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つい「あのときこうしていれば」と思うことありますよね。
それが強くなり過ぎると、「今」に生きられなくなり、かつ、依存症のように取りつかれてしまいます。
今に意識を向けること、未来に夢を描くこと。
それらが救ってくれそうです。
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「あの提案を受け入れていたら今頃は成功していたかもしれないのに。」
「あそこで会社を辞めなければ、今頃もっと楽になっていただろうに」
「あの人と結婚していてれば今は幸せになっていただろうに。」
後悔の思いとして語られるこうした思いの数々。
皆さんも少なからずあろうかと思います。
「ま、そんなこと言ったってどうしようもできないしな」と吹っ切れる場合がほとんどかと思うのですが、あまりにその思いが強くなり過ぎて、すっかり捉われてしまう場合もあります。
最近、そんなご相談が続いたので、ちょっとネタにしてみようと思いました。
「過去」であるがゆえに、いくらでも想像ができるんですよね。
検証不可能ですし、結論は出ませんし。
「あの彼とずっと一緒にいたら、今はもっと幸せだったに違いない」と思い始めて、あれこれシミュレーションして「でも、結局彼のことを私は信頼できずに別れたんだ。それで良かったんだ」と結論を出しても、次の瞬間に「当時の私は幼かったし、今の私だったら彼を信頼できたかもしれない。ということは、やっぱり・・」と再びシミュレーションモードがスタートするのです。
「過去」である、ということは、どうにもできないこと。
どうにもできないこと故に、いくらでも想像が可能なんです。
でも、そうして過去に捉われてしまう唯一の理由、何か分かりますか?
「今」が幸せじゃないからですね。
だから、過去に思いを飛ばしてしまうのは、現実逃避なんです。
今、が辛いから、過去、に行くのです。
そして、今、が幸せでないことを証明するかのように、過去をあれこれシミュレーションしてしまうんです。
特に女性は意識を過去に起きやすい生き物ですから、なおさらです。
(このことは拙著「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」に詳しいです。宣伝です!)
でも、そうすると、ますます「今、幸せじゃない」ことが正当化されるんです。
「あそこで、彼と別れたから、今、幸せじゃない」ことにお墨付きが与えられちゃうんです。
これってまずくないですか???
ますます今と向き合えなくなってしまいます。
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でも、過去のシミュレーションをしても現実が変わるわけではありません。
(ますますしんどくなることはあれども)
だから、ますます過去に意識を飛ばしやすくなるので、ある意味、「依存症」と同じ状況になるんです。
やめなきゃと思うんだけどやめられない。
気が付けばしてしまう。
それを辞められる自信もなければ、勇気もない。
タバコ、お酒、甘い物、ギャンブル、買い物・・・そうした依存症に見られる思いと同じなんです。
そして、“簡単にやめられる”と思うところや“自分はそんなに深刻じゃない”と思うところも、これら依存症と似た感じになります。
だから、すごく決意がいるんですね。実は。
そして、依存が絡むだけに、頑張るってことも必要なんです。
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だから、まずは「今」に意識を向けられるレッスンをしていきます。
・今、自分に起きていることを確認すること
・今、自分ができることを何でもいいのでやってみること
・今あるものに感謝をすること
そうして、「今」に自分を取り戻していきます。
あるいは、ヴィジョンを描いていきます。
例えば、甘いものを辞めるのも「痩せてきれいになりたい」という思いがあるからですよね。
その目標があるから、我慢できたりするんです。
何のために過去のシミュレーションを辞めるのか?
そのヴィジョンを描いていくことで、今、に意識を向けやすくなりますね。
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過去に起きたことはすべて予定通り。
これから起きることはすべて自らの手の内にある。
この言葉を私はとても気に入っています。
どうにもできない過去のことを思い出して苦しむのは、ほんとしんどいこと。
だから、それは「予定通り」として、受け止めて、未来に向かって踏み出したいですね。
そのお手伝いもしていますので、必要ならば声をかけてください。