アドバルーン~目標を持ってることで安心する心理~



目標を立てるとなぜか安心してしまい、そこに向かえない方のご相談をよく頂きます。
人の目気にしてない?燃え尽きてない?そんな背景が気になるところ。
改めて自分と、その感情と向き合う時かもしれません。

「売り上げ800万達成が目標です!」
「新規顧客、今月中に10社!」
「今度こそちゃんとした彼氏欲しいんですよ」
「こういう資格を取ろうと思うんです」
「もう浮気しません!」

等々、様々な目標を持っている私たち。

それに向かって毎日試行錯誤されてる方も多いと思います。
(そんな目標や夢を応援するのが私のしたいことの一つ。ライフワークです。)

ところが、私たちのマインドはそこにも「罠」が仕掛けられてることがよくあるんです。


「目標があることで、何となく安心する」→だから特に何もしていない。
「頑張ってるぞ!って気がする」→けど、何もしていない。
「何もしてないよりも全然マシ」→実際何もしていない。

何となく目標を掲げた時点で満足というか、安心してしまうんですね。
「私、怠け者なんでしょうか?」
って言われますけど、実はそんなことはありません。

学生時代、試験前に過去問や授業のノートのコピーを手に入れると何となくもう単位が取れたような気がしていました。もちろん、実際はそんなことなくて直前に慌てて勉強するんですけどね。

そんな感じに似てるかもしれません。

人から押し付けられた目標について、本音では同意していないのはもちろんなんですが、自分で設定した目標なのに何もしないのは何故なのでしょう?

これって特に頑張り屋さんに多いと思うんです。
ある種の「デッドゾーン」に近いところにマインドがあるのかもしれません。
だから「疲れてませんか?」「燃え尽きてませんか?」とお聞きしたりします。

目標を定め、そこに向かって努力する、というプロセスそのものに疲れてしまっているのです。

また、その目標、もしかすると「人目を気にした、周りの期待に応える」ための目標なのかもしれません。
すなわち、ほんとに達成したい目標なのか、自分や周りをとりあえず満足させるための目標なのか、なのですね。

だから、「どうして800万なの?実際どうなの?先月はどれくらいなの?どうしてその数字なの?」などのいや~な質問をしていくと、答えに詰まるようになっていきます。
しっかり自分を見つめて出した目標ではなく、誰かの目を意識して作ったものだから。

でも、その人の目、周りの目、世間体を気にしながら生きることが当たり前になると(これは私たちみんなに言えることですけれど)、自分でも無意識に「他人が喜ぶような目標」を立てるようになるんですね。
そして、それが自分自身への期待(これくらいできなきゃいけない、これくらいできるはずだ)になることもあります。

だから、その目標がほんとに自分のしたいことだと“勘違い”してることも実に多いんです。

「本当に達成したいことを目標にしてるつもりなんですが・・・」とおっしゃる一方で、心の中にどこか乾いた部分を持っているんです。

私も実はそういうところがいっぱいありましたね。
「これ、本当にしたいこと?」って自分に問うのが怖くなるくらいに。

本当はそんなことしたくないわけですからうまく行きませんね。

そもそも、

「~した方がいい」
「~しなきゃいけない」

って思いは、本音では「したくない」と思ってるときに出て来るものです。

じゃあ、どうしたら本音になるの?というと、やはり自分の感情とちゃんと向き合ってあげることですよね。
自分が何がしたいのか?何が好きなのか?どうしたいのか?どうなるのが幸せなのか?
自分に問い続けることですね。

好きなことをしてくださいね!ってよくお伝えするのもそのためです。

だから、そのために一旦リセットして、日常を離れて、自分を見つめ直してみることも有効なことです。
ちょうど年末年始でお休みの方も多いと思います。
付き合いもあるかもしれないけれど、ひととき自分のための時間を作ってみてはどうでしょうか?

私も温泉とかホテルのラウンジとか景色のいい場所とか、心がパーッと開きやすい場所に足を運んで、自分、何したいんだろう?これでいいのか?と自問自答する時間を作っています。
そうしないとすぐに詰まりますから。

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