設定した枠内に相手が収まらないと怒りが出て来るんです。
だから、匿名さんが後輩にムカつくところは匿名さん自身が禁止していたり、期待していたり、こうあるべきと思っているところで起こるんじゃないでしょうか?

だから、後輩にムカついたときは自分を見つめ直すときです。
もちろん、怒りが出て来た時にやると苦しいので鎮まったあとで大丈夫です。
「自分は何を期待しているのか?」
「自分は何を求めているのか?」
「こうすべきって何を思っているのか?」

そうした思いを手放していくこと(それは後輩を受け入れることと同義です)で、後輩に対する怒りは出て来なくなるでしょう。

つまり、後輩はそういう態度を通して匿名さん自身の成長を促してくれているのです。
もっと器の広い人間になれるように。

後輩が成長して来てるとしたら、先輩としてはそれを潰すのではなく受け入れられるようになりたいですよね。
そのために今一度自分自身が成長する時期だと腹をくくって頂けたら幸いです。

そんな後輩への接し方について。
ムカつくときはムカついて下さい。
鎮まったら先ほどお話ししたように、そのことが何を教えてくれてるのか考えてみましょう。

その一方で、意識してやって頂きたいことは「後輩の価値」を見続けること。
「サボってるけど、数字はきちんと合わせてくる」
「なかなか要領がいい」

そんな彼女のいいところを見てあげてください。

ムカつくこともあるけど憎めない・・・そんな相手になれたらいいですね。

毎日使える心理学講座

 ★好評発売中!根本裕幸の近著。
こじれたココロのほぐし方 頑張らなくても愛されて幸せになる方法

あわせて読みたい